風呂敷遊びのアイデア
今回は、簡単布おもちゃ作りの最強な味方「風呂敷」を使った遊びと布おもちゃを紹介します。
最近あまり目にすることのなくなった風呂敷。45~50㎝の正方形の大きな布で、ものを包んで持ち運んだり、今ではファッションやインテリアとしても用いられていますね。
まずは “風呂敷の素敵なところ”
- 大きい
- 周りのほつれ止め加工済み
- 薄くて軽い
- 結んだりほどいたりしやすい
- 腰に巻いて、ドレスやベルトにする
- 頭に巻いて、帽子にする
- 物を包んで、バッグにする
- 長くつないで、ロープにする
※体に巻く場合は、必ず大人の目の届くところで。窒息、からまり等の事故を防止するようにしてください
保育室に風呂敷があると子どもたちも想像力豊かになり、
「ここ結んでー」
「これとこれ、つなげてー」
「落っこちないようにギュッとしてー」
など、声がかかります。
まだ「結ぶ」「ほどく」が難しい子どもには、保育者の手助けも必要ですね。
今回は風呂敷にほんの少し手を加えて、子どもが自分でも使いやすい布おもちゃを作ってみたいと思います。
材料と作り方
用意するもの
・風呂敷2~3枚・カチューシャ(100円ショップにもあります)
作り方
①風呂敷の角を斜めに折ります。②幅3㎝のところを縫います。(カチューシャが通る幅で) ③縫った筒の部分に、カチューシャを通します。
これで完成!プリンセスや花嫁さんのヴェールになりました。風呂敷を斜めに使うことで、カチューシャに通りやすく、風呂敷の長さを生かすこともできます。
更なるアレンジとして、カチューシャに2~3枚の風呂敷を通してみました。
こうすると布のボリュームがアップします。髪の長いプリンセスに憧れる子どもには、この風呂敷の束が豊かな髪の毛に見えてくるようです。
風呂敷の再活用であのプリンセスに変身
3枚の風呂敷を三つ編みにして、ヘアゴムでまとめてみました。
5歳の女の子は、さっそく頭にかぶり、 カフェカーテンを利用したレースのドレス をはいて「私、ラプ〇ツェルよ♡」「ごきげんよう~」と大満足でした。
風呂敷は、布端の始末をする必要がないので、手作りする時にも簡単に扱えるのが嬉しいですね。
最近は日常生活での出番の少なくなった風呂敷ですが、日本に昔からある優れた素材です。昔からのお宅の押し入れには何枚か眠っているかもしれません。
実は、私も今回、実家で「使わない風呂敷ない?」と声を掛けたところ、すぐに6枚ほど出してもらえました。子どものおもちゃなので、多少のほつれやシミがあったも大丈夫です。
おじいちゃんおばあちゃんのお宅などに協力を仰ぐと、園にも風呂敷が集まってくるかもしれません。豊かなごっこ遊びのアイテムとして活躍してくれる風呂敷、ぜひ活用してみてくださいね。
<お知らせ>
10月下旬、「ゆっこせんせい」著の書籍発売予定です。
詳しくはまたお知らせしますね。どうぞお楽しみに!
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