組み合わせで使う図案
一気に朝夕寒くなり、野山の紅葉が見られるようになりました。あちこちでクリスマスの飾りがキラキラ煌めいて、子どもたちにとってもワクワクする季節ですよね。そこで、今月の作例は「クリスマスのはんこ」にしました。クリスマスツリー、雪だるま、ベル、星にリボン。いずれも簡単なものばかりで、複数のはんこを組み合わせて押すような図案になっています。
彫り方
では、いつも通り全体の輪郭を彫っていきます。 ナイフが外向きに斜めになるように彫るのがポイントです。クリスマスツリー、星、リボンは、それでもう完成です。ベルは、吊り下げるところと中の動くところをくるっと中抜きにして下さい。
そうすることで、絵にメリハリがでます。三角刀でうっすら筋を入れるのも同じ効果です。
今回一番難しいのは、きっとこの雪だるまです。
顔の中と、お腹のボタン部分の彫り方にポイントがあるので、解説しますね。
お腹のボタンのように、小さくくっついていて、残さないといけない部分がある場合は、写真のようにボタンは全てまとめて残しておき、後からボタンとボタンの間をアルファベットの「I」の文字のように掘り抜くと良いです。
ただし、あまり深くナイフを入れると全体がぽろっと取れてしまいますので、浅めに慎重にナイフを入れてくださいね。
目と鼻の部分も、同じ方法で彫るのがおすすめです。今回は、敢えて別の方法で彫ってみましたので、そちらも覚えておいてくださいね。
まずは、内側の輪郭に沿ってナイフを一周させ、続いて目、鼻の周りに浅くナイフを入れます。その後、口元(ほうれい線にあたる位置)部分にナイフを入れます。すると、写真のように取れるはずです。いろいろな彫り方を試して、ご自身のやりやすい方法を見つけて下さいね。
試し押しとアレンジ
今回はシンプルなものばかりでしたが、押すとこんな感じになります。さらに、ツリーはこんなアレンジを加えることもできます。
ちょっと筋や穴を抜くだけで、雰囲気が変わりますよ。さらにペンなどで色を加えても可愛くなります。
年末に向けて忙しくなってくる時期ではありますが、ひと息いれながら乗り切りましょう。
ではまた!
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