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【作例】楽しく鬼退治ごっこ!布おもちゃの手作り的当てゲーム

布おもちゃの鬼退治的当てゲーム
人気の布おもちゃ作家で元保育士“ゆっこせんせい”によるコラム。今回は、幅広い年齢で楽しめる的あてゲームの作例です。一足早く節分がテーマになっていますが、2月に入ったらすぐなので、1月から準備ができるようにご紹介します。
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鬼退治の的あてゲーム

年が明けると、意外とすぐにやってくる行事が「節分」。今回は、お部屋の中でも、体ポカポカ盛り上がる布おもちゃを紹介します。

鬼退治の的あてゲーム

トイクロス(マジックテープがくっつく布)を使った、壁掛けタイプの布おもちゃです。
布おもちゃの鬼退治的当てゲーム
マジックテープをつけたボールを作って、鬼めがけて「鬼は~外~」と投げて遊びます。鬼に命中するとくっつくので、わかりやすいですね。

数がわかる年齢なら、何個あたったかな? という対抗ゲームにもなります。小さな子どもの場合は、鬼マットを床に置いて、ボールを投げたり落としたりしましょう。的に狙って投げるのが難しい月齢でも楽しめます。

用意するもの

  • 台布(キルティング生地など厚い布:100㎝×50㎝) ※使用する場所によって大きさは調節してください。
  • トイクロス(マジックテープがつく布)
  • フェルト(小さなパーツはフェルトも可)
  • 吊るすためのロープなど
<ボール1個分>
  • 布(直径18cm)
  • マジックテープ(ザラザラの方:4cm×4cm)
  • 綿
  • 輪ゴム

 

作り方

①トイクロスを鬼の顔・髪・角・表情の形に切る
②フェルトで小さなパーツを作る。(目・牙など)
③ ①、②を台布に縫いつける
④台布の周囲を始末し、吊るすためのロープを縫いつける
布おもちゃの鬼退治的当てゲームに的が当たっているところ
斜めから見た、布おもちゃの鬼退治的あてゲーム
⑤ボール用の布の中央にマジックテープを縫いつける
布おもちゃの的あてゲームの設計図

 ⑥「てるてる坊主」を作る要領で綿を詰め、輪ゴムで留める
布おもちゃ的あてゲームのボール


アレンジのポイント

くっついたボールを外す時に意外と力がかかるので、壁などに掛ける場合はしっかりと取り付けましょう。台布やボールのサイズは、遊ぶ環境や年齢によって調節してください。

それから、鬼の表情も自由にアレンジしてみてくださいね。子どもたちがお気に入りの絵本などを参考にするのも楽しいでしょう。「怖い鬼」「可愛い鬼」「かっこいい鬼」「ユーモラスな鬼」…いろいろあると思います。

もともと鬼は怖い存在ですが、保育の中で子どもの遊びに出てくる鬼があまりにも怖すぎてしまうと、せっかくの行事や遊びが苦痛なものになってしまいます。子どもの年齢などによって、程よく怖い鬼を表現したいですね。

私が鬼のおもちゃを作る時に「かわいい⇔怖い」の表現で注意しているポイントがいくつかあるので、表にしてみました。
布おもちゃで鬼の表情を作るときのポイント

こんな風に、各パーツでバランスを考えています。

今回ご紹介した『鬼退治の的あて』は、かなり「かわいい」よりになっていますね。鬼の顔のサイズが大きいので、怖い表情では迫力がありすぎると思い、表情はかわいい感じを心掛けました。

おもちゃ作りに限らず、保育室の節分装飾やイラストにも参考にしてみてください。

「来年のことを言うと 鬼が笑う」といいますが、「笑う門には 福来る」でもあります。鬼にも笑ってもらって、子どもも大人も、皆笑顔で新しい年を迎えられますように!


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ゆっこせんせい

この記事を書いた人

ゆっこせんせい

布おもちゃ作家。一般社団法人 布育普及協会 代表理事。静岡市清水区在住。十数年の保育士勤務と育児経験を経て、小さな頃から大好きだった手芸を生かし創作活動を始める。作家歴15年。
「“おもちゃ”は、子どもにとって、単なる暇つぶしの道具ではなく、成長・発達にとってかけがえのないもの」という考えのもと、育児や保育に役立つ布おもちゃを提案している。
保育雑誌「ピコロ」「ひろば」「ポット」で連載。「ラポム」「幼児と保育」などで執筆。

<ぬのいく協会HP>
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<ブログ>
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<布おもちゃ作家への道>
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