鬼退治の的あてゲーム
年が明けると、意外とすぐにやってくる行事が「節分」。今回は、お部屋の中でも、体ポカポカ盛り上がる布おもちゃを紹介します。鬼退治の的あてゲーム
トイクロス(マジックテープがくっつく布)を使った、壁掛けタイプの布おもちゃです。 マジックテープをつけたボールを作って、鬼めがけて「鬼は~外~」と投げて遊びます。鬼に命中するとくっつくので、わかりやすいですね。数がわかる年齢なら、何個あたったかな? という対抗ゲームにもなります。小さな子どもの場合は、鬼マットを床に置いて、ボールを投げたり落としたりしましょう。的に狙って投げるのが難しい月齢でも楽しめます。
用意するもの
- 台布(キルティング生地など厚い布:100㎝×50㎝) ※使用する場所によって大きさは調節してください。
- トイクロス(マジックテープがつく布)
- フェルト(小さなパーツはフェルトも可)
- 糸
- 吊るすためのロープなど
- 布(直径18cm)
- マジックテープ(ザラザラの方:4cm×4cm)
- 綿
- 輪ゴム
作り方
①トイクロスを鬼の顔・髪・角・表情の形に切る②フェルトで小さなパーツを作る。(目・牙など)
③ ①、②を台布に縫いつける
④台布の周囲を始末し、吊るすためのロープを縫いつける
⑥「てるてる坊主」を作る要領で綿を詰め、輪ゴムで留める
アレンジのポイント
くっついたボールを外す時に意外と力がかかるので、壁などに掛ける場合はしっかりと取り付けましょう。台布やボールのサイズは、遊ぶ環境や年齢によって調節してください。それから、鬼の表情も自由にアレンジしてみてくださいね。子どもたちがお気に入りの絵本などを参考にするのも楽しいでしょう。「怖い鬼」「可愛い鬼」「かっこいい鬼」「ユーモラスな鬼」…いろいろあると思います。
もともと鬼は怖い存在ですが、保育の中で子どもの遊びに出てくる鬼があまりにも怖すぎてしまうと、せっかくの行事や遊びが苦痛なものになってしまいます。子どもの年齢などによって、程よく怖い鬼を表現したいですね。
私が鬼のおもちゃを作る時に「かわいい⇔怖い」の表現で注意しているポイントがいくつかあるので、表にしてみました。
こんな風に、各パーツでバランスを考えています。
今回ご紹介した『鬼退治の的あて』は、かなり「かわいい」よりになっていますね。鬼の顔のサイズが大きいので、怖い表情では迫力がありすぎると思い、表情はかわいい感じを心掛けました。
おもちゃ作りに限らず、保育室の節分装飾やイラストにも参考にしてみてください。
「来年のことを言うと 鬼が笑う」といいますが、「笑う門には 福来る」でもあります。鬼にも笑ってもらって、子どもも大人も、皆笑顔で新しい年を迎えられますように!
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