布おもちゃ作りで使う縫い方
今回は、布おもちゃを作る時の縫い方についてご紹介します。YouTubeでも、いろいろな縫い方やステッチを紹介しています。それぞれ1分間程度の動画ですので、そちらもあわせて参考にしてみてくださいね。基本的な縫い方のおさらい
写真の「ワニのにぎにぎ」は水玉のダブルガーゼで作りました。この作品の作り方を例に、どんな縫い方がおすすめかを紹介していきましょう。まず、このようなものを作る時の基本的な手順は、
- 2枚の布を内側がそれぞれ表になるよう(中表)に重ね合わせる。
- 返し口を残して、ワニの形に縫う。
- カーブや角になる部分の縫いしろに切り込みを入れる。
- 返し口から裏返す。
- 返し口から綿を詰める。
- 返し口を縫い閉じる。
なみ縫い
「ワニのにぎにぎ」の作り方の場合「2.返し口を残して、ワニの形に縫う」では、「なみ縫い」をすることが多いです。一番基本的な縫い方は「なみ縫い」です。家庭科でも一番初めに習う縫い方だと思います。半返し縫い
先ほどの「なみ縫い」ですが、曲線が多いデザインや綿を入れる場合には、できるだけ細かい縫い目で縫うことが必要です。縫い目が粗いと中の綿が見えてしまい、破損の原因にもなってしまいます。そこでおすすめなのは「半返し縫い」です。「半返し縫い」だと、初心者でも「なみ縫い」よりも細かい目で縫うことができ、丈夫でキレイな仕上がりになります。
「6.返し口を閉じる」のには「はしごまつり」がおススメです。どこで閉じたかわからないくらい、きれいに縫い合わせることができるので、ぜひやってみてください。
布を縫い合わせるなら「ブランケット・ステッチ」
フェルトなど、縫いしろを取らずにピッタリと2枚の布を縫い合わせる時には「ブランケット・ステッチ」がおすすめです。
そのほかの部分は、
- タイヤや窓のアップリケ… 「たてまつり」
- 表情など線を描く… 「バック・ステッチ」
- 広い面を塗りつぶす…「サテン・ステッチ」
そして実は、この消防車、梯子が動くんです。
興味のある方は、ぜひYouTubeチャンネルも登録してみてくださいね!
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<お知らせ>
2021年(令和3年)2月2日発刊「新・幼児と保育」増刊『0・1・2歳児の保育 2021春号』(小学館)にて、巻頭特集「布で作る ふんわり はじめてのおもちゃ」を担当しました。新年度にぜひ保育室にそろえたい布おもちゃを作り方付きで、いろいろ紹介しています。全国書店・通販サイトで販売中です。
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