2019/07/27
押さえておくべき質問と答え方は?新卒保育士の就活ポイント

就職活動で誰もが経験する面接。特に新卒の学生さんにとっては初めての経験なので、緊張しますよね。面接対策をしたいけれど、どんな質問が聞かれるのか? どう答えるといいのか? と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、元保育士の私や、面接を経験した先輩保育士さんたちの経験をもとに、聞かれやすい質問や、「意外と困る質問」をまとめました。
よく聞かれる定番の質問とは
どこの園を受けても必ずと言っていいほど聞かれる質問がいくつかあります。まずは、基本的な質問やその答え方について見ていきましょう。「自己紹介をしてください」

- 名前
- 面接へのお礼
- 学校やゼミ活動で学んでいること
- 保育につながるような経験
- 保育士になりたいと思ったきっかけ など
「保育士になりたいと思ったきっかけは?」
これもよく聞かれる質問です。実際私も、新卒面接の際には聞かれました。自己紹介の中で伝えている場合もあるかもしれませんが、ここではより明確に、経験談なども加えながら話すといいですよ。ちなみに私は、「ゼミでさまざまな子どもたちの現状について学んでいくうちに(福祉学科で虐待などを学んでいました)、それぞれの子どもの良さを引き出し、みんなが幸せになるよう、保育士として子どもたちに関わりたいと思いました。」という回答をしました。
この質問への回答の落とし穴は、「子どもが好きだから」という答えです! 子どもが好きなのは当たり前と受け取られる可能性もあるので、避けた方がいいでしょう。
「なぜこの園を志望したのか?」
たくさんある保育園の中から、どうしてここを選んだのか? というのは、どこの園でも知りたい点です。- 保育理念に共感した
- 園見学で先生たちの保育に魅力を感じた など
意外と答えづらい⁉こんな質問も

「理想の保育士像を教えて下さい」
まだ保育の仕事を経験していない状況で聞かれて答えに悩む質問です。私も聞かれましたが、かなり悩みました。もちろん経験していないので、「理想」でいいのです! 園見学で見た先生の保育や、保育士を目指したきっかけとなった出来事、人のことなどをつなげてみると、答えが生まれそうですね。私は、「子どもから学ぶことも大切にして、子どもと一緒に成長していける保育士」と答えました。我ながら良い答えかもしれません(笑)。
「苦手な先輩や保護者がいたときどうしますか」
私は保育士転職も経験しましたが、これは何度か聞かれた質問です。もちろん答えはさまざまだと思いますが、「相手の話を受け止めること」「自分の感情だけで対応しないこと」をポイントに答えを考えてみるといいかもしれません。保育士は子どもだけでなく、多くの大人とも接する仕事なので、コミュニケーション能力や話を聞く力という部分も、重要視されています。
「幼稚園でなく、保育園を選んだ理由を教えてください」
保育学校を卒業して、保育士資格・幼稚園教諭資格両方を取得予定の人は要注意です。私は保育士資格のみですが、「0歳~2歳という、成長著しい時期の子どもたちの成長に寄り添いたい」「言葉が増えていく場面、歩けるようになる場面など、子どもの成長過程を長い目で見守りたい」という面から、保育園を選んで良かったと思っています。保育園と幼稚園では、生活の流れや行事などさまざまな面で異なることがあるので、違いを把握したうえで自分の答えを用意しましょう。
まずは自分の気持ちと向き合おう
いかがでしたか? まずは、自分が保育士という仕事にどんな気持ちで向き合っていくのか、保育士という仕事をどう捉えているのかを明確にしてみると、自然と答えが出てくるかもしれません。自分なりの答えを見つけてみてくださいね。【関連記事】