正しく調乳できていますか?
元保育士の私は、国家試験で資格をとったため調乳経験がありませんでした。現場に立って初めて調乳したのですが、他の先生も忙しくゆっくり教えてもらう暇はなかったので自分で勉強をしました。最初は本当に焦りました…。このように、「実は調乳したことない!」という方や、「授業でやったけど、あまり自信がない…」という方もいるのではないでしょうか。子どもが飲む大切なミルク、正しい方法で調乳しなくてはいけませんよね。正しい調乳の流れや、間違えやすいポイントなどをチェックしておきましょう!
調乳の流れ
保育園では、哺乳瓶を用いた調乳が基本ですよね。ここでは哺乳瓶を用いた粉ミルクの調乳方法を見ていきましょう。まずは清潔に
調乳する場所を清潔にし、自分の手もしっかり洗いましょう。園にもよりますが、調乳用のエプロンが用意されていることもあるので、園のやり方を確認しましょう。私の勤めていた園では、保育用エプロン、給食用エプロン、調乳用エプロンを使い分けていました。子どもの飲む量を確認

お湯の温度に注意
沸騰して少し冷ましたお湯を入れます。このときのお湯の温度は70℃以上というのがポイント。哺乳瓶を振って粉を溶かしたら、流水にあてたり冷水の入った容器に入れて冷まします。どのくらいにするのか、というのが難しいところですが、腕の内側に垂らして温かいと感じるくらいが適当と言われています。調乳の注意点を知っておこう

調乳器具はしっかり消毒
調乳に使用する哺乳瓶は、毎回しっかり消毒しましょう。消毒液や電子レンジなど、消毒方法はさまざまあり、園によっても異なると思いますので、使い方を事前に聞いておくと安心です。調乳後のミルクは2時間以内
ミルクを作ったけれど飲まなかった、残してしまった、ということもありますよね。「もったいない」と思ってしまいますが、調乳後2時間以内に飲まなかったミルクは破棄しましょう。栄養豊富なミルクは、雑菌が繁殖しやすいので作り置きや飲み残しの保管はNGです。時間をかけすぎない
経験上の注意点です。慣れていないとどうしても調乳には時間がかかってしまうこともあります。しかし、調乳に時間をかけすぎているとせっかくのミルクが冷めてしまい、子どもが飲まない…ということにつながる場合もあります。ミルクがもったいないだけでなく、子どもがミルクを飲めない事態になってしまうので要注意です。調乳の基本は頭に入れておこう
いかがでしたか? 簡単に見えて、慣れていないと意外と焦ってしまう調乳。正しい方法で、安全なミルクを子どもに飲ませるようにしましょう。【関連記事】