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保育園のファミリーデーにおすすめのプログラム9選~製作・ふれあい遊び・ゲー ムなど

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大好きなおうちの人へ「ありがとう」の気持ちを伝えるファミリーデー。家族構成に関わらず全ての子どもたちが楽しく行事に参加できるとして、近年導入している保育園が増えています。今回は、ファミリーデーのプログラムを考えるポイントや、準備しておきたいこと、年齢別のおすすめのプログラムを紹介します。

ファミリーデーとは

ファミリーデーの様子

ファミリーデーとは、いつもお世話になっている家族に感謝の気持ちを伝えるイベントのことです。

従来は、5月の「母の日」と6月の「父の日」が家族への感謝を伝える定番行事でした。しかしひとり親家庭やステップファミリーの増加など家族の形が多様化している現在、家庭環境に関わらず全ての子どもが楽しい気持ちで参加できるファミリーデーを実施する保育園が増えてきました。

明確な活動内容は決まっておらず、参観日におうちの人と一緒にゲームをしたり、親子遠足を実施したり、プレゼントを製作したりと園によってさまざま。子どもたちが家族との繋がりや感謝の気持ちを実感できるプログラムを考えたいですね。


ファミリーデーのプログラムを考えるときのポイント

お母さんと子ども

一年に一度のファミリーデー。子どもたち一人ひとりが大切なおうちの人との繋がりを感じられる行事にしたいですよね。ここでは、ファミリーデーのプログラムを考えるときに押さえておきたいポイントを紹介します。

ファミリーデーのねらいを知る

ファミリーデーのねらいは下記のようなものがあります。
  • いつもお世話になっている家族へ感謝の気持ちを伝える
  • 家族のためにプレゼントを製作することを楽しむ
  • 家族との繋がりやコミュニケーションを深める
お母さんやお父さん、おばあちゃん、おじいちゃんなど、身近な存在である家族を意識し、「いつもありがとう」という感謝の気持ちを伝えることがファミリーデーの大きなねらいです。活動を通してプレゼントを作ったり一緒に遊んだりしてコミュニケーションをはかる機会を作れると良いですね。

家族への感謝の気持ちを形にする

ファミリーデーには、家族への感謝の気持ちを形にできる活動を取り入れましょう。折り紙や空き箱で製作をしたり、手紙やイラストを描いたり、歌のプレゼントも素敵ですね。言葉で伝えるには少し照れくさい感謝の気持ちも、形にすることで真っすぐ届けることができますよ。

一人ひとりの家庭事情に配慮する

ファミリーデーを行う際は、子どもたち一人ひとりの家庭環境への配慮が必要です。両親が揃っている家庭だけでなく、ひとり親家庭や一時的な別居家庭、祖父母と暮らしているケースなど、各家庭にはさまざま事情があります。必ずクラスの子どもたちの家庭状況を確認した上で、ケースに応じて言葉かけや活動内容を考えるようにしましょう。

子どもたちに向けて準備しておきたいこと

子どもたちが大切な家族の存在を改めて意識し、感謝の気持ちをもつためには事前準備が大切です。ここではファミリーデーに向けて準備しておきたいことを紹介します。

子どもたちへの伝え方を考える

ファミリーデーの導入では、子どもたちが家族について考えるきっかけを作ることから始めると良いでしょう。家族とのエピソードを聞き出したり、絵本を使ったりすることで、「自分の家族」についてのイメージが具体的になり、家族を大切に思う気持ちや感謝の気持ちを感じられるでしょう。

【ファミリーデーにおすすめの絵本】

だいすき ぎゅっ ぎゅっ
文:フィリス・ゲイシャイトー ミム・グリーン
絵:デイヴィッド・ウォーカー
訳:福本 友美子
出版社:岩崎書店

うさぎのママが一日の生活の中でぼうやを何度も何度もぎゅっと抱きしめるお話。自分のことを大切に思ってくれる親の愛情を感じられる絵本です。


どんなにきみがすきだかあててごらん
作:サム・マクブラットニィ
絵:アニタ・ジェラーム
訳:小川 仁央
出版社: 評論社

チビウサギとデカウサギが「きみが大好き」という気持ちを全身で表現し合う、心が温まる素敵な1冊です。思いを伝えることの大切さを実感できます。

おうちの人へのプレゼントを製作する

おうちの人へのプレゼント製作はファミリーデーの定番です。プレゼントを作る際は、送る相手を限定せず、子どもたち一人ひとりが大切に思っている家族へ渡せるようにしましょう。プレゼントは家族の誰に渡しても喜んでもらえるよう、性別や年齢を問わないものにすると良いですね。

年齢別ファミリーデーにおすすめの製作

ファミリーデー当日の共同製作におすすめのアイデアを年齢別に紹介します。

0~1歳児

0~1歳児の子どもたちには、手形や写真を使って子どもたちの成長を感じられる製作がおすすめです。おうちの人と一緒に手形や足形をとって、製作活動を楽しみましょう。0~1歳児におすすめの製作を紹介します。

■手形マグネット
紙粘土で手形をとって作る、世界で一つだけのマグネット。0〜1歳児のかわいい手形を立体で残しておけるので、保護者の方にも喜んでもらえます。手形とりや色付けをおうちの人と一緒に取り組んで作ってみましょう。

2~3歳児

2~3歳児の子どもたちは、家族へのありがとうの気持ちを伝えるプレゼントを作ることが理解できるようになります。家族と一緒に作って、おうちに飾れる製作がおすすめです。2~3歳児におすすめの製作を紹介します。

■紙粘土とビーズで作る写真立て
紙粘土を盛り付けた段ボールに、ビーズやシール、スパンコールなどを貼りつけて作るフォトフレーム。好きな飾りをつけることで、オリジナルの作品が完成します。子どもたちが描いたイラストや家族写真を入れておうちに飾ってもらいましょう。

4~5歳児

4~5歳児クラスでは、おうちの人に使ってもらえる実用的なプレゼントを作るのがおすすめです。渡すときにはイラストやメッセージカードをつけても素敵です。4~5歳児におすすめの製作を紹介します。

■廃材でできるペン立て
牛乳パックを作って作るペン立てです。正面の白くまがとってもキュート。細かい作業は親子で協力して取り組んでみましょう。側面には絵を描いたり折り紙を貼ったりアレンジしても良いですね。

年齢別ファミリーデーにおすすめの遊び

最後に、親子でできるファミリーデーにおすすめの遊びやゲームを年齢別に紹介します。

0~1歳児

0~1歳児クラスでは、おうちの人とスキンシップを楽しめるふれあい遊びを取り入れてみましょう。体を撫でたり、ぎゅっと抱きしめたりたくさん触れ合うことで心が温かくなりますよ。0~1歳児におすすめの遊びを紹介します。

■ラララぞうきん
ねんねの赤ちゃんからできる、有名なふれあい遊びです。子どもをぞうきんに見立て、指でチクチクしたり手のひらでなでなでしたり、優しくスキンシップをとります。子どもとしっかり目を合わせながら笑顔で楽しみましょう。

■親子でメリーゴーランド
親子でメリーゴーランドは、抱っこでも立ってでも遊べるふれあい遊び。手を繋いで回ったり歩いたりジャンプしたり、たくさんスキンシップをとりながらいろんな動きを楽しめます。

2~3歳児

2~3歳児クラスでは、親子で一緒に楽しく体を動かせる遊びがおすすめです。2~3歳児におすすめの遊びを紹介します。

■おんぶ競争
クラスをグループにわけ、おんぶで競争します。大好きなおうちの人におんぶをしてもらえて、子どもたちはニコニコ笑顔間違いなし。楽しい思い出になりますよ。 ■なべなべそこぬけ
なべなべそこぬけのわらべうたもファミリーデーにぴったりの遊び。速くしたり人数を増やしたりしながら、最後にはお友達の家族もみんなで大きな輪を作ってみると良ですね。

4~5歳児

4〜5歳児は、ルールのある遊びをおうちの人と一緒に楽しんでみましょう。協力してゲームをすることで、家族とのコミュニケーションが深まるきっかけにもなりますよ。4~5歳児におすすめの遊びを紹介します。

■じゃんけん列車
子どもたちに人気の遊び、じゃんけん列車は親子で楽しむのにも最適です。だんだん長くなっていく列車に子どもたちはドキドキワクワク盛り上がります。
■しっぽとり
しっぽとりゲームでは、おうちの人と手を繋いで逃げたり、大人チームと子どもチームに分かれて遊んだりと、さまざまなアレンジができます。楽しい時間を共有することで、家族の絆が深まるきっかけにもなりますよ。

みんなが笑顔になれるファミリーデーを計画しよう

家族へ感謝の気持ちを伝えるイベント、ファミリーデー。子どもたちみんなが笑顔で参加できるよう、計画を立てていきたいですね。紹介した内容を参考に、ぜひ楽しいファミリーデーのプログラムを考えてくださいね。

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