閉じる

MENU

ログイン

ふれあい遊び20選【室内遊び】【イラスト解説】

ふれあい遊び
保育園や幼稚園、認定こども園で日々の活動に欠かせない“遊び”の時間。毎日「今日はどんな遊びを用意しよう…」と頭を悩ませる保育者の皆さんも多いのではないでしょうか。そんなときに役立つアイデアをご紹介します。>>「外遊び・室内遊び」の連載一覧はこちら

ふれあい遊びとは? 

音楽や歌に合わせて、子どもたちとのスキンシップやコミュニケーションを楽しむ「ふれあい遊び」。子どもに安心感を与えたり、遊びを行うことの楽しさを伝えることができるので、日常的に保育の中で行っている方も多いのではないでしょうか。特に、0歳児~2歳児クラスで行うことが多いですよね。 
 
乳児期に行うふれあい遊びには、たくさんのメリットがあります。 
  • スキンシップを通じて、保育者との愛着関係、信頼関係を育む 
  • 繰り返しのリズムやリラックスできる歌で、子どもに安心感を与える 
  • 保育者の動きを目で追ったり、まねをしたりして、運動機能の発達を促す 
  • 大人が直接肌に触れることで、子どものストレスを軽減する 
  • 道具・準備いらずで、ちょっとしたスキマ時間や子どもの機嫌に合わせて楽しめる 
  • リズム感覚を身に着ける 
  • さまざまな刺激を受けて、感覚を育む 
しかし、保育者の皆さんの中には「知っているふれあい遊びのレパートリーが少ない」「どのように保育に取り入れたらいいか分からない」そんな悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。 
 
そこで今回は、ふれあい遊びを全部で20種類ご紹介します。ねらいや保育で取り入れる際のポイント、注意点なども合わせてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。 

ふれあい遊びのねらい 

保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。 
  • スキンシップを通して子どもが安心感を持つ 
  • コミュニケーションで親しみや共感を持つ 
  • 身体を動かす楽しさを知る 

期待される姿 

  • 心の情緒が安定する 
  • 感覚機能の発達を促す 
  • 感情が豊かになる 

注意するポイント 

さまざまな発達を促すことができるふれあい遊びですが、保育者が直接子どもの身体に触れるので、安全に行うために注意すべきポイントがいくつかあります。事前に確認をしておきましょう。 
  • 首が座ってから行う 
  • 体を持つ位置(関節は持たない)に気を付ける 
  • 子どもの反応を見ながら、基本的に機嫌がいいときに行う。※泣いているときに行うと効果がある場合もあるが、嫌がっている場合はすぐに止める 
  • 触れる際の力加減に気を付ける 
  • 声色を変えてみたり、速さを変えたりと緩急をつけながら行う 
  • 始める前、遊んでいる途中、終わった後と、常に子どもと目をあわせ、声かけをしながら行う 

ラララぞうきん 


ぞうきんを縫うように、指でツンツンと子どもの身体をつついていく『ラララぞうきん』。親子向けのふれあい遊びとしても有名な曲なので、知っている方も多いかもしれませんね。ぞうきんを縫う時、洗う時、畳む時と、触り方に変化をつけて、子どもたちがさまざまな感覚を経験できるように工夫するのがポイントです。 
 
子どもが横になったままできるので、0歳から遊べます。初めて0歳児の担任をする保育者の方は、はじめに覚えるといい曲ですよ。 
 
対象年齢:0歳/1歳 

バスにのって 


作詞:谷口國博 
作曲:谷口國博
 
 
NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」で歌われているこの曲。保育者の脚の上に子どもたちを乗せて、右に曲がったり、左に曲がったり、でこぼこ道を通ったり…とバスに乗って進んでいく様子に見立てて遊びます。掛け声の部分は、子どもたちが元気いっぱい「ゴーゴー!」と言いたくなるリズムです。遠足の前に導入で歌うと、遠足でバスに乗るのが楽しみになるのでおすすめですよ。 
 
対象年齢:0歳児/1歳児 

フランスパン 


聴き馴染みのあるメロディ(アメリカ民謡の「10人のインディアン」)に合わせ、赤ちゃんの身体をフランスパンに見立ててバターやジャムを順番に塗ったら、最後は「パクパクパクー!」と食べちゃう遊び歌です。 
 
バターなどをペタペタと塗っていくときは、触れ方を少しずつ変えましょう。「パクパクパク―!」の部分は、思わず子どもたちが笑ってしまうようにこちょこちょをするのがポイントですよ。 
 
対象年齢:0歳児/1歳児 

きゅうりができた 


「きゅうりができた♪ きゅうりができた♪」という陽気なリズムで始まるこの曲。しおをふって、いたずりをして、食べやすい大きさに切って…という出来上がりまでを、子どもたちに触れながら表現します。リズミカルに体全体を触ることで、子どもたちも笑顔になること間違いなしです。 
 
赤ちゃんだけでなく、少し大きくなった子は向かい合って座ったり、うつ伏せで寝た状態で遊んだりできますよ。 
 
対象年齢:0歳/1歳/2歳 

あたまかたひざぽん 


日本でおなじみの童謡となっている『あたまかたひざぽん』。原曲は、イギリスの童謡「Londn Bridge(和名:ロンドン橋落ちた)」です。英会話の保育を取り入れている園では、英語版の「Head, Shoulders, Knees and Toes」を歌うことも多いですよね。 
 
動画のように、保育者と子どものふれあい遊びとしてはもちろん、1~2歳ごろからは子どもたちが自分で自分の身体をタッチしていく運動遊びとして取り入れるのもおすすめです。繰り返し遊ぶうちに、自然と身体の部位を覚えることができますよ。 
 
対象年齢:0歳/1歳/2歳/3歳/4歳/5歳 

ぐるぐる洗濯機 


作詞・作曲:しかのてつや 
 
こちらの『ぐるぐる洗濯機』は、「ぐるぐる ぐるぐる」と長い時間をかけて洗濯をするように、子どもを保育者の足の上に寝かせて優しくマッサージをしていく歌です。お腹、足、ほっぺの順で円を描くようにマッサージをしていき、最後は保育者と一緒にぐるぐる回ります。 
 
股関節を回したり、ほっぺに触れたりする場面があるので、子どもの表情をよく見ながら、ケガのないように行いましょう。保育者と一緒にぐるぐる回る部分も、子どもが落下しないように注意しましょう。 
 
対象年齢:0歳/1歳/2歳 

ペンギンさんの山登り 


氷の上に住むペンギンやシロクマは、どんな風に過ごしているでしょうか? そんなテーマの歌『ペンギンさんの山登り』は、動物たちが氷を滑り台のように滑って遊ぶ様子を歌っています。子どもの手を滑り台に、保育者の手を動物に見立ててシューっと滑る様子を表現するので、まだおすわりが難しい月齢の子でも、寝かせたまま遊ぶことができますよ。 
 
対象年齢:0歳/1歳/2歳 

いっぽんばしこちょこちょ 

日本の代表的なわらべ歌『いっぽんばしこちょこちょ』は、歌い終わった後に「こちょこちょこちょー!」とくすぐるのが楽しい遊びです。繰り返し遊ぶことで、「この後くすぐられる!」という見通しを持るようになるので、よりドキドキ感を感じられるようになっていきます。詳しい遊び方は、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてくださいね。 
 
対象年齢:0歳/1歳/2歳/3歳/4歳/5歳 

ちょちちょちあわわ 


ゆったりとしたリズム感を楽しむ『ちょちちょちあわわ』。昔の言葉が沢山登場しますが、発音がとてもかわいいですね。「いないない ばあ!」の部分は、子どもたちが大好きな動作なので、たっぷり溜めを作って期待感を持たせてあげたいです。 
 
初めは保育者が子どもの手を持って歌いながら動かすようにして、慣れてきたら向かい合って保育者の動きを真似してもらうといいでしょう。 
 
対象年齢:0歳/1歳 

せんたく 


洗濯の一連の流れを、子どもたちの身体で表現するわらべ歌遊びです。落ち着いたメロディに、子どもたちはとてもリラックスができますよ。 
 
「ほして ほして」の部分は“高い 高い”の動作で少し大変なので、無理はしないようにしましょう。持ち上げるのが難しい方は、抱っこしてゆらゆらと揺らすなどにアレンジしてもいいですね。 
 
対象年齢:0歳/1歳 
 

こちょこちょ電車 


作詞・作曲:かば☆うま 
 
乗り物が大好きな子どもにおすすめなのが、『こちょこちょ 電車』です。おなか駅、ひざ駅、ほっぺた駅など、次々と身体の駅に到着して、その場所をくすぐっていきます。「次はどの駅かな?」と予想しながら楽しめる遊び歌ですね。 
 
対象年齢:0歳/1歳 

おせんべやけたかな 

手のひらをおせんべいに見立てて、おせんべいが焼けていくのを楽しむ伝承遊びです。同じ言葉の繰り返しで簡単なので、小さな子どもでも覚えやすいですよ。 
 
対象年齢:1歳/2歳 

高い山 低い山(たかいやま ひくいやま) 

 
保育者の足が交互に高い山と低い山になって、最後には谷底にドサーン! 上下運動が楽しい遊びです。わらべ歌なので、ゆったりとしたテンポで子どもたちとじっくり向き合いながらできるのがいいですね。 
 
足を曲げたり伸ばしたりと不安定でバランスを崩しやすいので、必ず子どもたちの体を支えながら行ってくださいね。 
 
対象年齢:0歳/1歳 

うえから したから 


ハンカチやシフォンなどの布を用意して、上から下からひらひらと赤ちゃんに風を送るわらべうた遊び『うえからしたから』。最後は、仰いでいた布を使って「いないないばあ」をします。 
 
風が吹いてくる感覚に初めはびっくりしてしまう子もいますが、ふわりと感じる風の心地よさに、時には泣いていた子が泣き止むことも! 子育て中のお母さんにもおすすめの遊びなので、「子どもがなかなか泣き止まなくて大変…」という保護者の方に紹介してみるのもいいかもしれません。 
 
対象年齢:0歳/1歳 

おふねがぎっちらこ 


船が波に揺られる様子を全身で表現して楽しむわらべうた『おふねがぎっちらこ』。 
 
子どもを足の上に座らせて両手を繋ぎ、船のオールをこぐように前後に動きます。お互いを交互に引っ張り、大きく動くようにするとシーソーに乗っているような感覚になるので、子どもたちはとっても喜びますよ。乳児の場合は抱っこして、背中を支えながら揺らしましょう。 
 
対象年齢:0歳/1歳/2歳/3歳 

おつかいありさん 


作詞:関根栄一 
作曲:團伊玖磨 


定番の童謡『おつかいありさん』の曲を使った触れ合い遊びです。手遊びやダンスなどにも使われる人気の曲ですよね。途中には「どすーん」と子どもが足から落ちる部分があるので、保育者がしっかりと支えて、ケガをしないよう十分注意して行いましょう。 
 
対象年齢:1歳/2歳 

ばすごっこ 


作詞:香山美子 
作曲:湯山昭 


大型バスに乗って、順番に切符を渡したり、おしくらまんじゅうをしたりする手遊び歌です。膝の上に子どもを乗せて、保育者と子どもの1対1で遊ぶこともできますし、お友だちと並んで手遊びとして楽しむこともできます。切符を渡していくところは特に盛り上がります。 
 
対象年齢:1歳/2歳 

たまごをパカッ 


作詞・作曲:小沢かづと 
 
「たまごパカッと割って、じゅーじゅー焼いて…」美味しく料理していく様子を子どもたちの身体で表現する遊びです。日常の身近な出来事を歌にした曲なので、子どもたちにとって分かりやすいのがいいですよね。 
 
保育者の足の上からどすんと落ちたり、大きく左右に揺れたり、勢いよくひっくり返って立ったりと、大きな動きが多いので、1歳児以上から取り入れるのがおすすめです。 
 
対象年齢:1歳/2歳 

おいもの天ぷら 


子どもをおいもに見立てて遊ぶユニークなふれあい遊びの『おいもの天ぷら』。こちょこちょをしたり、トントンと切るようなしぐさをしたり、サッサッと払ったりとさまざまな動作を行えるので、その子にとってどの刺激が気持ちよく感じられるか、遊びを通して発見することができそうですね。 
 
対象年齢:0歳/1歳 

くっついた 

 
頬(ほっぺ)や頭、お尻などを保育者と子ども(もしくは子ども同士)でくっつけて遊ぶのが『くっついた』です。ご紹介してきた中でも、特に子どもとのふれあいを楽しめることができる遊びですね。 
 
動画のように、くっつける場所によってリズム感を変えたり音程を変えたりすると、刺激になっていいですよ。 
 
対象年齢:0歳/1歳/2歳 

絵本を使ったふれあい遊び 

読み聞かせをしていると、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちが芽生え始めます。そのタイミングで、絵本を使ってふれあい遊びをするのもおすすめです。ふれあい遊びに発展できる絵本をご紹介します。 
 
だるまさんが 
作: かがくい ひろし 
出版社: ブロンズ新社 
だるまさんが

>>本の紹介はこちら 
 
かがくい ひろしさんが描く大人気の「だるまさん」シリーズの第一弾、『だるまさんが』。シンプルだけど思わず身体が動きだしてしまう、そんな不思議な絵本です。 
 
ひざの上で子どもを抱っこしながら読んでいるときは、「だ・る・ま・さ・ん・の」のリズムで左右に子どもを揺らしてみましょう。大人数で一緒に読むときには、だるまさんがする動きをみんなで真似してみるといいですよ。 

ふれあい遊びで子どもとの信頼関係を築こう 

ふれあい遊びは、子どもとの信頼関係築く上で乳児さんの頃から取り入れることが大切です。一人ひとりの発達状況を見ながら、さまざまなふれあい遊びを保育に取り入れてみてくださいね。 
 
●ふれあい遊びがテーマのWeb講座が開講中
特定非営利活動法人 芸術と遊び協会では、あかちゃんとのふれあい遊びをテーマとしたWeb講座を開講しています。

未満児向けのふれあい遊びを学んで、子どもの成長発達を促したいと思っている保育者の方にオススメの講座です。是非参考にしてみてくださいね。
>>講座の詳細はこちら

 ▼こちらの遊びもおすすめ
杉本綾子(すぎもと あやこ)

この記事を書いた人

杉本綾子(すぎもと あやこ)

特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会 所属
長年の保育現場勤務を活かし保育園の園長を経て、現在、現場で頑張っている人同士がともに学び、「心の栄養補給」ができる人材を育てるために講座などを企画・運営している。
『幼稚園教諭二種免許・保育士』『おもちゃコンサルタント』『絵画指導スペシャリスト』『保育ナチュラリスト』などの資格を取得。多様な視点から、園での遊びや保育に役立つヒントを届ける。

<芸術と遊びらぼ>
https://artplaylab.jp/
<芸術と遊び創造協会>
http://goodtoy.org/

関連タグ

シリーズ関連記事

おすすめ記事