8月の保育園・幼稚園の活動・行事
暑さの本番である8月にまもなく突入します。気温の急激な上昇により、プールや水遊びができず室内で過ごす時間が増え、戸外で思い切り身体を動かし発散する機会が減るこの時期。一日の活動に静と動の活動をバランス良く取り入れることで、子どもたちの生活にメリハリをつけ夏の生活を充実させていきたいところですね。
また、お盆期間や長期のお休みを取る子も増えてくるので、子どもたち一人ひとりの夏ならではの体験に丁寧に耳を傾け、充実感や満足感を十分に味わえるようにしていきましょう。
乳児クラス向け8月に歌いたい歌・手遊び歌
①金魚の昼寝
作詞/鹿島鳴秋 作曲/弘田龍太郎ねらい
保育者とのふれ合い遊びを楽しむ解説
お昼寝前などゆったりした曲調に合わせて子どもたちの身体にふれ優しく揺らしてあげます。心地よい揺れはリラックス効果があり気持ちよく眠りに入れますよ。②ふうりん
作詞/川路柳虹 作曲/草川信ねらい
歌を通じ季節を味わう解説
実際に風鈴を保育室に飾り、心地よい音色と共に楽しみたい歌です。 鈴など音のでる素材を使い、簡単な製作にも繋がりますね。③かたつむり(手遊び)
作詞・作曲/文部省唱歌ねらい
イメージを膨らませ歌に親しむ解説
急な激しい雨が降るのも夏ならではの天気の特徴です。手遊び歌を通じ雨が大好きな昆虫を知る機会になるといいですね。実物が見れない場合は絵本や紙芝居を通じて親しみがもてるようにしていきましょう。④とんとんトマトちゃん
作詞/きらけいぞう、濱田理恵 作曲/濱田理恵ねらい
楽しく歌い夏野菜に興味を持つ解説
園によっては夏野菜の栽培をしている時期ですね。可愛い歌を楽しみながら夏野菜への興味を広げ食育にも繋げていきましょう。⑤パンダうさぎコアラ(手遊び)
作詞/高田ひろお 作曲/乾裕樹ねらい
保育者と一緒に手遊びをする楽しさを味わう解説
様々な動物が出てくる楽しい手遊び歌です。パネルシアターにしたり、歌のスピードを変化させながら動きにもアレンジを加え全身運動に繋げながら、バリエーション豊かに歌をたっぷり楽しんでいきましょう。幼児クラス向け8月に歌いたい歌・手遊び歌
⑥花火
作詞/井上赳 作曲/下総皖一ねらい
歌を通じ「夏」という季節を味わう解説
昔から慣れ親しまれてきた夏の歌です。歌だけではなく幼児クラスは、さまざまな技法を用いて花火を製作で表現し、保育室の壁面に掲示するのも季節感を味わえますね。⑦やさいのうた(手遊び)
作詞・作曲/二階堂邦子ねらい
歌を通じ夏の野菜に興味関心を広げる解説
食育の一貫として、夏野菜の栽培を行っている園も多いのではないでしょうか。 野菜に苦手意識がある子も、手遊び歌を楽しむことで興味関心が高まり「ちょっと食べてみようかな」というきっかけに繋がるといいですね。⑧にじのむこうに
作詞・作曲/坂田修ねらい
気持ちを解放させ楽しく歌う解説
明るく元気溢れる歌です。子どもたちは歌の途中で出てくる「おーい!」という掛け声を、お友だちと声を合わせることが大好きです。朝のスタートに歌うことで、1日を気持ちよく過ごせますよ。⑨たこやきなんぼマンボ
作詞/もりちよこ 作曲/パラダイス山元ねらい
言葉の響きやリズムを楽しむ解説
大阪弁の歌詞で、リズミカルな言葉遊びが楽しい歌です。この時期夏祭りに行き、初めてたこ焼きを食べる子も多いのではないでしょうか。マラカスや太鼓など、手作りの楽器を作ってこの軽快なリズムを楽しむのもオススメです。➉ようかいしりとり
作詞/おくはらゆめ 作曲/種ともこねらい
歌の世界をイメージし楽しむ解説
幼児クラスで大人気の歌です。夏といえば「こわい話」。歌詞に出てくる様々な妖怪に興味津々の子どもたちは、イメージ豊かにこの歌を楽しみます。 また妖怪の名前が出てくる順番がしりとりになっているので、言葉遊びに繋がります。8月も夏をテーマにした歌を楽しく歌おう
保育現場での経験が長い著者が、実際に子どもたちと楽しんできたオススメの手遊び歌、童謡のご紹介でした。猛暑でなかなか戸外活動ができないこの時期に、園で子どもたちが「夏」という季節を味わえる活動を経験するには、保育者の柔軟なアイデアや工夫が必要になってきます。
季節の歌を取り入れるだけではなく、そこから発展させ製作やリズム遊び、言葉遊びなど「夏」をテーマに様々な活動へ広げていきましょう。
また保護者にも園で楽しんでいる歌や活動をお伝えすることで、ご家庭でも楽しくこの時期ならではの遊びを楽しんでもらいましょう。子どもたちの「好き」を保護者もつかむことで、子育ての喜びが広がっていきます。
子どもも大人も、楽しくワクワクする8月をお過ごしくださいね。
【関連記事】