こぐまちゃんの愛されポイント

こぐまちゃんの可愛すぎるフォルム
ハッキリとした線で描かれるこぐまちゃんやしろくまちゃん。それだけで存在感ばっちりですが、このフォルムの魅力はそれだけではありません。少しアンバランスな耳は、必ず右耳(絵で見た左耳)が大きくなっています。またその体の形は、なんとこけしをモチーフにしているのだそうです。なんとなく親近感が沸く愛くるしい姿には、作者であるわかやまけんさんの細やかなこだわりが見えていますね。
子どもらしいストーリー

シンプルな文とオノマトペ
絵本を開くと並んでいる文章はとてもシンプル。まるで詩を読んでいるかのようです。でもそのシンプルさこそが、子どもたちに伝わりやすいのです。そしてその中に隠されたオノマトペもポイント。楽しい様子がテンポ良く伝わってきます。こぐまちゃんえほんランキング
ここでは、筆者が独断で決定したこぐまちゃんえほんランキングをご紹介します。誰もが知っている“あの”一冊から、可愛すぎるので読んでほしい一冊も…。【第3位】こぐまちゃんのみずあそび

ホースで遊ぶこぐまちゃんとしろくまちゃんの表紙から、もしやこれは…と思うかもしれません。その通り、お話の中でふたりはホースを取り出しびちょびちょになって遊びます。
子どもたちはこんな大胆な遊びが大好きですよね。こぐまちゃんたちの様子を見ていると思わずやりたくなってくる子も多いはず…夏の水遊びに、たまには良いかもしれませんね。オノマトペが可愛らしいおすすめの一冊です。
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【第2位】こぐまちゃんいたいいたい

こぐまちゃんの泣いている姿が可愛い! 筆者のお気に入りです。子どもたちの普段の遊びでも見られるような、ちょっと痛い場面を描いています。痛い思いをしたこぐまちゃんは、「今度は痛くないように」と工夫をしますが、その姿も子どもらしい。
失敗をするこぐまちゃんの姿から、「じゃあどうしたら良いの?」という疑問への解決策を考えることができます。「こぐまちゃん、こうすればいいのにね」なんていう面白いアイデアが生まれるかもしれません。
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【第1位】しろくまちゃんのほっとけーき

「これこれ!」と頷いている方も多いはず。こぐまちゃんえほんの代表作とも言える一冊が『しろくまちゃんのほっとけーき』ですね。「タイトルがこぐまちゃんじゃなくしろくまちゃんだったのか…」と思う方も多いのではないでしょうか(笑)。
ホットケーキが出来る過程が描かれたシーンは子どもたちの憧れ。自分で作るという挑戦も、またワクワク感が満載です。見ているだけでホットケーキが食べたくなってしまいますね。最後はこぐまちゃんと仲良く分け合いっこをして食べている姿もポイントです。
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こぐまちゃんまつり開催中!
銀座にある本屋さん『教文館ナルニア国』では、延期となっていたイベント「誕生50周年こぐまちゃんまつりinナルニア国」が7月19日(日)まで開催されています。原画や制作方法が分かるパネル、特大こぐまちゃんとの撮影コーナーなどがあり、こぐまちゃんファンにはたまらないイベントです!終了まであと少し。健康や安全に注意しながら、こぐまちゃんたちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
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こぐまちゃんは子どもたちのお友だち
まるで本当の子どものような愛くるしい動きが魅力のこぐまちゃんやしろくまちゃん。子どもたちは、そんなこぐまちゃんたちに惹かれるでしょう。実は絵本の最後に「この絵本のねらい」が書かれているので、ぜひ手に取ってみてくださいね。【関連記事】