季節感のある定番の文例
まずは定番の文例からご紹介しましょう。時節・気候・健康管理に関する文例
- 秋を迎えましたが、残暑で汗ばむ日がしばらくは続きそうです。頑固な夏にもう少し付き合うつもりで、引き続き暑さ対策にも気を配っていきたいと思います。
- 9月は「長月(ながつき)」とも呼びます。由来は諸説ありますが、次第に日が短く、夜が長くなる時期を表した「夜長月(よながつき)」が転じたという説が知られています。子どもたちにも、読み方や由来について伝えていきたいですね。
- 日が落ちるのも少しずつ早くなり、秋の訪れを感じるようになりました。子どもたちには、こういった日々の変化を感じてもらえるよう促していきたいですね。
- 気温も下がり、過ごしやすい気候になりました。一方で、集中豪雨や台風などお天気が不安定になる季節でもあります。園でも防災に対する意識を一層高めていきたいと思います。
- 暑さも少しずつ和らぎ、涼しい風を感じる季節になりました。朝晩の気温差が大きい日が増えてきましたので、子どもたちの健康管理にも気を付けていきたいと思います。
- 本格的な台風シーズンになる一方で、最近では突発的な豪雨が全国各地で発生するなど、この時期のお天気は特に不安定になりがちです。園でも特に気象情報には気を付けていかなければいけないと考えています。
行事・祝日・活動に関する文例
- 今月は〇〇日に運動会を予定しています。一生懸命練習に励む子どもたちの発表の場として、園をあげて盛り上げていきたいと思います。
- 今月の〇日には「敬老の日」があります。幼児さんの各クラスでは、ご家族や、日頃お世話になっているご近所のおじいさん・おばあさん宛のメッセージカード製作に取り組む予定です。
- 秋野菜と言えば、『秋ナスは嫁に食わすな』で知られるナスが有名ですが、ニンジン、カボチャ、サトイモ、レンコンなどの根菜も旬を迎えます。子どもたちにも、園で栽培している野菜の観察を通じて、旬の食材について教えていきたいと考えています。
- 夏から秋への季節の変化に合わせて、壁面を少しずつ秋っぽくしたり、読み聞かせの絵本にちょっと秋っぽい本を選んだり。子どもたちにも、季節の移り変わりを感じてもらえる工夫をしていきたいと考えています。
- プールに水遊び、夏祭りなど、子どもたちも夏の思い出がたくさんできたようです。9月も引き続き、たくさんの思い出が作れるよう取り組んでいきたいと思います。
- 今年の十五夜は9月〇日。園では、お月見にちなんだ製作や行事食を予定しています。子どもたちには、この機会に昔ながらの風習やお祝い事について知ってもらいたいと考えています。
- 秋の始まりと言うと、ちょっと寂しく感じるかもしれません。しかし、多くの植物にとっては実りの秋、昆虫たちにとっては次の世代へのバトンタッチや冬越しに向けて活発に活動する時期。子どもたちにも、自然観察を通してワクワクする体験をしてほしいと考えています。
情景が目に浮かぶ文例
- お外でダンスや体操をするのが気持ち良い季節になりました。「○○体操」の音楽をかけると、自然と子どもたちが集まってきて大盛り上がり。すぐさまリクエスト合戦になります。毎日がちょっとした運動会のようで楽しい今日この頃です。
- セミの大合唱から、秋の虫が奏でる豊かな音色にバトンタッチする時期。終わりを迎える夏に名残惜しさを感じつつ、秋の始まりにもワクワクしています。子どもたちも、季節の移り変わりについてお話ししていきたいと思います。
- 今月の中頃には、そろそろキンモクセイの甘い香りが楽しめる時期です。五感で四季を感じることができる良い機会なので、子どもたちにも気付きを促したいと思います。
- ひと夏を過ごし、何となく子どもたちも一回りたくましくなったように感じられます。子どもたちの成長を見守っていきたいと思まいす。
- 「ギィー、ギィー」「コロコロコロ」「リンリンリン」。キリギリスやコオロギ、スズムシなど、個性豊かな音色を奏でる秋の虫。自然観察にはぴったりの季節ではないでしょうか。子どもたちにも、気付きを促していきたいと思います。
- 時折、さらっとした心地よい風が吹き抜けていきます。澄んだ空の下、元気いっぱい遊ぶ子どもたちの声が風に乗って聞こえてきました。
- ギラギラと照り付ける太陽や入道雲が減り、少しずつ空が高くなってきました。子どもたちにも、季節によって移り変わるお空の景色についてお話ししていきたいと思います。
- ふと気付くと、子どもたちが見せる精悍な顔つきに気が付きました。このひと夏で得たさまざまな体験が、この子たちの糧にしっかりなっているんだなと感じました。
- 園舎の窓から外を眺めると、生命力あふれる夏の緑から、次第に落ち着いた秋色に向けて変化している様子がうかがえます。季節の変わり目だなと感じる今日この頃です。
- 日が短くなってくるにつれ、「つまんない」「夏が良かった」と言い始める子もいるかもしれません。夏には夏の、秋には秋のワクワクが待っていることを子どもたちにも伝えていきたいと思います。
- 9月14日は「コスモスの日」だそうです。お散歩コースや公園でも、きれいに色付いたコスモスがたくさん見られると思います。子どもたちにも、花についてや、「あきのさくら(秋桜)」と書くことについて伝えていければと考えています。

新型コロナウイルスに対応した文例
2023年度は、新型コロナウイルスも少しずつ収束の気配を見せています。しかし、さまざまな人が出入りする社会インフラでもある園としては、なかなか気を緩めることはできません。引き続き保育園や幼稚園、こども園から保護者へのおたより・クラスだよりでも伝えるケースがあると思います。書き出しで織り込んだ文例もご紹介しておきます。- 新型コロナウイルスだけでなく、この時期からはインフルエンザを始め秋~冬シーズンに流行しやすい感染症策など、子どもたちの健康管理・安全対策には十分気を付けていきたいと考えております。引き続きご協力をお願いいたします。
- 間もなく新年度から園生活も半年を迎え、子どもたち同士の関わりもかなり増えました。感染症対策へのご協力をお願いする中ではありますが、引き続き子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
- 本年は〇年ぶりにコロナ禍前の形式での運動会開催を予定しています。子どもたちも本番に向けて、楽しみながら練習に取り組む姿が見られます。園としても万全の体制で運営をしていきますので、保護者の皆様には、どうぞご理解・ご協力をお願いいたします。
自分のパターンを見つけよう
いかがでしたか? さまざまな文例を参考に、自分なりのオリジナルのパターンを身に付けられるようにしましょう。季節の風物詩や、子どもたちの様子など、身の回りにはたくさんの“ネタ”が転がっているものです。楽しみながら考えてみてくださいね。【関連記事】
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