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どうする?後輩保育士の指導と育成|心構え・ポイント・注意点

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後輩に指導をする先輩保育士
園で一定のキャリアを積んだ方の中には、 「後輩保育士への指導方法」に悩みを持つ先輩保育士さんも多いのではないでしょうか。今回は、後輩への指導で大切なポイントやコツ、注意点をご紹介します。

後輩の保育士ができたら

後輩保育士と先輩保育士
新年度になると、新卒や転職してきた保育士さんが続々と仲間入りしてきます。先輩保育士さんにとっては、「初めての後輩ができた」「後輩が増えてますます園のベテランになってきた」と、楽しみと同時に不安や焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。

先輩になると、後輩指導も大切な仕事の一つとして加わります。保育士同士が連携して働く現場であるため、後輩保育士の育成が保育の質を高めることに繋がります。

そんな状況で多く挙がるのが、「どう指導したら良いか分からない」「仕事をどこまで任せよう…」「上手く関係を築けるか不安」という悩み。特に、初めて後輩保育士ができた人にとっては、指導の方法や人間関係の構築について不安に感じるのも無理はありません。

今回は、先輩保育士さんに知っておいて欲しい後輩との関わり方や指導のコツについてご紹介していきます。

まず何をする?

まずは、後輩ができたらしておきたいことや、考えておきたいことを見ていきましょう。最初のステップは、相手をしっかりと理解することが大切なポイントですよ。

声をかける

笑顔で挨拶をする保育士
まずは後輩の名前を覚え、先輩保育士の方から声をかけましょう。新たな環境で不安を感じている後輩に安心感を与えます。

「慣れてきた?」「分からないことある?」など、ちょっとした質問でもOK。「気にかけてもらっている」「チームの一員として認められている」と感じられることが大切です。

相手の性格を知る

まずは後輩の性格を知るところから始めてみましょう。何気ない会話やコミュニケーションを重ねることで、少しずつ掴めてくるのではないでしょうか。

相手の性格によっても、適した指導方法は異なってきます。「自分が接する後輩はどんな人なのか?」を把握することと、相手を知ろうとする姿勢が大切です。

振り返りの時間を持つ

循環マークが描かれた積み木とペン
1日の終わりに「今日はどうだった?」と振り返りの時間を持ってみましょう。困ったことや確認しておきたいことが出てくれば、助言を行います。

先輩保育士から見て「良い対応だった」と思う姿を認め、改善点がある場合は具体的にアドバイスを行います。毎日少しずつ振り返りを行っていくことで、コミュニケーションも深まっていきます。

自分が憧れた先輩を思い出す

指導方法に悩んだときは、自分が新人の頃に憧れた先輩を思い出してみてください。「いつも笑顔の先輩」「何でもやさしく教えてくれた先輩」など、きっと心に残っている先輩がいるはずです。

まずは憧れの先輩を参考に、徐々に自分らしく相手に合った指導法を見付けると良いですよ。

自分が新人の頃を思い出す

誰でも最初は新人。きっと自身も分からないことや失敗を経験してきたはずです。どんなことに悩み、何を不安に感じていましたか? 目の前の後輩保育士さんも同じように感じていることがあります。

自分の悩みや経験と重ね合わせることで、相手の気持ちに寄り添った指導ができるようになりますよ。
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指導ポイント

それでは、実際に指導にあたるときのポイントを見ていきましょう。

指示は明確にする

後輩におむつ替えを指導する先輩保育士
新卒や経験の浅い保育士さんには特に、明確に指示を伝えるようにしましょう。経験を積み重ねると当然に思えたり、園内の暗黙のルールで分かっていることであっても、後輩にとっては知らないことだらけです。

例えば、単に「掃除しておいてね」ではなく、「ほうきや雑巾はここにあるから、これで掃除をお願いします」と、最初はできるだけ丁寧に教えるようにしましょう。

また新卒保育士さんには、なるべく専門用語を使わずに指示を出すようにすると分かりやすいです。慣れるまでは一気に指示を出さず、一つひとつ順番に教えていくことを心がけましょう。

見本を示す

「じゃあ、〇〇しといてね」と突然言われても、新人保育士さんの場合はやり方が分からない場合がほとんどです。口頭で説明するだけでは理解が難しいこともあるので、見本を示すようにしましょう。

「今から給食の準備をするので、その流れを見ていてね」などと伝えた上で、行動に移します。見て理解したら一緒にやってみて、最終的に後輩へ任せるといった手順を踏みましょう。

リードとフォローを大切に

先輩として後輩をリードしていくことも大切。後輩保育士さんは、まだ不安を抱えながら仕事をしているので、「失敗してしまったらどうしよう」「これで大丈夫かな」と考え、なかなか自分から挑戦できない人もいます。

だからこそ、もし後輩が失敗してしまったときはしっかりとフォローを入れましょう。そうすることで、後輩は安心していろいろな経験を積むことができます。まずは先輩がリードしてお手本を見せながら、仕事内容や立ち振る舞いを学んでもらうと良いでしょう。

行動の意図を聞く

階段と最上段に置かれたゴールフラッグ
保育士は新人でも自分の判断で行動する機会が多いため、失敗することもあります。しかし、意図があるから行動する訳で、間違ったことをしようと思って行動する人はいません。

そのため、失敗した時には「なんで〇〇したの!」と責めるのではなく、「どうして〇〇しようと思ったの?」と行動の裏にある後輩の気持ちに耳を傾けます。その上で状況を整理し、「次に同じような場面ではどうする?」と一緒に考える姿勢を示しましょう。

注意するときは感情的にならない

中には子どもの安全に関わるミスや、保護者対応で相手に不快感を与えてしまった…など、しっかりと注意をしなくてはいけない場面もありますよね。その時は相手のためにも曖昧にせず、必ず伝えるようにしましょう。

ここで大切なのは、感情的になったり長時間叱ったりしないことです。子どもへの対応と同じで、感情的な表現は自分のイライラを相手にぶつけることになってしまいます。怒りを引きずって冷たい態度をとったり、過去の失敗を引き合いに出すのもNG。注意点は簡潔に伝え、気持ちの切り替えができるようにしておきましょう。

子どもの前で叱らない

いくら叱らなければいけない場面であっても、「子どもの前で後輩保育士を叱る」ということは避けましょう。叱られている姿を見た子どもたちは、無意識に先生の立場に順位付けをしたり、同じような言葉遣いをしたりすることもあります。

叱る時はできるだけ保育時間以外で、子どもたちのいない場所で話をするようにしましょう。

褒める時は言葉にして

指でOKサイン
実は意外と難しい、「言葉にして褒める」ということ。新卒保育士さんは特に、まだ何が正解なのか分からず日々手探り状態で頑張っています。そこに先輩からの「さっきの声かけ良かったね」「あの手遊び面白かったよ!」という前向きな言葉があると、自信に繋がっていきます。

褒めるときはしっかりと言葉にして伝えてあげましょう。

コミュニケーションをこまめに取る

「先輩に話しかけづらい」「こんなこと聞いても大丈夫かな」と不安を抱えて、なかなか先輩に話しかけられないという人もいます。そこで必要なのは信頼関係。信頼できる相手には、質問や相談がしやすいですよね。そんな関係性を築くためにも、まずは普段からコミュニケーションをこまめに取るように心がけましょう。

これは、「プライベートでご飯に行かなくてはいけない」「休憩中に絶対話しかけなくてはいけない」ということではありません。挨拶や何気ない雑談程度でも、関わりを持つことで信頼関係は築けていくはずです。笑顔で接することを忘れないでくださいね。

周りと比較しない

子どもも大人も同じで、他人と比較して注意をされることはあまり気持ちの良いものではありませんよね。「同期の〇〇先生は出来たのに…」「私の頃はもうこれをやってたけどな」と、他者と比較して注意をするのは避けましょう。

一人ひとり得意不得意もあれば、学びのスピードも違って当然です。相手に合った方法で指導方法を見付けていきましょう。

コミュニケーションの取り方

談笑する二人の女性
「後輩とどうやってコミュニケーションを取ればいいのか分からない」という悩みを抱える先輩保育士さんも多いようです。難しく考え過ぎず、普段の生活の中で自然に関わる時間を増やしてみましょう。

休憩時間を活用する

休憩時間に話す機会や余裕があれば、ぜひ積極的に話しかけてみましょう。仕事の話ももちろん良いですが、せっかくなので趣味などのプライベートのことにも興味を向けてみると、距離が縮まりやすくなります。緊張している後輩も、自分の好きな話題を振られたら嬉しいですよね。まずは相手に興味を持つことが、コミュニケーションのきっかけになりますよ。

とは言え、中には「休憩時間はひとりでゆっくりしたい」「音楽を聴いてリラックスしたい」という人もいるかもしれません。相手の様子を見ながら、その人に合った接し方や距離の取り方を見極めましょう。

行事の準備はチャンス!

行事の準備期間は、他の保育士さんとコミュニケーションを取る機会が自然と増えますよね。この機会を活用して、後輩ともどんどん関わりを増やしていきましょう。

新卒保育士さんの場合は、初めての行事で何をしたら良いか分からず困っていることも。一緒に頑張れば、それだけ協力してやり遂げる達成感が生まれます。昨年までのことを教えたり、自分の経験を話したりと、ぜひ積極的にアドバイスをしてみましょう。

会議での発言は若手から

挙手した手のひら
会議で意見を出し合う時は、若手から順に発言する機会を作りましょう。先輩保育士が先に意見を出すと、それが正解となり、後輩保育士は思うことがあっても何も言えなくなってしまいます。

まずは後輩保育士の言葉に耳を傾け、それを活かすためのアイデアを先輩保育士が加えていくようにしましょう。自分の意見が保育に取り入れられていくことで、保育士としての自信が付いていきます。

チューター制度を取り入れる

笑顔でほほ笑む保育士たち
新人保育士一人ひとりに、先輩保育士が専属の指導担当として配置されるチューター制度。保育園だけでなく、一般企業でも取り入れられている仕組みです。「誰に聞いたら良いのか分からない」という不安を解消するにも良い制度ですね。

後輩保育士との信頼関係を築くためにも、このような制度がある場合は活用してみてください。

非言語のコミュニケーションを大切にする

先輩保育士は言葉で伝えるだけでなく、非言語でのコミュニケーションも大切にする必要があります。自分の行動に自信が持てない後輩保育士は、先輩保育士の表情を伺っていることも少なくありません。

そのため、目が合った時に笑顔を見せるとか、「それでいいよ」と頷いて見せるとか、非言語のコミュニケーションが重要になってきます。後輩保育士が安心して働けるよう、柔らかい表情を心掛けましょう。

後輩指導は自分の成長に

新人時代は誰もが通る道。その頃のことを思い出せば、きっと後輩に寄り添った指導方法が見付かると思います。なかなか大変な後輩指導ですが、この経験はきっと自分の成長にも繋がります。相手とのコミュニケーションを大切に、素敵な先輩として活躍してくださいね。

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ほいくis(ほいくいず)編集部

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保育・幼児教育のプロフェッショナルで構成された編集部のエディターが、質の高い保育を日々提供していくために必要な知識・ノウハウを発信。保育の専門知識から保育ネタ、保育士試験関連情報、保育学生さん向けの情報まで、あらゆる分野を網羅していきます。

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