保護者と一緒に布おもちゃ作り再び
今年も、布おもちゃ作りの講習をするため、静岡市清水区にある有度十七夜山保育園へ行ってきました。この日参加してくださったのは、園の保護者会の「おもちゃ作り係」の皆さんと保育士さんたち。
1年に1~2回、土曜日午前にこうした会をもち、保育室の布おもちゃを増やす布育の活動に取り組んでくださっています。 縫い方などのコツは、手元が見えるところに集まってもらって説明していきました。
今回の作品は「つながるドーナッツ」
そして、この日完成したのが、こちら!2年前にも20個ほど作られたのですが、子どもたちに大人気なので、もっと数を増やしたいとのリクエスト。
種類も増え、ふっくらおいしそうにできました!
この布おもちゃの遊び方は?
このドーナツは、Cの字型をしていて、つなげたり外したりして遊ぶことができます。腕にはめたり、ベビーサークルの柵に付けたりするのも楽しそうです。
裁縫箱がきっかけで継続的な布育に
継続的に布育に取り組んでくださっている有度十七夜山保育園の皆さんですが、今回、目にしたのがこちらの裁縫箱です。ピンクッションは手作りだそうです。かわいい!
今回も時間切れで未完成になってしまったドーナツは、続きを保育士さんたちが少しずつ仕上げていくそうです。
布育を継続するには?
- 「布おもちゃは素敵だけれど、作るのが大変そう」
- 「作ってみたいけれど、いざとなると何をしたらいいのか…」
- 「気持ちはあるけれど、なかなか取り掛かれなくて…」
そんな声をよく聞きます。
私も保育の現場にいたので、そのお気持ち・現状、よくわかります。
そんな中でも、なんとか布育を実践していくコツがいろいろあります。
その一つが道具の問題。
「ちょっと作ってみようかな…」
「このほつれ、直さなきゃ…」
そんな時に、道具探しから始めるのでは、ますますハードルが高くなってしまいますよね。
裁縫道具を身近に置く
まずは、一般的な裁縫道具を身近に置くこと。園全体として、布おもちゃを取り入れたいと考えていくのなら、スタッフの誰でもが手に取れるところにセットしておくこと。
その際、針・ハサミなどの紛失による事故を防ぐための安全対策もしていきましょう。
布おもちゃ導入のコツはほかにもいろいろあります。
またの機会にお伝えしていきますね。
※ 文中紹介した『つながるドーナツ』の手作りキットは【ぬのいく屋さん】で販売しています。