新年度の園生活に慣れるには
もうすぐ新年度が始まります。新入園児を迎えるのはドキドキしますね。また、園生活に慣れていたはずの進級児も新しい担任や保育室に不安になったり、落ち着かない様子を見せることもあるでしょう。
1日も早く園での生活に慣れてもらえるように、まずは一つ、園の中に好きなモノが見つかるようにしたいですね。今回は、
- 好きな人
- 好きな場所
- 好きなおもちゃ
好きな人
保育者
新しい担任として、好きになってもらうのにはどうしたら良いでしょう?0~1歳児の場合は、基本的に生理的欲求を満たしてくれる人に馴染んでいきます。食べ物をくれる、オムツを替えてくれる、抱っこしてくれる…そういうことの繰り返しが大切です。
なるべく同じ保育者が関わるようにするのが近道だと思いますが、できる範囲で取り組んでみてください。
もう少し大きい子になってくると、それ以外に「一緒に遊んでくれる人」が子どもは大好きです。同じ場所で同じおもちゃで、一緒に遊んで笑ってドキドキワクワクしていくうちに「先生、大好き!」「また遊ぼう!」となっていきます。
まずは、「保育者がみんなを遊びに誘う」というより、「それぞれの子どもの遊びに保育者が入れてもらう」ような関わり方がおススメです。そんな時は、遊んでいる子どもの正面ではなく、隣に寄り添い子どもの遊びの真似をするところから入るといいですよ。
「何してるの?」と聞いちゃうのは、あんまりおススメしません。小さな子どもは説明が苦手なんです。答えようとすると身構えてしまったり、せっかくの遊びが途切れてしまったりします。なんとなく真似して一緒に笑っていたらきっと仲良くなれます。
新年度、身の回りの自立や園生活のルールなど教えなければならないことも多いかと思いますが、思い切って遊ぶ時間も大切にしてくださいね。
好きな場所
ちょっと狭い所
保育室って、家庭に比べるとかなり広いことが多いですよね。初めての広すぎるスペースは、視覚的にも聴覚的にも情報が多すぎて、子どもにとっては落ち着かないもの。ちょっと狭い場所の方が、居心地が良かったりします。押し入れの下段を空けておいたり、ついたてを利用して、こじんまりとしたスペースを作ってみましょう。さらに、暖簾・カフェカーテン・マット・クッションなど布製のものを置くと、家庭的な雰囲気が出てホッとした空間ができますよ。
好きなおもちゃ
ぬいぐるみ・人形
顔があるおもちゃは親近感がわき、家族や友だちに代わる存在になってくれます。また、肌ざわりの良いものは癒されますよね。手の中に納まるサイズや、腕に抱えられるサイズなど、いつも持っていられるものは安心感があります。車・電車
特に男の子の心をつかむことが多い乗り物系のおもちゃ達は頼りになりますね。まずは一人に一つ「好きなモノ」を見つけるところから…
新しい園生活のスタート、心より応援しています!
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