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俺にとっての良い絵本はこれだ!!【良い絵本ってなんだろう④】

絵本が沢山入っている本棚
絵本専門士として活動する保育士「うっちー先生」による、絵本愛あふれるコラム。シリーズ「良い絵本ってなんだろう」の第4回目は、絵本が並べられている本棚を見ながら話がスタートします。
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絵本の本棚を眺めてみる

これまで当シリーズでは、“絵本は主食”について、子どもの目線から、ロングセラーについてと、散々綴ってきましたが、「じゃあ!うっちー先生にとっての良い絵本って何なんすか?」という質問を個人的にいただきました。

整理します。

そもそも自分の手元には絵本がまぁまぁあります。この度、ゴールデンウイークは県外に出ることがなかったことを始め、しばらくは庭でバーベキューor本の整理の日々でした。本棚揃えると気持ちいい♪

写真の本棚は、上から長新太氏はじめ名だたる作家さんの原画が積み上がり、絵本専門士養成講座の資料がまとめられています。そしてトートバックも。写りきってない左側には資料本が並んでいます。

絵本は色やシリーズで揃えることも考えられますが、収納の効率を上げるため、大体大きさごとにまとめています。開架してない絵本や、貸していたり、職場や前赴任園に置いていたりする絵本もあるけど、まぁこんなもんです。
絵本の本棚

俺は出かけてないし、取り出しやすいもんですから、息子がやってきて「読んで読んで」の日々(笑)。こんなにたくさんあっても、自分の知っている絵本を見つけて「これ先生が持ってる!」「(自分の本棚に)(保育園に)これある!」と持ってきます。




絵本が本棚に来た理由

この絵本たちが手元に集まってきたのにはこんな理由があります。

1. 書店で手に取って読んでおもしろかった。(75%)
絵本は基本的に、手に取ってから買うのが理想。衝動買いでネットや業者からの紹介で買うこともあるけども…当たりばかりではないかな。

2. 他の人が読んでいておもしろかった。(10%)
同僚、絵本専門士仲間、絵本作家本人などに読んでもらうけども、ほとんどの場面に子どもがいて、子どもとの読みあいが楽しかった絵本。

3. 原画展を見に行き、惚れた。(3%)
絵本原画展に行けることがあればいつでもどこへでも行っています。作品を知らなくても、原画を見ればほぼ惚れこんでしまいます。作家の作品にかけるエネルギーがすばらしい。テキストのみの作家さんもおられます。講演会や直接会いに行くことも多いです。惚れます。

4. 好きな絵本作家の作品だから買った。(10%)
名前を見かけたならばほぼ手に取り、手に取らなくても表紙買いします。それは長さん。最近では、はらぺこめがね氏。
本棚の絵本

この中でオススメ(しない)本はこれ!
 
にんげんになったニクマンジュウ
『にんげんになったニクマンジュウ』
長新太 作
絵本館 2008年

>>本の詳細はこちら

タイトル通り、ある日肉まんがしゃべり出して人間になるストーリー。読みながら頭の中を「???」が廻ります。最後まで読んでも理解不能。時間の無駄になるので絶対に読まないでください!(ニヤリ)

5. 自分が子どもの時から持っている絵本。(2%)
絵本って30年くらい経ってもまだまだ読めます。現役で販売されている絵本も多く、装丁や内容が少し違うとまた買うこともあります。

6. 昔は絵本専門士ではなく絵本好きの保育士だったので、プレゼントされた。(僅か)
最近は「知らない絵本ないでしょ」ってプレゼントされることが少なくなったなぁ。そんなわけない!知らない絵本たくさん(笑)

改めて考えてみると、持っている絵本の多くが、読んでいる先に子どもが楽しんでいる姿をイメージして手元に置いていると思いました。絵本棚と同じ部屋には大量のマンガもありますが、これは完全に自分が楽しむ物として集めてきました。
本棚のマンガ

今では中学生の息子が読み漁りまくっています。それぞれがマンガを読めば、同じ話を共有はできるけど…。絵本はやっぱり、読みあえば同時にその時間も共有できるステキなツールだという結論にたどり着くわけです♪

うっちー先生が考える良い絵本とは

いろいろ書きましたが、今回のテーマ『俺にとっての良い絵本はこれだ!!』の答えは、

【子どもと楽しく読みあえる絵本】

俺にとっての良い絵本は、俺と子どもたちが決めています。


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