節分をイメージした鬼さんの図案
新年最初のはんこコラムとなります、今年もよろしくお願いします。2021年(令和3年)は2月2日(火)が節分の日。立春の日によって日付が決まるのだそうです。そこで今回は、かわいらしい「節分の鬼のはんこ」を作ります。後半では、はんこ作りに便利な「おすすめの道具」をご紹介しようと思います。
「鬼のはんこ」は、2つのはんこを作って“重ね押し”で仕上げるタイプです。

まずは下絵
まずは下絵を描きましょう。今回は、あえて髪の毛を書きません!
彫り方
そして、下書きの線を残すように彫っていきます。このとき、顔のパーツ(まゆ毛や目・鼻・口)は、一つ一つの輪郭に、浅めに切り込みを入れておいてください。
先に顔のパーツに切り込みを入れておくことで、顔の表面にナイフを入れたときに、写真のようにパーツをきれいに残すことができます。

顔の線を彫り終えたら、一旦紙に押してみましょう。

そして今回は、押したうえに再度トレーシングペーパーを乗せて、彫ったはんこに合うような髪の毛を書きます。

顔を作った後に髪の毛を書くことで、彫っているときに顔のサイズが変わってしまった…!というようなことにも対応できます。
髪の毛のパーツのはんこは、余白をぎりぎりまで、カッターなどで切り落としておいてください。顔の上に重ね押しをする際、どこに押したらいいか位置を決めやすくなります。
出来上がりを試し押し

完成! 顔を赤や青で押せば赤鬼や青鬼…♪ 同じはんこでも別物みたいになります! 園の行事で豆まきをした日、連絡帳に押してあげるのも楽しいですよね。
便利なおすすめ道具の紹介
続いて、消しゴムはんこ作りに便利な「おすすめの道具」をご紹介します。
これは「丸いはんこを作りたいけど、どうやったらきれいな円が書けるのだろう…」と悩んでいたときに、100円ショップで見つけて感動した“形のテンプレート”。

このテンプレートは、消しゴムはんこのサイズにもぴったり。誰でも簡単に、きれいな円を書くことができますよ。さらに正方形や楕円形もあるので、作品の幅が広がること間違いなしです。
あと、これは道具ではないのですが「机に置いて彫るとどうも彫りづらい…」という方におすすめなのが、家にあるティッシュ箱の上において彫るという裏ワザ。

私はまだ開けていないティッシュの箱の上に乗せて彫っています。細かいところを彫るときはよく見ながら彫らないといけないので、この方法はおすすめです!
ぜひ、自分にちょうどいい箱にのせて彫ってみてくださいね。
ではまた!