対象年齢
3歳/4歳/5歳『北風と太陽』とは
昔から知られているイソップ寓話の一つで、元々は古代ギリシャでよく知られていたお話です。日本では絵本を始め、生活発表会・音楽発表会や劇あそび、オペレッタの題材としても定番の題材になっているので、園でも馴染のあるお話の一つです。絵本「きたかぜとたいよう」
[きたかぜとたいよう (イソップえほん5)]作:蜂飼 耳
絵:山福 朱実
出版社:岩崎書店
北風と太陽が、通りがかりの旅人の上着を脱がせることができるか競争をします。北風が力いっぱい風を吹いて上着を飛ばそうとしますが、旅人は逆に飛ばされまいと必死になって上手くいきません。続いて太陽がさんさんと照らすと…。
このお話は、前半の北風のパートと、後半の太陽のパートの対比がポイント。この2つでしっかりとメリハリをつけられると、見どころのあるオペレッタとして仕上げることができますよ。演技も含めてどうやったらメリハリが付けられるのか、子どもたちと話し合いながら劇を作り上げてくださいね。
生活発表会に向けての進め方
生活発表会は出し物をすることだけが目的ではなく、作り上げる過程を通して子どもたちの成長を促すことも大切な要素です。「北風と太陽」のお話には、北風さんと太陽さんの考え方の違いを比べてみるという問題提起の要素があります。
作り上げていく段階では、ぜひ子どもたちと一緒にそういったテーマについても話し合いながら進めて行くことをおすすめします。子どもたちなりの意見が反映された、そのクラスだけのオペレッタを目指して取り組んでみてくださいね。
オペレッタの構成
動画ではオープニング1曲、主要な場面で使う劇中歌を3曲ご紹介しています。物語の骨組みとなる基本的な曲は一通り用意していますので、ここにクラス毎のアレンジなどを加えていけば、オリジナルのオペレッタを作り上げることができます。<紹介する曲>
- オープニング「幕開けBGM」
- 劇中歌「どちらがつよい?」
- 劇中歌「北風のうた」
- 劇中歌「太陽のうた」
子どもたちと達成感を味わおう
生活発表会の準備は大変ですが、それだけやり終えた後の充実感や達成感があります。子どもたちと一緒に、その感覚を味わってみましょう。それでは皆さん頑張ってくださいね。【関連記事】