タオル・ハンカチ遊び
保育園・幼稚園で子どもたちにとって身近なタオルやハンカチ。身近だからこそ、それらを活用した遊びはさまざまな種類があります。また、柔らかくて危険の少ない道具なので、未満児クラスから幼児クラスまで幅広く活用できます。今回は、そんなタオル・ハンカチ遊びのアイデアを27種類ご紹介します。
タオル・ハンカチ遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- 友だちや保育者といっしょにタオル遊びを楽しみ、交流を深める
- タオルやハンカチなどの柔らかい布をさわり、さまざまな感触を楽しむ
期待される子どもの姿
- タオルやハンカチを丸めたり、折ったり、結んだりして想像力や考える力が育つ
- 感触を楽しむことで、手指の感覚が刺激され発達する
いないいないばあ
対象年齢
0歳/1歳/2歳/3歳用意する物・道具
- ハンカチまたはタオル
遊び方
①保育者は子どもと向き合って、「いないいない…」といいながらハンカチで自分の顔を隠します。②「ばあ!」といいながら、ハンカチを降ろして子どもと顔を合わせます。
③子どもの様子を見ながら、繰り返し行って楽しみます。
ポイント
0歳児クラスから取り入れられる、保育者とのやりとりを楽しむ遊びです。「いないいない…ばあ!」の声色、声の大きさにいろいろと変化を付けたり、少し間を置いたりといった工夫をすると、赤ちゃんは何度でも楽しめるでしょう。「いないいない…」で保育者が見えなくなる不安に慣れてきたら、今度は子どもの顔を隠してみるのもいいですね。「いないいないばあはだれでしょね」の歌に合わせて行うのもおすすめですよ。タオルで風送り(うえからしたから)
対象年齢
0歳/1歳/2歳/3歳用意する物・道具
- タオル
遊び方
①保育者と子どもが向き合い、保育者はタオルの両端を持ちます。②わらべうたに合わせて、タオルを上下にふわっと仰ぎます。
③歌詞の「こいこいこい」の部分で、少し早く仰ぎます。
④子どもは仰向けに寝転がり、タオルから吹いてくる風の感覚を感じて楽しみます。
<うえからしたから>
うえから したから おおかぜ こい
こいこいこい
うえから したから おおかぜ こい
こいこいこい
ポイント
ふわっと流れてくる風を、子どもたちが感じて楽しむ遊びです。0~1歳児の低年齢児の場合、オーガンジーなどの透ける素材のものを用意すると、歌の最後に子どもの頭に布をふわっと被せて、「いないいないばあ」と組み合わせて遊ぶこともできますよ。2歳児以上の場合、大きなバスタオルを用意して、保育者がタオルを大きく上に仰いでいるときにその下をくぐるという遊び方もありますよ。よりダイナミックな遊びをしたいときには、アレンジしてみてくださいね。
これなーんだ?(タオルの中身当てゲーム)
対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- ハンカチ
遊び方
①保育者と子どもは向き合います。②保育者はハンカチを手に被せたら、ハンカチの中でグー、チョキ、パーいずれかの手にして、「なーんだ?」と聞きます。
③子どもは、先生がどのポーズをしているかを当てます。
④ハンカチを取り、答え合わせをします。
ポイント
保育者と子どもの1対1など、少人数で遊ぶときにおすすめの遊びです。グー、チョキ、パーだと簡単すぎる場合は、指が何本立っているかを当てるのもおすすめです。タオルの中で子どもたちに身近なものを手に持ち(コップなど)何を持っているかを当てるのもいいですね。ハンカチ落とし
ハンカチを使った定番の遊びといえば、「ハンカチ落とし」ですよね。みんなで円になって、ハンカチがいつ落とされるのかを待つのがハラハラして楽しい遊びです。行事の際の遊びの1つとしてなど、大勢でレクリエーションを行うときにおすすめです。▼詳しい遊び方はこちら
ハンカチシアター
ハンカチシアターは、ハンカチを使って動物や食べ物などを作る見立て遊びのことです。簡単な手順でいろいろなものを作ることができるので、そのバリエーションと作り方をご紹介します。対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- ハンカチまたはバンダナ
ポイント
ハンカチを使ってただものをつくるだけでなく、作ったものに関連する歌を歌ったり、ストーリーを演じたりと、劇遊びのような遊び方も出来ますよ。子どもたちが作り方に興味を持ったら、作り方を見せながら教えるようにするといいでしょう。バナナ
<作り方>
①ハンカチを広げます。
②4つの角を真ん中に集めて折ります。
③集めた4つの角を片手でつまんで持ち上げます。
④反対の手で、ハンカチの下を握ります。
⑤バナナの皮をむいたら完成です!
<ポイント>
- バナナの皮をむいて食べる仕草をして、見立て遊びを楽しみましょう。
- 子どもにも「一口どうぞ」と食べる真似を促して、イメージを共有できると楽しいです。
- くいしんぼうゴリラ」や「バナナの親子」、「とんでったバナナ」などの手遊び・歌に繋げるのもオススメです。
りんご
<作り方>
①ハンカチを広げます。
②三角形になるように、対角線の角と角を1度折ります。(右上の角を左下の角に合わせます。)
③底辺の両端を持ち、上に向かって3回折ります。最後に、反対側の角の先っぽを出しておくことがポイントです。
④全体を裏返します。
⑤左側の尖っている先を、右側の斜めの線に合わせまて折り曲げます。
⑥右端を持ち、一番外側の穴に左端を差し込みます。
⑦形を整えたら完成です!
<ポイント>
- りんごを食べるまねをしたり、ごっこ遊びの材料として活用できます。
- りんごに関連する手遊び「りんごごろごろ」に繋げるのもおすすめです。
うさぎ
<作り方>
①ハンカチを自分から見て菱形になるように広げます。
②下の角を上の角に合わせるように折り、三角形を作ります。
③三角形の頂点を少しだけ手前に折ります。
④左右の角を、折り曲げた頂点に向かって折ります。
⑤下半分を、裏向きに折ります。もう一度三角形ができます。
⑥左右の角を、右の角が上、左の角が下になるように折ります。
⑦裏返すと二つのポケットができているので、そのポケットをそれぞれ裏返し、全体を包み込みます。
⑧耳の部分を引っ張って形を整えれば、完成です!
<ポイント>
- お月見の時期に作るのがおすすめです。
- 「うさぎさんはどんなふうにジャンプするかな?」とうさぎの動きのイメージを共有して、動物まねっこ遊びに繋げるのもいいでしょう。
アヒル
<作り方>
①ハンカチを自分から見て菱形になるように広げます。
②下の角を上の角に合わせるように折り、三角形を作ります。
③底辺から上に向かってクルクルと巻いていきます。頂点は少し残しておきます。
④真ん中部分をつまみ、半分に折ります。
⑤手前に垂れている細長い部分を、じゃばら折りします。先っぽは上を向くようにします。
⑥反対側を胴体に巻き付けて、先っぽは折り込んで固定します。
⑦形を整えたら完成です!
<ポイント>
- 「あひるの行列」の歌を歌う活動の導入として作って見せるのがおすすめです。
にんじん
<作り方>
①ハンカチを自分から見て菱形になるように広げます。
②下の角を上の角に合わせるように折り、三角形を作ります。
③もう一度三角形に折ります。
④さらにもう一度三角形に折ります。
⑤二等辺三角形の頂点が下に来るように持ち、左右の角を結びます。この時、布が重なっている方が上に来るように結びます。
⑥形を整えたら完成です!
<ポイント>
- ハンカチで作るウサギと組み合わせて、ウサギがにんじんを食べるシーンを演じることもできます。
キャンディ
<作り方>
①ハンカチを自分から見て菱形になるように広げます。
②下の角を上の角に合わせるように折り、三角形を作ります。
③底辺の中心に、左右の角を置きます。
④底辺を少し折り上げます。
⑤裏返します。
⑥縦に三等分するように、左右を重ねて折ります。2つ目を重ねる時に、④で折り上げてポケットになったところへ入れ込みます。
⑦上の角を、内側に入れ込むようにくるくる巻きます。
⑧巻き終わると後ろにポケットが出てくるので、そのポケットを裏返すようにして全体を包み込みます。このとき、左右にぴょこっと角が出てきます。
⑨形を整えたら完成です!
<ポイント>
- キャンディの袋を開けて食べる真似をしてみましょう。
- いくつか作って、お菓子屋さんごっこをするのもおすすめです。
ねずみ
<作り方>
①キャンディをまず作ります。
②キャンディのつまみを少し引き出し、左右に広げます。
③片側のつまみは菱形になるように引き出し、玉結びをします。※ここが頭になります
④頭としっぽを整えて、完成です!
<ポイント>
- 先にキャンディを作り、「キャンディが別のものに変身しちゃうよ!」とネズミまでの変化を楽しむことだできますよ。
- 手遊び歌「いっぴきののねずみ」に繋げるのもおすすめです。
リボン
<作り方>
①ハンカチを広げます。
②上下を中心に向かって折り、長方形を作ります。
③裏返します。
④左右を中心に向かって折り、正方形を作ります。
⑤角が中心に集まるので、上の角二つを右手で、下の角二つを左手でつまむように持ち、軽く引きながら裏返します。
⑥完成です!
<ポイント>
- 頭にのせたら髪飾り、首に付けたら蝶ネクタイに見立てられます。
- 子どもたちとファッションショーをして楽しむのもおすすめです。
ペンギン
<作り方>
①ハンカチを自分から見て菱形になるように広げます。
②下の角を上の角に合わせるように折り、三角形を作ります。
③底辺から上に向かってクルクルと巻いていきます。頂点は少し残しておきます。
④真ん中部分をつまみ、半分に折ります。
⑤垂れている2つの先っぽを羽根になるようにそれぞれN字に折ったら、完成です!
<ポイント>
- 「ペンギンマークの百貨店」「ペンギンちゃん」の手遊びの導入として遊ぶのがおすすめです。
- アヒルをまず作り、「他の動物にもなれるんだよ!」と2回目にペンギンを作って違いを楽しむのもいいでしょう。
ケーキ
<用意する物・道具>- ハンカチ
- 輪ゴム
- デコレーションの材料(無くてもOK)
①ハンカチを広げます。
②上下を中心に向かって四つ折りして、長方形を作ります。
③端からもう一方の端に向かってクルクルと巻いていきます。
④輪ゴムを巻いて固定したら完成です!
<ポイント>
- ハンカチだけでも作れますが、イチゴのトッピングやデコレーションの素材を用意しておくとよりそれっぽくなります。
ボール
<用意する物・道具>
- ハンカチ
- 輪ゴム
①ハンカチを利き手と反対の手に被せます。
②反対の手で輪ゴムを持ち、手に被せたハンカチに2回巻きます。
③ハンカチの四隅を真ん中に持ってきてくるっとひっくり返し、輪ゴムの中に入れ込みます。
④形を整えたら完成です!
<ポイント>
- ボールを使ったさまざまな遊びに応用可能です。
- キャッチボールをしたり、上に投げてキャッチしてみたり、自由に使いましょう。
ゾウ
<作り方>
①ハンカチを自分から見て菱形になるように広げます。
②上の角以外の3つの角を、中心に集めるように折ります。
③底辺からクルクルと中心をちょっと過ぎたところまで巻いていきます。
④底辺を持って裏返します。
⑤左右を重ねるように三つ折りします。
⑥上の部分を手前に折り返します。
⑦③で巻いたところをほどきながら、垂れている部分を押し込んでいきます。角は残します。
⑧鼻を整え、左右の耳を引っ張り出して整えたら完成です!
<ポイント>
- 「ぞうさんとくものす」の遊び歌の導入としておすすめです。
パン(クロワッサン、ねじりパン、サンドイッチなど)
<作り方>①クロワッサン:ハンカチを三角におり、底辺からくるくると巻いていく
②サンドイッチ:ハンカチを三角に三回折る
③食パン:ハンカチを2回四角に折る
④メロンパン:丸めたハンカチを、もう一枚のハンカチで包む
<ポイント>
- タオルを沢山用意してさまざまなパンを作れば、パン屋さんごっこができるでしょう。
- 「やおやのおみせ(パン屋のおみせ)」の手遊びの導入に遊ぶのもおすすめです。
タオル綱引き(タオル引き相撲)
対象年齢
3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- タオル
遊び方
①二人一組になります。②向かい合って、タオルの端と端を持ちます。
③「よーい、どん!」の先生の合図で、タオルを自分の方に引きます。
④相手バランスを崩すか、先生の終わりの合図があったときにより自分の近くにタオルを引き寄せていた方の勝ちです!
ポイント
タオルをロープの代わりにして、綱引きをする遊びです。保育者と子どもや、親子遊びにもおすすめです。どちらかが急に手を放してしまうと、相手が後ろによろけてしまい危険です。特に子ども同士で遊ぶ際には、あらかじめ「急に手を離さないようにしようね」と伝えておきましょう。 また、体操用のマットを用意しておき、転んでもケガをしない環境作りを行いましょう。倒れそうで危ないと判断した場合には、お互いお尻を付けて座ったまま行うのもおすすめです。他にも、向き合って立ち足の指でタオルを握って引っ張り合うような手を使わない遊びに変更するのもいいでしょう。5歳児クラスでは、片足立ちで行うのもいいですね。
ハンカチで変身
対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- ハンカチまたはバンダナ
遊び方
ハンカチを使っていろいろな洋服、装飾に見立てて遊びます。①首に結んでマントに
②頭に結んでカチューシャに
③ねじねじして頭に結んでハチマキに
④リボンを作って髪飾りに
⑤頭に巻いて赤ずきんちゃんに
⑥頭に巻いて鼻の下で結んで、どろぼうごっこに
ポイント
例としていくつか挙げましたが、何に見立ててもOKです。子どもたちの発想に任せて遊べるといいですね。首に通したりする場合には、誤ってきつく締めてしまわないように特に注意して見守るようにしましょう。ハンカチマジック(魔法のハンカチ)
対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- ハンカチ
遊び方
①保育者は、「これは魔法のハンカチだよ、よく見ててね」と言って子どもの注目を集めます。②利き手で、ハンカチを角が手から飛び出して立つように持ちます。
③反対の手で「ちちんぷいぷーい!」と魔法をかけたら、透明の糸でハンカチを引っ張る真似をします。この時、引っ張った方にハンカチが倒れるように動かします。
④最後に魔法を解いてもとのハンカチに戻したら修了です。
ポイント
ハンカチをくいっと引っ張るふりをすると、引いたほうにハンカチが倒れるという遊びです。左右の手の動きを合わせることがポイントですよ。子どもたちの注目を保育者の手元に集めることができるので、スキマ時間や、全体に向けてお話をしたい時にもいいですね。幼児さんは何度か行うとタネが分かってくるので、子どもにやり方を教えるのもいいでしょう。タオルなわとび(タオルくぐり)
対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- タオル
遊び方
①タオルの端と端を両手で持ちます。②そのタオルを跨いだり、縄跳びのように跳び越えて遊びます。
ポイント
使用するタオルは、フェイスタオルなど長めのものがおすすめです。慣れてきたら、腰を丸めたり膝を折ったりと身体を上手く使わないと跳び越えるのが難しいので、良い全身運動になりますよ。しっぽとり
定番のアレンジ鬼ごっこ、しっぽ取りもハンカチを使ってできる遊びのひとつです。しっぽのようにハンカチを腰に付けて、自分のしっぽを守りながらお友だちのしっぽを追いかけます。ルールをアレンジすることで、低年齢から幼児まで楽しめるのでどのクラスにもおすすめです。タオル滑り
対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- タオルや風呂敷
遊び方
①二人一組になります。②一人が引っ張る役、もう一人が引っ張られる役になります。
③引っ張られる役の子は、タオルの上(端)にお尻を付けて座ります。
④引っ張る役の子は、反対側の端を手で持ち、引っ張ります。
⑤タオルと一緒にお友だちを滑らせて、乗り物のようにして遊びます。
ポイント
バスタオルのような、大きいタオルがあると良いでしょう。魔法の絨毯などに見立てて遊ぶのもかわいいですよ。引っ張るのは腕の力が必要なので、始めは保育者が引っ張る役をやるか、補助をするのがおすすめです。いきなり勢いよく引っ張り過ぎると座っている子が倒れてしまう可能性があります。「引っ張るよ~」と合図を出し、ゆっくり引き始めるようにしましょう。また、引っ張られる役の子は両手でタオルをしっかりと持っておきましょう。
ものを乗せてリレー遊び
対象年齢
4歳/5歳用意する物・道具
- タオル
- ボール(風船など、運ぶものはなんでもOKです)
遊び方
①二人一組になり、タオルの端と端をそれぞれ両手で持ちます。②その上に、ボールを乗せます。
③ボールを落とさないように、リレーのコースを運んで1周します。
④途中でボールを落としたら、拾いに行って同じ場所からやり直します。
⑤一番早く1周出来たペアが勝ちです!
ポイント
ペアのお友だちとの協力が重要な遊びです。3歳頃は単純に端から端に運ぶかけっこのようなルールで遊び、4~5歳児クラスではチームを2つに分けてリレー形式で遊ぶのもいいでしょう。バランスゲーム
対象年齢
4歳/5歳用意する物・道具
- タオル
遊び方
<遊び方1>①タオルを4つに折り、頭にのせます。
②「よーい、スタート!」で、一斉に片足立ちをします。
③バランスを崩して足をついてしまったり、頭からタオルを落としてしまったら座ります。
④最後まで残っていた子が勝ちです!
<遊び方2>
①タオルを細長く折り、紐のような状態にします。※崩れる場合は、輪ゴムで留めるとよいです
②床に置き、その上を平均台のように渡ります。
③端から端まで、タオルから落ちずに渡れたら成功です!
ポイント
タオルを活用したバランス遊びです。雨の日に身体を動かす室内遊びとしておすすめです。遊び方1では、慣れてきたらさらに両眼を閉じてバランスを取ることに挑戦したり、頭にタオルを乗せたままリレーをしたりといったアレンジも可能です。遊び方2は、本物の平均台で遊ぶ前の導入としても取り入れられます。また、上を渡るだけでなく、ジャンプして飛び越えたり、保育者2人が両端を持ってくぐったりと、さまざまな動きにアレンジができるでしょう。
タオルボール遊び
対象年齢
2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- タオル
遊び方
<遊び方1>①タオルでボールを作っておきます。
②ボールを上に投げ、落ちてくるまでに1回拍手をしてキャッチします。
③成功したら、今度は拍手を増やしたり、頭とお腹を触ってキャッチしたり、一回転したりと、難易度を上げて楽しみます。
<遊び方2>
①タオルでボールを作っておきます。
②二人一組になり、キャッチボールをして遊びます。
③慣れてきたら、ボールを2個に増やして遊びます。
ポイント
タオルで作ったボールは柔らかいので、身体や頭に当たっても痛くなく安心して遊ぶことができます。ボール遊びを導入する前段階として取り入れるのもいいでしょう。当たっても痛くないと言っても、最低限「お友だちに向かってむやみに投げない」「広い場所で遊ぶ」というお約束はするようにしてくださいね。遊び方1のアレンジ例として、ハンカチボールを保育者が投げてキャッチし、子どもたちはそれを見てボールが空中にある間に拍手するという遊びもおすすめです。ボールを投げることと拍手をすることを同時にいきなり行うのは難しいので、導入として行うのもいいでしょう。保育者がフェイントをかけたりすると、より面白いですよ。
タオルキャッチ
対象年齢
4歳/5歳用意する物・道具
- タオル
遊び方
<遊び方1>①二人一組になります。
②タオルを落とす人、キャッチする人に分かれます。
③タオルを落とす人は、少し高いところから片手でタオルを持ち、垂らします。キャッチする人は、その少し下で片手を開いて待ちます。
④タオルを落とす人は、急に手を放してタオルを落とします。
⑤タオルをキャッチする人は、落ちてきたタオルを片手で握ってキャッチします。
⑥タオルが床に落ちたら落とす人の勝ち、キャッチできたらキャッチする人の勝ちです!
ポイント
初めは保育者がタオルを落とす人になり、子どもが見ていないときや油断しているときなどを見計らって落とすことで「落とすタイミングが大事なポイントだ」と伝えられるといいでしょう。慣れてきたら、子ども同士でも遊べるようになりますよ。※掲載イラストや記事内容の 無断転載・二次利用、配布・加工は禁止とさせていただきます。