11月上旬(11/1~11/10)
まずは、1〜10日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。11月1日「ラジオ体操の日」
【由来】1928年(昭和3年)のこの日、ラジオ体操第1が放送されました。この体操は、健康増進と衛生思想の啓蒙を図るために、広告放送として放送されていたラジオ体操を参考にして、昭和天皇陛下ご即位の大礼を記念して計画されました。
11月2日「習字の日」
【由来】公益財団法人・日本習字教育財団が制定しました。日付は「11」と「02」で「いい文字」と読む語呂合わせからきています。多くの人に手書きで文字を書くことの大切さを知ってもらいたいという願いが込められています。
11月3日「ゴジラの日」
【由来】映画の製作・配給などを手掛ける東宝株式会社が制定しました。1954年(昭和29年)のこの日、怪獣映画『ゴジラ』が封切られました。世界的な怪獣映画の『ゴジラ』の魅力を多くの人に伝えることが目的とされています。
11月4日「ユネスコ憲章記念日」
【由来】1946年(昭和21年)のこの日、ユネスコ憲章が発行され、ユネスコが誕生しました。ユネスコ(国連教育科学文化機関)はパリに本部を置く教育・科学・文化の発展と推進を目的とした国連専門機関で、日本は中国に次いで第2位の分担金拠出国となっています。
11月5日「ごまの日」
【由来】全国胡麻加工組合が制定しました。日付は「いい(11)ご(5)ま」と読む語呂合わせと、ごま和えなどごまとの相性の良いほうれん草の旬の始まりの時期であることからきています。食物繊維などが豊富で、栄養価が高く、健康に良いごまをより多く摂取してもらうことが目的です。
11月6日「お見合い記念日」
【由来】1947年(昭和22年)のこの日、東京の多摩川河畔で戦後最初の集団お見合いパーティーが開催されました。戦争のため婚期を逃した20~50歳の男女386人が参加したそうです。
11月7日「もつ鍋の日」
【由来】一般社団法人日本畜産副産物協会が2011年(平成23年)に制定しました。この日が「立冬」(11月7日頃)になることが多いことと、「いい(11)もつな(7)べ」(いいもつ鍋)と読む語呂合わせからきています。もつ鍋の美味しさ、動物からもたらされる資源の有効活用などを理解してもらうことが目的とされています。
11月8日「いい歯の日」
【由来】「いい(11)歯(8)」の語呂合わせから、1993年(平成5年)に日本歯科医師会が制定しました。厚生省(現:厚生労働省)と同会は「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」を推進しており、この記念日も同活動の一環として行われています。
【おすすめ活動例】「歯磨きの歌」
保育園でエプロンシアターや劇を活用して「いい歯の日」を歯磨きを意識させる日にしてみては? 苦手な子も多い歯磨きを、楽しい習慣にしたいものですね。こちらの歌は、子どもの「歯磨きヤダ」の気持ちが歌詞になっているので、子どもたちも楽しく歌えますよ♪ |
11月9日「119番の日」
【由来】1987年(昭和62年)に当時の自治省(現:総務省)消防庁が制定しました。消防・救急への緊急通報用電話番号「119番」が由来となっています。一般の人に防火・防災の意識を高めてもらうことが目的であり、この日から1週間は「秋の火災予防運動」が始まります。
11月10日「トイレの日」
【由来】1986年(昭和61年)に日本トイレ協会が制定しました。「いい(11)ト(10)イレ」の語呂合わせからきています。この日に「トイレシンポジウム」を開催し、トイレの環境づくりの模範になる作品を表彰する「グッドトイレ賞」を発表しています。
【おすすめ活動例】「トイトレのポイント」 トイレの日には、トイトレのコツを再確認してみましょう!自分でズボンをはく作業が見える工夫、保育士も一緒手を洗うなど基本的な保育の流れを改めて見直してはいかがでしょうか?子どもたちが負担なく、楽しくトイトレに取り組めるといいですね。 |
11月中旬(11/11~11/20)
次に、11〜20日の記念日をご紹介しましょう。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。11月11日「おりがみの日」
【由来】日本折紙協会が制定。「1」を4つ組み合わせると折り紙の形・正方形になることからきています。折り紙の楽しさ、教育的な効果などを多くの人に知ってもらうことが目的です。また、この日は世界平和記念日にもあたり、平和を願う折り紙の心と通じるものがあることも制定した理由になっています。
11月12日「洋服記念日」
【由来】全日本洋服協同組合連合会が1972年(昭和47年)に制定しました。1872年(明治5年)のこの日、「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出され、それまでの公家風・武家風の和服礼装が廃止されました。役人は大礼服・通常礼服を着用することとなりました。
11月13日「うるしの日」
【由来】1985年(昭和60年)に日本漆工協会が制定しました。平安時代、文徳天皇の第一皇子・惟喬(これたか)親王が京都・嵐山の法輪寺に参籠し、その満願の日のこの日に「漆(うるし)」の製法を菩薩より伝授されたという伝説からきています。日本の伝統工芸である「漆」の美しさを知ってもらうことが目的です。
11月14日「いい石の日」
【由来】1992年(平成4年)に山梨県石材加工業協同組合が制定しました。日付は「いい(11)いし(14」)」(いい石)と読む語呂合わせからきています。墓石で先祖を供養する文化、伝統を守ること、石組みで美しく趣のある庭を築くことなど、石を加工、配置する技術の巧みさをアピールすることが目的とされています。
【おすすめ活動例】「石ころ絵にチャレンジ」 いい石の日には、戸外活動で好きな石を拾う活動を取り入れるのもおすすめ!保育園に持ち帰ったら、石に絵を描いて遊んでみましょう。石の形に合わせて何の絵を描くか考えるのも楽しそうですね。 |
11月15日「七五三」
【由来】男の子は数えで3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に、成長を祝って神社・寺院などに参詣します。由来は、1681年(天和元年)旧暦11月15日に上野国館林藩主である徳川徳松(江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まったとされる説が有力です。
11月16日「幼稚園記念日」
【由来】1876年(明治9年)この日、日本初の官立幼稚園である東京女子師範学校附属幼稚園(現:お茶の水女子大学附属幼稚園)が神田に開園しました。園児は50人ほどで、由緒ある家の子どもばかりでした。
11月17日「将棋の日」
【由来】将棋の普及・発展を推進する日本将棋連盟が、1975年(昭和50年)に制定しました。徳川将軍の前で対局する御城将棋が旧暦の11月17日に行われていたことにちなんで、この日に定められました。この記念日は将棋の普及とファンとの交流を目的にしたもので、全国各地で将棋にまつわるさまざまなイベントが行われます。
11月18日「土木の日」
【由来】1987年(昭和62年)に土木学会が制定しました。1879年(明治12年)のこの日に、土木のもとになった工学会が設立されたことと、「土木」を分解すると「十一」「十八」となることが由来とされています。土木との触れ合う機会を設けて、土木技術や土木事業に対する理解を深めてもらうために定められました。
11月19日「世界トイレの日」
【由来】2013年(平成25年)に国連総会で制定され、国際デーの一つとなっています。世界のトイレを研究しているシンガポールのJack Sim氏が設立した「世界トイレ機関」が記念日を制定したのが始まりとされています。世界にはトイレを使えない人がたくさんいます。また、トイレがない不衛生な状況は病気を引き起こす原因となり、命を落とす危険があります。そのようなトイレにまつわる問題を改善していくために定められました。
11月20日「世界こどもの日」
【由来】1954年(昭和29年)に国連総会で制定され、国際デーの一つとなっています。1959年(昭和34年)のこの日、「子どもの権利宣言」が採択され、また、1989年(平成元年)のこの日に『子どもの権利条約」が採択されました。世界の子どもたちの相互理解と、子どもの福祉を向上させることが目的です。
11月下旬(11/21~11/30)
最後に、21〜30日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。11月21日「インターネット記念日」
【由来】1969年(昭和44年)のこの日、アメリカでインターネットの元型となる「ARPAネット(高等研究計画局ネットワーク)」の公開実験が始まりました。当初の接続箇所は4か所でしたが、2年後には19か所に増え、さらに国外への接続も進みました。利用内容も、当初の軍事用から、一般商用で使えるまでに発展しました。
11月22日「ボタンの日」
【由来】1987年(昭和62年)に一般社団法人日本釦協会など日本のボタン業界が制定しました。ボタン産業の育成が目的とされています。ボタンの漢字である「釦」の文字は、太政官布告の際にボタンの文字がなく、服の口に金属製品を入れて紐の代用にする意味から「紐釦」と書き、これをボタンと読ませることを採用したのが始まりといわれています。
【おすすめ活動例】「ボタンの練習ができる手作りおもちゃ」 ボタンを使った手作りおもちゃは、子どもたちの手先や指先の発達を促すのにぴったり!一度作れば長く使えるのも嬉しいですね。製作に手が掛かっても、布とボタンの手作りおもちゃなら作る価値がありますよ。手先が使えるようになった乳児クラスの子から、幼児クラスの子まで長く遊べるおもちゃです。 |
11月23日「お赤飯の日」
【由来】古来より日本人のお祝いの食卓に欠かせなかった赤飯の歴史と伝統を継承するために、赤飯文化啓発協会が制定しました。「新嘗祭」(新しく収穫された新穀を食べて、その年の収穫を感謝する儀式)の日を記念日としました。赤飯を通じて世界に日本の食文化を広めています。
11月24日「和食の日」
【由来】和食文化国民会議が制定しました。日付は「いい(11)に(2)ほんしょ(4)く」(いい日本食)と読む語呂合わせからきています。食彩が豊かな和食の文化の保護・継承の大切さについて見直す日です。
11月25日「先生ありがとうの日」
【由来】幼稚園に配布する情報誌『あんふぁん』や保育園に配布する情報誌『ぎゅって』などを発行する株式会社こどもりびんぐが制定しました。卒園式だけでなく、年度の途中でも先生に感謝の気持ちを伝えたい、という思いから制定されました。「1」(先生)と「1」(親・子ども)が向かい合って先生に感謝を伝え、お互いが「25」(ニッコリ)する日との意味も込められています。これをきっかけに、先生に「ありがとう」と感謝を伝えてみましょう。
11月26日「いい風呂の日」
【由来】日本浴用剤工業会が制定しました。日付は「いい(11)ふろ(26)」(いい風呂)と読む語呂合わせからきています。入浴剤の使用を促進することを目的としているそうです。
【おすすめ活動例】「お風呂でもできる実験遊び」 保育室での水遊びにぴったりなのがこちら! 色の変化やイラストが浮かぶのをみて、驚く子どもたちの顔が想像できますね。幼児クラスでの色彩遊びにも良いアイデアですよ。お風呂でも楽しめるように、遊び方を書いたお手紙を保護者に渡しても良さそう♪ |
11月27日「ノーベル賞制定記念日」
【由来】1901年(明治34年)のこの日、ノーベル賞の第1回受賞式が行われたことを記念して定められました。1895年(明治28年)にスウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベル(1833~1896年)は、自らの発明したダイナマイトで得た富を人類に貢献した人に与えたいという遺言を書きました。ノーベルの死後、ノーベル財団が設立され、ノーベルの命日である12月10日に授賞式が行われています。
11月28日「フランスパンの日」
【由来】日本フランスパン友の会が制定しました。日付は「11(いい)28(フランスパン)」と読む語呂合わせからきています。「たくさんの人においしいフランスパンを食べてほしい」という職人の想いが込められています。
11月29日「いい肉の日」
【由来】宮崎県「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が制定しました。日付は「いい(11)にく(29)」(いい肉)と読む語呂合わせからきています。宮崎牛の味と品質の良さをPRすることが目的とされています。全国各地でも「いい肉の日」に合わせてイベントなどが開催されます。
11月30日「絵本の日」
【由来】
絵本と図鑑の民間図書館「絵本と図鑑の親子ライブラリー」が制定しました。近代絵本のさきがけとなる考え方を示した瀬田貞二の『絵本論』の初版が発行された1985年(昭和60年)のこの日が由来とされています。
「今日は何の日」ネタで活動の幅を広げよう!
今回は、11月の「今日は何の日」をご紹介しました。普段の保育活動に11月の記念日ネタを取り入れてみてはいかがでしょうか。【関連記事】