2020/02/12
ひな祭りを子どもたちと楽しむ!保育園で取り組める製作アイデア&絵本

この記事の目次
3月3日はひな祭り。「女の子のお祭り」というイメージも強いですが、日本の行事のひとつとして子どもたちがみんなで楽しめるものにしたいですね。今回は、保育園や幼稚園でひな祭りを楽しむための絵本や製作アイデアをご紹介します。
ひな祭りとは?
ひな祭りは、“桃の節句”とも言われ「女の子のお祭り」というイメージがありますよね。その由来はどのようなものなのでしょうか。由来
ひな祭りの由来には諸説ありますが、昔中国で行われていた「上巳の節句(じょうしのせっく)」だと言われています。ここでは、自分の邪気を人形に移して川に流すことで邪気払いをする「流し雛」を行っていました。そのうち、次第に貴族の女の子たちの間で行われていたままごとのような「ひいな遊び」と合わさり、ひな祭りになったと考えられています。現在のひな祭りは、雛人形を飾ることで女の子の健やかな成長を祈る行事となっています。
ひな祭りの食べ物の意味

【ちらし寿司】
長生きを意味するエビ、穴が開いていて見通しが立つことを示すレンコン、「まめに働く」という意味の豆など、中に入っている具材に意味があります。また、たくさんの具材が入ることから、「食べ物に困りませんように」という意味が込められているとも言われています。
【菱餅】
3色の菱餅には、一色ずつ意味があります。
- 赤色・・・魔除け/桃の花
- 白色・・・清浄/雪
- 緑色・・・健康/草の芽、大地
【はまぐりのお吸い物】
はまぐりは、対になっている殻同士でないとぴったり組み合わないと言われています。そのため、相性の良い相手と幸せな人生を送ることができるようにという意味が込められています。
ひな祭りを楽しむ製作
子どもたちと楽しめるひな祭りの製作をご紹介します。紙コップ雛人形

- 紙コップ
- 和柄折り紙
- 画用紙
【作り方】
- 画用紙を丸く切り、髪の毛を付けて顔にします。頭には折り紙で作った冠を付けます。
- 子どもたちに、好きなように顔を描いてもらいましょう。
- 和柄折り紙を紙コップに巻き、お雛様には桧扇(ひおうぎ)、お内裏様には笏(しゃく)を付ければ完成!
足形お雛様(乳児向け)

- 絵の具
- 画用紙
- 画用紙に、絵の具で子どもの足形をとります。
- お雛様、お内裏様の顔を作り、足形を服に見立てて画用紙に貼り付けたら完成!
ひな祭りをさらに楽しむ絵本
ひな祭りをもっと楽しむために、絵本の読み聞かせを行ってみるのもいいですね。みんなでおひなさま!
作:きむらゆういち絵:ふゆのいちこ
出版社:教育画劇

くまの「くー」と「まー」がお雛様を作ります。そのために使ったのは…? 低年齢児から楽しめるしかけ絵本になっています。
まずはひな祭りを楽しむところから、というときにぴったりです。かわいくはっきりとしたイラストや、生き物が登場する内容に子どもたちもワクワクすること間違いなしです。
>>本の紹介はこちら
おひなさまのいえ
作:ねぎしれいこ絵:吉田朋子
出版社:世界文化社

雛人形のお店から、「自分たちの家を探しに行こう!」と雛人形たちが飛び出します。なかなか家が決まらない中、やっと見つけたのはボロボロの家で…。
フェルト、ちりめんなどを使用して描かれたイラストがとてもかわいく魅力的。「流し雛」のお話しが入りつつ、ユニークなストーリーに子どもだけでなく大人も見入ってしまいそうな一冊です。
>>本の紹介はこちら
ひな祭りを楽しもう
行事を通して日本の伝統を知ることもいいですが、楽しむことも忘れずに。子どもたちとワクワクするようなひな祭りを過ごしてくださいね。【関連記事】