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今年の十五夜はいつ?伝え方と保育園で楽しめるお月見の製作・折り紙・絵本【2022年版】

昔からある秋の行事のひとつとして、保育園や幼稚園でも受け継いでいきたい十五夜。「お月見」のイメージが強いですが、その由来は何でしょうか。今回は、十五夜の意味やお祝いの仕方を押さえながら、園で行事を楽しむために役立つ製作アイデアや折り紙、絵本をご紹介します。

十五夜とは

十五夜を祝うお月見の飾り
なんとなく「秋にお月見をする」というイメージが強い十五夜ですが、行事の意味や由来、なぜお団子を食べるのか、などは知らない方も多いかもしれません。ぜひこの機会に、子どもたちと一緒にどのような日なのか学んでいきましょう。

十五夜はいつ?

2022年(令和4年)の十五夜は9月10日(土)。十五夜は旧暦で8月15日の夜を指しますが、旧暦と新暦では1ヶ月ほどのズレがあり、日にちの数え方も異なります。そのため、毎年十五夜の日にちは変動し、9月中旬~10月上旬となります。2021年(令和3年)の十五夜は9月21日と、2022年に比べてその差は10日間近くもあり、かなりの振れ幅があることが分かります。行事の日程も変わってきますので、準備が遅れないようチェックしておきましょう。 

<2022年~2026年の十五夜>
  • 2022年 9月10日(土)
  • 2023年 9月29日(金)
  • 2024年 9月17日(火)
  • 2025年 10月6日(月)
  • 2026年 9月25日(金)
また十五夜には満月のイメージがありますが、これも振れ幅があり、必ずしも十五夜の日が満月にはならないそうです。ちなみに2022年(令和4年)の満月は9月10日! 満月の日と十五夜がぴったり重なりました。お天気が良ければキレイなお月さまを見ることができるかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。
 

どんな行事?

十五夜は「中秋の名月」という、1年のうちでも特に美しいといわれる月を眺めながら、秋の収穫を祝い感謝する日といわれています。

十五夜の月見は平安時代から続いている行事で、当時は月を見ながらお酒を飲んだり詩歌や管弦に親しむものとして楽しまれていたそうです。歴史の長い季節の行事、今後も継承していきたいですね。

お供え物の意味

十五夜にお供えするものにも意味があります。
  • ススキ・・・稲穂に見立てたもの、魔除け
  • 月見団子・・・丸い形で月を表現、15個をピラミッド型に積む
収穫を祝う行事なだけあって、お馴染みのススキにもその意味が込められています。また月見団子は、地域によっても異なりますが、十五夜にちなんで15個を3段(1段目に9個、2段目に4個、3段目に2個)に分けて積むのが通例です。保育園や幼稚園では、おやつにお月見団子を提供したり、ススキを飾って十五夜を身近に楽しむなどの活動をしてみてください。

月とうさぎの関係は?

お月様と、ススキを持ったうさぎ、お団子の置物
お月見と言えば、「うさぎが餅つきをしている」というイメージを持っている方も多いはず。では、なぜうさぎなのでしょうか?

これはその昔、インドの神話が日本に伝わり『今昔物語集』に書かれたことが由来と言われています。
 
うさぎ、きつね、さるの3匹の前に、お腹を空かせた老人が現れました。木登りが得意なさるは木の実を集め、泳ぎが得意なきつねは魚を集めましたが、特技がないうさぎは悩みました。そこで、「自分の肉を食べてください」と火の中に飛び込みました。老人は本当は神様で、うさぎを哀れんで月の中に蘇らせました。

子どもたちにどう伝える?

十五夜やお月見を子どもたちに分かりやすく伝えるためにはどうすれば良いでしょうか?
  • 秋のお月様は、1年のうちでもいちばんきれいに見える
  • そのお月様を見ながら、農作物がたくさん収穫できたことを感謝する
  • 悪いものから守ってくれるススキと、お月様にみたいな団子を飾る
と簡単な言葉で表現してみましょう。子どもたちからどのような感想が聞けるのか楽しみですね。

お月見がテーマの製作アイデア

工作をする子ども
実際にみんなでお月見をすることは難しいですが、園では製作を通してお月見気分を味わえるような活動に取り組んでみましょう。

手作りススキでお月見気分!


色画用紙を使ってススキを再現。子どもたちも楽しく取り組めると思います。

対象年齢:2歳/3歳/4歳/5歳

【準備するもの】
  • 色画用紙(ススキ用/筒用)
  • トイレットペーパーの芯(筒用)
  • セロハンテープ
  • 両面テープ
  • モール
  • ハサミ
【作り方】
  1. うす茶色の色画用紙を横置きにして、縦に切り込みを入れる
  2. 穂先は斜めにカット
  3. くるくる巻いてセロハンテープで留める
  4. 茎の部分も色画用紙をくるくる巻いて③とセロハンテープで固定
  5. 長さを変えて3本作る
  6. トイレットペーパーの芯に色画用紙を巻きつける
  7. モールで飾り付け
  8. ススキをさして完成です♪

月より団子?ポンポンスタンプ


お月さまとお団子をスタンプ(タンポ)で表現する、どの年齢でも楽しめる製作アイデアです。

対象年齢:0歳/1歳/2歳/3歳/4歳/5歳

【準備するもの】
お月見の製作の作り方①材料
  • 布(ガーゼがおすすめ)
  • スポンジ(食器洗い用でOK)
  • 輪ゴム
  • 絵の具(黄・白)
  • 色画用紙(黒・紺/背景用、茶色など/三方 用)
【作り方】
①適当な形に切ったスポンジを布で包み輪ゴムで留めて、てるてる坊主のようなタンポを作ります。
工作で使うタンポ
②絵の具をつけて、画用紙にポンポン押せば完成です!
お月見の製作の完成品
ポンっと押すだけなのでとっても簡単! 色画用紙でお団子の台(三方)を作ってその上に押せばさらに雰囲気が出ますよ。

紙皿の上でうさぎのお月見

大きな紙皿のお月さまの中で、うさぎがお団子を食べてお月見です。

対象年齢:3歳/4歳/5歳

【準備するもの】
  • 紙皿
  • 絵の具(黄)
  • デコレーションボール(白)
  • 接着剤
  • 画用紙(茶・白)
  • リボン
【作り方】
  1. 紙皿を黄色の絵の具で塗って乾かします。※事前に保育士さんが行っておくと良いですね。
  2. 紙皿に茶色の画用紙でお団子台を、白色の画用紙でうさぎを作り、好きな場所に貼ります。
  3. お団子に見立てた白色のデコレーションボールを台の上に接着剤で好きな数飾れば完成です!
台の色はもちろん好きな色でもOK。ふわふわしたデコレーションボールが、なんとも言えない可愛らしさを演出してくれます。子どもによって飾り方に違いが出ておもしろいですよ。誤飲には注意して扱いましょう。


十五夜にちなんだ折り紙アイデア

続いては、子どもたちと手軽に取り組める折り紙をご紹介します。

シンプルなうさぎ

イースターやお月見など、さまざまな行事で登場するウサギは、仕上がりの見た目もかわいいので折れるようになっておきたい動物の1つですよね。

こちらの作例は手順がシンプルで分かりやすいので、慣れれば子どもたちだけでも作れそうです。ウサギの顔は子どもたちに書いてもらって、個性を出すとよりにぎやかになって良いですよ。

【難易度】★★

うさぎ・中級編

折り紙が得意な方には、こちらの作例もおすすめです。動画ではゆっくりと手順が説明されているので、1つずつ確認しながら進めていきましょう。顔の描き方次第でミッフィーの置物のようになってとてもかわいいです。完成したら、ピョンピョンと跳ねさせておもちゃとして遊ぶことができますよ。

【難易度】★★★

デザイン性抜群のススキ

こちらはデザイン性抜群の素敵な作例。よくあるハサミで穂先をカットする作り方ではなく、折り方の工夫で見事にススキ感を出しています。穂先と枝は別パーツでそれぞれ作りますが、難しくはないので、ぜひ挑戦してみてください。

【難易度】★★ 

お月見をテーマにした絵本3選

お月見の行事に親しんだり、活動の導入時にぴったりの絵本を紹介します。お馴染みのものもあり、お月さまを思わず見上げたくなる楽しい絵本ばかりですよ。

まんまるおつきさん

作:ねじめ正一
絵:さいとうしのぶ
出版社:偕成社
対象年齢:2歳~
まんまるおつきさん
[まんまるおつきさん (日本語) ハードカバー]

まんまるなお月さまを見ていると、なんだか次々に大好きな食べ物に思えてきます。おせんべい、メロンパン…見ていると思わずお腹がなってしまうかも⁉

お月さまがさまざまな食べ物に見えてきてしまう、なんともユニークなお話しです。子どもにも分かりやすく、乳児クラスからの読み聞かせにもオススメ。想像力を掻き立てる絵本で、いくつになっても楽しめそうですね。

>>本の紹介はこちら

14ひきのおつきみ

作・絵:いわむらかずお
出版社:童心社
対象年齢:3歳~
14ひきのおつきみ
[14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ) (日本語) 単行本]

大人気の「14ひき」シリーズ、秋の絵本です。十五夜の日、ねずみたちはみんなでお月見台を作りごちそうを作ってお月見を楽しみます。

この「14ひき」シリーズの魅力は、描かれる情景の美しさです。秋らしい赤や黄色を使ったページや、大きな月を眺めるシーンは圧巻です。大人が見ても感動してしまうこの絵本は、自然の美しさを感じられる一冊として、ぜひ子どもたちと楽しんで欲しいです。

>>本の紹介はこちら

つきよのうた

作・絵:はせがわさとみ
出版社:文溪堂
つきよのうた
[つきよのうた (日本語) 大型本]

「すすきのはらでおつきみしよう」たぬきからの葉っぱのお手紙をもらったこぐまは、考えて考えて“うた”を持っていくことにしました。素敵なうたを考えていたこぐまですが、転んだ拍子にうたを忘れてしまいます。

お月見をメインのテーマにしている内容ではありませんが、月を見ると口ずさんでしまいたくなる可愛い歌が楽しめます。癒されるイラストとストーリーは、子どもにも大人にも魅力的。お月見の時期に楽しめる一冊として、おすすめしたい絵本です。

>>本の紹介はこちら

伝統行事に触れる機会を

園ではぜひ、昔から大切にされてきた行事を子どもたちにも伝え、伝統に触れる機会を作ってほしいと思います。先生のお話や絵本を通して、十五夜を楽しんでくださいね。


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まゆか

この記事を書いた人

まゆか

「ほいくis/ほいくいず」専任ライター。
大学時代は福祉学科で児童福祉を専門に学ぶ。
学生時代から保育園でアルバイトをしつつ保育士試験の勉強を進め、独学で国家試験に合格。認可保育園での勤務経験を経て、知識を活かしてライターへ転身。絵本屋さん巡りが趣味。

<資格>
保育士/児童指導員/社会福祉主事

<Instagram>
https://instagram.com/hoikuis_mayuka?igshid=b342tonuonzi

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