おたよりや子どもとのコミュニケーションなど、知っておくと何かと役立つ「消しゴムはんこ」。自分でもやってみたいという保育士や幼稚園教諭の皆さん向けに、中学校の講師をする傍ら消しゴムはんこ作家として活動する人気クリエイター「消しゴムはんこyuri」さんによる入門講座をお届けします。
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パンのはんこにチャレンジ
こんにちは。ここのところ、過ごしやすくなってきましたね。
秋が近づいてきたなーと実感。
こうなるとやはり、頭をよぎるのは、、、
食欲の秋!ですよね。
私はパンが好きなので、週末や、給食がない日なんかはパン屋さんで「どれにしようかなー」と、美味しい匂いを嗅ぎながらパンを選ぶ時間が楽しみで仕方がありません。もちろんパンがモチーフの小物も好きで、ブローチなどのアクセサリーや文具、靴下など身の回りのものもパンがデザインされたものをいくつか持っています。
そこで今回は、
これまでのテクニックでできるパンのはんこを作ってみることにしましょう。
下絵と転写
ますはいくつか下絵を描きました。

どれも割と簡単にできるかと思いますが、それでも自信がない方は、
食パンとフランスパンにチャレンジしてください。
実際に彫っていく
最初に輪郭。外側はナイフを
鉛筆持ちにして、時計回りにぐるりと一周。

次に内側。内側を彫るときは、
反時計回りに彫っていくのがポイント。食パンの中に書いている矢印のような順番で。ほかのものも同じように彫っていきましょう。

内側を彫って残った部分は、丸刀で彫ると簡単です。また、コロネやプレッツエルの線の部分は、
三角刀で線上を浅めに溝をつくるイメージで彫ります。浅めに彫る時には、三角刀を寝かせる感じに持つと良いですよ。


一通り出来たら、
試し押しをして最終調整して下さい。

はんこの使い方の実例
では、いくつか使用例を紹介します。まずはガーゼ素材のハンカチに押したもの。
「ヴァーサクラフト」という布用のインクで押して、アイロンをかければ洗っても落ちません。

次にメッセージカード。枠の部分は、私は
便箋になるようなはんこを作っていますが、ペンで線をひいても良いかと思います

茶色のインクがあれば良いパンのデザインは、
なかなか便利。いろいろなところに使えますよ。ぜひ作ってみて下さいね。
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