「あたまかたひざぽん」とは
「あたまかたひざぽん」は、子どもたちが大好きな遊びで、『ロンドン橋落ちた』の音楽に合わせて、体の部位を覚えたり、俊敏に動く動作を身に付けます。保育者が体にタッチして遊ぶと乳児のクラスでも楽しむことが出来ます。今回は、「あたまかたひざぽん」の基本的な遊び方や注意点、年齢別のアレンジ遊びの方法をご紹介します。
難易度
★★☆☆☆対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児/3歳児/4歳児/5歳児用意する物・道具
- 特になし
遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- スキンシップを通して子どもが安心感を持つ
- コミュニケーションで親しみや共感を持つ
- 身体を動かす楽しさを知る
期待される姿
- 心の情緒が安定する
- 感覚機能の発達を促す
- 感情が豊かになる
保育士の配慮と援助
まずは、ゆっくりと指差しながら目、耳、鼻、口と教えていきます。繰り返し遊んでいくと、子どもたちは自分で目や口を指差しながら遊べるようになります。あたまかたひざぽんの遊び方・ルール
遊び方
- ねんねの子どもは保育者と向かい合わせで、お座りができる子は保育者のお膝に乗せます
- 歌詞に合わせて体をタッチします。イラストは、子どもが自分で行う想定で書いていますが、保育者が子どもに対して行うときは、子どものからだにタッチしてくださいね
ぽん!
ひざ
ぽん!
ひざ
ぽん!
あたま
かた
ひざ
ぽん!
め
みみ
はな くち
遊び方のアレンジ
スピードアップ
遊びに慣れてきたら、スピードを上げて挑戦してみましょう。子どもが一人で行うときは、保育者が前に立ちお手本を見せながら行います。あれ次はどこをタッチするのかな?とドキドキすること間違いなしです。英語版
"Head, shoulders, knees and toes, knees and toes "
作詞・作曲:不明
あたまかたひざぽんは、英語圏でも子どもの頃に遊ぶ歌として楽しまれています。メロディは異なりますが、おなじように体をタッチして部位の名前をおぼえて遊びます。英語を保育に取り入れている園ではこちらでも遊んでみてくださいね。
歌詞
Head, shoulders, knees and toes, knees and toesHead, shoulders, knees and toes, knees and toes
And eyes and ears and mouth and nose
Head, shoulders, knees and toes, knees and toes
英語の読み方と意味
- Head(ヘッド)頭
- shoulders(ショルダーズ)肩
- knees(ニーズ)ひざ
- toes(トウズ)つま先
- eyes(アイズ)目
- ears(イヤーズ)耳
- mouth(マウス)口
- nose(ノーズ)鼻
あたまかたひざぽんで楽しく遊ぼう
シンプルな遊びですが、保育者が子どもに対して行う場合はタッチによるスキンシップが生まれふれあい遊びとしても人気です。保育者が子どもに向かってするときは、体にこれからさわりますよと一言言ってから遊び始めるといいですね。子どもが一人で遊ぶときは、保育者はお手本になるように子どもたちから見える位置にいたり、遊ぶ前に身体の部位の名前について知ることができる絵本などをよむのもおすすめです。