ダンスを取り入れるねらい
園の活動でダンスを取り入れるねらいとしては以下のようなものがあります。- 様々な姿勢を経験し、運動能力が向上する
- 曲に合わせ歌いながら身体を動かすことで、リズム感や言葉の発達に繋がる
- 友だちとのコミュニケーションの機会となり、クラスの仲間意識が育つ
乳児クラス向けおすすめの体操・ダンス
まずは乳児クラス向けのオススメ体操・ダンスをご紹介します。おすわりやたっちの時期は保育者と一緒に、体を自由に動かせるようになってきたら、手をたたく、ジャンプするなどの簡単な動きから取り入れていきましょう。①ひよこ音頭
ねらい
かわいいリズムに合わせたっぷり身体を動かす
「♩ぴよぴよぴ〜」の歌詞がとてもかわいく子どもたちに大人気の踊りです。乳児組でも覚えやすい繰り返しの動きなので、夏祭りの親子の盆踊りにもおすすめです。
②わーお いないいないばあ!
ねらい
踊りを通じ、他者とのふれ合いを楽しむ
手先の動き、身体の部位への刺激、ハイハイ運動、走るなどシンプルな動きの組み合わせを楽しむ踊りなので、0歳児、1歳児でも喜ぶふれ合い遊びにもなります。目と目を合わせ楽しくふれ合うことで、保育士への安心感や信頼感が高まります。
③ぐるぐるどっか〜ん
ねらい
気持ちをのびのびと開放し、ダイナミックな動きを楽しむ
子どもたちの気持ちを発散させるのに「どっか〜ん!」の表現は、まさに開放感そのものですね。ダイナミックな動きで元気に声を出すことで、乳児クラスでも身体を動かすことの満足感をたっぷりと味わえますよ。
幼児クラス向けおすすめ体操・ダンス
音楽や先生の指示によって体を動かせるようになる3歳児、4歳児、5歳児くらいになると動画配信サイトで流行りのダンスを真似してみたり、J-POPやK-POPなどといった流行りの音楽に合わせるダンスも人気になります。手足を動かすだけでなく、前後の場所を移動するなどフォーメーションをとりいれてみても成長が感じられますよ。
①ラーメン体操
ねらい
身体を動かしながら、言葉遊びを楽しむ
子どもたちの大好きな食べ物「ラーメン」を、特徴ある歌詞で楽しむことができる体操です。動きや歌詞を一つずつ子どもたちと確認することで、さらにこの曲への興味が高まり、動きの表現が豊かになっていきます。
②バナナくんたいそう
ねらい
イメージ豊かに全身をたっぷり動かす
「♪バナナ〜バナナバナナ〜」と、曲調も動きもゆるくシンプルで、子どもたちもすぐに覚えられ、繰り返し踊ることを楽しめます。思わず口ずさんでしまう歌詞が魅力の、この体操。友だちと笑い合いながらたっぷり身体を動かせますね。
③エビカニクス
ねらい
曲に合わせて動き、様々な姿勢を経験する
子どもたちに大人気!アップテンポな曲に合わせ楽しく体操することができます。
保育士が見本となり、ダイナミックに動きを見せることで、子どもたちの動きも大きくなり全身の運動発達に繋がっていきます。この曲を通じ、エビやカニに興味が広がり、生態を調べたりするのも幼児クラスならではの楽しみ方ですね。
体操やダンスで楽しく体を動かそう
朝に体操やダンスでたっぷり身体を動かす習慣をつけることで、子どもも大人も副交感神経が優位になり脳がスッキリし、一日をご機嫌に過ごせるようになります。また、日々子どもたちが楽しんでいる体操やダンスを、行事に取り入れることで、子どもたちが行事の為に頑張って練習するという概念がなくなり、日頃の保育の集大成として、保護者の皆さんにも、子どもたちの成長した姿を見せられるのではないでしょうか。
ぜひ体操やダンスの時間を充実させながら、子どもたちに身体を動かすことの楽しさを存分に味わってほしいですね。
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