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保育士のメイクは“安心感”で印象アップ!プロが教えるテクニックとは

机に並べられたメイクアップ用品
保育士の皆さん、仕事でのメイクに悩んだことはありませんか? 子どもと接する仕事であり、同時に保護者とも毎日顔を合わせる仕事でもあるので、バランスを取ってお化粧をすることはとても重要です。そこで今回は、ナチュラルメイクアップ協会 代表の齋藤友快さんに、プロの立場から“保護者への印象がアップする”メイク術の解説と実演をしていただきました。

大切なのは「安心感」だった!

「子どもと接するのに、がっつりメイクはNGかも」「保護者対応があるし、濃いメイクは信頼感を失いそう…」「普段のお出かけの日と同じメイクじゃダメなの?」と、保育園でのお仕事メイクに迷ってしまう先生方は、意外と多いのではないでしょうか。身だしなみと合わせて、職業柄どうしても「好きなメイクをすればOK」というわけにはいかない保育士さん。いったいどのようなメイクが適切なのでしょうか?

「皆さんパーツではなく、お顔全体の印象を見ています。そのため一番のポイントは、お顔の中でも広い面積を占める頬の部分にするベースメイクやチークだったりするんです。バランスが重要で、お顔を10としたとき、目が8なのに後は2だと不自然ですよね(笑)。例えばベースを3、チークを3、残り4を目元とリップにと、トータルでいいバランスを作ってみてください」と、齋藤さん。

「“清潔感”や“清涼感”のある雰囲気は、『この人にならお子様を預けられる』という相手にとっての安心感”や“信頼感”につながります。保育士さんのメイクでは、そこが大事なポイントです」

なるほど。でも、安心感のあるメイクってどうやればいいのでしょうか? 齋藤さんにおすすめのやり方を実演していただきました。

安心感を与える保育士メイクを実践

今回は、顔の各パーツごとに効果的なメイクのポイントを、齋藤さんによる解説と実演でご紹介します。

ベースは低いところから高いところへ

プロにメイク指導を受ける女性
★ポイント
ベース
  • 小鼻の横から頬骨など高いところに向かって塗る
  • 目の下から頬骨に向かって塗る
  • 肌に指を滑らせる
ベースを塗るとき、頬やあご、おでこなどのポイントにファンデーションを乗せてから横に伸ばしているという方も多いのではないでしょうか。しかし、ベースは顔の低いところから高いところに向かって塗ることが一番のポイントとのこと。そうすることで、頬がきゅっと上に上がり、顔が引き締まります。


眉毛はないところを埋める

プロにメイク指導を受ける女性
★ポイント
  • 地の眉毛の色に合わせる
  • 眉毛がないところに足す(生えているところは描かなくてもOK)
  • ブラシを左右に動かす
  • 100%にしないで7割くらいでとめておく(最後に調整)
眉毛を描くとき、目の色や髪の色に合わせたものを選んでいる方が多いと思います。もちろん、あまりにも髪色と違ったりすると不自然かもしれませんが、基本は自分の眉毛の色に合わせて、生えている眉毛を活かすことがポイント。今回は、とっても自然に仕上がりました。

>>保育士の印象アップの極意!自眉を活かしたナチュラル仕上げとは

目元は明るさUPを目指して

プロにメイク指導を受ける女性
★ポイント
アイシャドウ
  • アイシャドウは眼球の一番高いところ⇒目頭・目尻の低いところへ
  • 肌に近い色(ベージュ)だけでもOK
  • 白色をまぶたの真ん中にのせるとさらに明るさUP
アイシャドウはファンデーションとは逆に、高いところから低いところへのせることによって、グラデーションができあがり目元が明るくなります。これだけで、マスカラなどをしなくてもぱっちりとした印象に。
プロにメイク指導を受ける女性
★ポイント
アイライン
  • まぶたを持ち上げ、まつ毛の根本を埋めるように細く引く
  • 目尻を長く引かないで、自分の目の形に沿って引く
最後にビューラーでまつ毛をあげたらアイメイク完成! ビューラーはあまり強い力を入れないで、ちょっとの力で目元から少しずつ手を動かしていくと、きれいにカールします。

リップ&チークで仕上げ

プロにメイク指導を受ける女性
★ポイント
リップ&チーク
  • 唇の一番高いところにリップをのせて、唇の形に沿って描く
  • チークは頬の一番高いところに
  • 自分の頬の赤みもチークで抑えられる
ここで全体の雰囲気を見て、メイクのバランスをチェックしましょう。「ちょっと足りない?」と感じるところに少しずつ足したり、調整していきましょう。眉メイクのときに100%描かないというのは、ここでバランスを見るためだったのですね。

メイクにはバランスが重要!

いかがでしょうか?こちらがビフォーアフターです。

Before
プロにメイク指導を受ける女性
After
プロにメイク指導を受ける女性
メイクしてもらったうれしさで笑顔満開です(笑)。目元がすっきりして血色もよく、健康的に見えますね。このメイクだったら、保護者にも安心感を持ってもらえるのではないでしょうか。さっそく明日から実践してみてくださいね!

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一般社団法人ナチュラルメイクアップ協会

この記事を書いた人

一般社団法人ナチュラルメイクアップ協会

2016年5月設立。齋藤友快と延 佐智子の2人が代表理事を務める。「足すのではなく、シンプルなメイクアップで本来の美しさ(原石)に気づき、磨く喜びと感動を手にしてほしい」をコンセプトに、女性が自尊心を育み夢や可能性を拡げ、力を発揮するための環境をメイクからサポートしている。

<ホームページ>
https://naturalmakeup.jp/

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