7月の定番おたより文例
まずは7月に合う定番のおたより文例の挨拶文を、タイプ別にご紹介しましょう。「7月のおたよりに使える豆知識・小ネタ集」のダウンロードはこちらから! |
園生活・時節
- いよいよ夏本番です。子どもたちは暑さを吹き飛ばす勢いで、元気いっぱい外遊びを楽しんでいます。私たちも、子どもの健康管理に気を付けながら、たくさん遊ばせてあげたいと考えています。
- 7月は「文月(ふみづき・ふづき)」とも言います。稲穂が実る月「穂含月(ほふみづき)」が変化したという説や、七夕の時期に短冊に詩歌をしたためて書の上達を祈る風習からなど、由来は諸説あるようです。子どもたちにも、由来や風習について伝えていきたいと思います。
- 梅雨が明けると、いよいよ盛夏を迎えます。子どもたちにも季節が移り変わっていくところを体感してもらえればと思います。
- 七夕と言えば織姫と彦星の物語が有名ですが、北海道や仙台など8月に行われる地域もあり、風習やまつわる話がたくさんあります。子どもたちにも伝えていきたいですね。
行事・祝日・活動
- 今月は七夕があります。子どもたちはどんなお願いをするのでしょうか? 園の玄関にある笹には、それぞれの願いが込められた短冊を飾っています。
- 今月は「海の日」があります。この機会に、海の生き物に関する製作や活動を予定しています。
- 夏祭りの季節ですね。園では、屋台ごっこの製作や盆踊りの活動などを通して、子どもたちにお祭りの雰囲気を感じてもらえればと計画しています。
- 今月は水遊びの一つとして、泥だんご作りや泥遊びなども予定しています。お洗濯でお手間をかけてしまいますが、子どもたちにさまざまな体験をしてもらう活動ですので、どうぞご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
- 夏本番ですね。今月は、「アイスクリームのうた」や「みずあそび」など、子どもたちが季節感を感じることができる楽しい歌を活動に取り入れていきたいと考えています。
健康管理・安全
- 7月は、雨雲からお日様に季節の主役が交代していきます。この時期は体調を崩しやすいので、子どもたちの体調管理には十分配慮しながら楽しく過ごしていきたいと思います。
- 季節柄、熱中症のニュースを良く見かけるようになりました。戸外活動はもちろん、室内の活動でもこまめな健康観察や水分補給などを心がけていきたいと思います。
- 大人も子どもも、ちょっと油断すると夏バテをしてしまう時期です。室内と室外の温度差や、水分や塩分不足など要因はさまざまですが、体調にはくれぐれも気を付けて参りたいと思います。
- 気温・湿度共にぐんぐん上がり、暑さのピークを迎える時期です。園では子どもたちの汗対策・熱中症対策をはじめ、健康管理には十分気を付けていきたいと思います。
- 今の季節は、夏の三大感染症と言われる「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」が流行する時期です。予防のためには、やはり手洗い・うがいの徹底が必要。園でもしっかり対応していきたいと思います。
時候の挨拶
手紙の最初に書く「時候の挨拶」のように定番の表現を書き出しに織り込むと、保護者に対しても落ち着いて丁寧な印象になります。- 夏真っ盛りとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
- 今月は、1年で最も暑くなる大暑を迎えます。
7月のアレンジ版おたより文例
せっかくおたよりを書くのであれば、保護者に向けてその時々の子どもたちの姿や情景、先生方の想いを織り込みたいですよね。アレンジした書き出し文例を、タイプ別にご紹介しましょう。子どもたちの姿
- 元気に外を駆け回る子どもたちの汗がキラキラと輝いています。楽しく、安全に園の生活を過ごせるよう環境を整えていきたいと思います。
- 七夕、水遊びにプール活動、夏祭りの屋台ごっこなど、さまざまな夏の行事を控え、子どもたちは何だかワクワク、ソワソワしている様子です。
- 木陰の涼しさに気付いたのか、子どもたちが園庭の木の幹にぴったり身体をくっつけていました。外遊びを見ていると、子どもたちの気付きや工夫している姿が見えて嬉しく思います。
- 水遊びが気持ち良い季節ですね。子どもたちも元気いっぱい楽しんでいるようです。この時期に、さまざまな水の感触を体験させてあげたいと考えています。
- 日が高く、お迎えの時間になっても明るい季節。子どもたちも「遊び足りない!」とばかりに夕方まで元気一杯です。
7月の情景
- ちらほらとセミの声が聞こえてくるようになりました。子どもたちにも、音の変化を通して感じる季節の移り変わりへの気付きを促してみたいと思います。
- 梅雨明けを待っているかのように、アサガオがすくすくとつるをのばしています。園でも、子どもたちと一緒に観察をしていきたいと思います。
- 空を見上げると、いつの間にか大きな白い入道雲がモコモコと身体を膨らませているような姿が見えました。子どもたちにも、天気や空の変化に気付きを持ってもらえるように促していけたらなと思います。
先生の想い
- 七夕の笹飾りが園の玄関に設置してあります。子どもたちが一生懸命書いた願い事を見ると、とても微笑ましく、楽しい気持ちになります。ぜひご覧になってください。
- お散歩で行く公園に咲いているラベンダーの心地よい香りが、夏の始まりを感じさせてくれます。一瞬、暑さを忘れて心地よい気持ちに浸りました。
7月のクラス別おたより文例
担任しているクラスの子どもたちの様子や、活動内容を織り込みたいケースもあると思います。各年齢別にご紹介します。0歳児クラス
- いよいよ本格的な夏がはじまります。一人ひとりの様子に合わせて沐浴や水遊びを行い、暑い時期を元気に過ごしていきたいと思います。
- ハイハイやずりばい、伝い歩きなど動きが活発になってきた子どもたち。興味のある玩具を目指して室内をたくさん動き回っています。
1歳児クラス
- 季節はすっかり夏。○○ぐみの子どもたちは毎日汗をかきながら元気いっぱい遊んでいます。今月は水遊びなど夏の遊びを思い切り楽しみたいです。
- クラスの友だちへの興味が出てきた子どもたち。お友だちと手を繋いだり、顔を見合わせて嬉しそうに笑い合ったりと微笑ましい姿が見られます。
2歳児クラス
- 7月に入り、これからどんどん暑くなっていきます。天気の良い日は水遊びを行い、冷たい水の心地良さや面白さを感じられるようにしていきたいです。
- お互いの名前を呼び合ったり、手を繋いで散歩したり、隣で一緒に遊んだりと、お友だちとの関わりが増えてきた○○ぐみの子どもたちです。
3歳児クラス
- 今年から大きなプールに入ることを伝えると、「やったー!」「たのしみ!」とワクワクしていた子どもたち。安全面に気を付け、楽しんでいきたいです。
- 泥遊びや色水遊びで着替えの機会が多くなり、自分で服を畳んだり鞄にしまったりと、身の回りのことを自分でやろうとする姿が多くなってきました。
4歳児クラス
- いよいよ子どもたちが楽しみにしているプール遊びが始まります。安全面に気を付けながら、夏の遊びを思い切り楽しんでいきたいです。
- 育てている夏野菜が大きくなるのを楽しみにしている子どもたち。「花が咲いている!」「虫がいたよ!」と気付いたことを知らせてくれます。
5歳児クラス
- 日差しが強くなり、本格的な夏の訪れを感じます。水分補給や休息をこまめに行いながら、夏ならではの遊びを楽しんでいきたいと思います。
- 砂場では穴を掘って温泉を作ったり、といを繋いで水路を作ったり、お友だちと話し合いながら自由な発想でいろんな遊びを展開している子どもたちです。
7月の感染症対応版おたより文例
新型コロナウイルスが流行する以前から、保育園や幼稚園、認定こども園では、1年を通してそれぞれの季節に流行しやすい感染症の発生が見られました。インフルエンザやRSウイルス感染症、プール熱、手足口病、ヘルパンギーナ、風しん、麻疹(はしか)、溶連菌、ノロウイルスなどが良く知られています。これらの感染症の注意喚起と予防・対策のお願いについては、保護者へのおたより・クラスだよりでも伝えるケースがあると思います。書き出しで織り込んだ文例もご紹介しておきます。
- 夏に流行しやすい感染症や熱中症対策など、子どもたちの健康管理・安全対策には十分気を付けていきたいと考えております。引き続きご協力をお願いいたします。
- 今月はプール活動や夏祭り、七夕、お泊り保育など園行事も多く、感染症のリスクも心配されます。行事運営については、安全面を最大限に考慮した上で行ってまいります。
- プール活動では、子どもたちものびのびと楽しんでいるようで何よりです。感染症対策や事故防止など、安全面への配慮をしながらの活動となりますが、引き続き保護者の皆さまにもご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
7月のおたより作成に役立つ豆知識集
7月のおたよりやクラスだより、園だよりなどを書く時に役立つ、豆知識・小ネタ集をご用意しました。7月にまつわるさまざまな情報を、A4サイズ2ページ分のコンパクトな紙面に収めました。PDFで提供していますので、印刷・プリントをして手元に置きながら使ってみてくださいね。 毎日のお話(素話)のネタを考える材料としてもおすすめです。[項目:呼び名と由来(旧暦・英語)/祝日と目的/暦/星座と期間/食べ物・行事食/風習/園で行われる行事/風物詩・風景/歌・童謡/今日は何の日]
自分のパターンを見つけよう
いかがでしたか? さまざまな文例を参考に、自分なりのオリジナルのパターンを身に付けられるようにしましょう。季節の風物詩や子どもたちの様子など、園の周りにはたくさんの“ネタ”が転がっているものです。楽しみながら考えてみてくださいね。【関連記事】