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保育士1年目は要チェック!保護者対応で信頼関係を築くコツとは

保育士1年目は要チェック!保護者対応で信頼関係を築くコツとは
新卒保育士さんや初めて現場デビューをする新人保育士さんは、業務に慣れるまで日々多くの悩みに直面すると思います。中でも挙げられることが多い悩みのひとつが保護者対応。言葉遣いや態度などの社会人マナーはもちろん、保育士ならではの関わりもあり難しいですよね。今回は、新人保育士さんが知っておきたい保護者対応のコツや注意点、保護者に信頼してもらいやすい会話の具体例をご紹介します。

保護者対応は信頼関係の第一歩!

笑顔の保育士、保護者、子ども

保護者対応は、保育士さんの仕事の中でも特に重要なもののひとつです。だからこそ悩みのタネとなることも多いですよね。たくさんの保護者と接しなければいけないだけでなく、人によって適した接し方も異なるため、まだ慣れていない新人保育士さんは特に悩むことが多いと思います。


保育士さんがどのような対応をするのかによって、その後の保護者との信頼関係に大きく関わってきます。安心して子どもを任せてもらえるように、相手に寄り添った丁寧な対応を心がけましょう。

今回は、これから保護者との信頼関係を築いていく新人保育士さん向けに、対応のコツや注意点、具体的な会話例をご紹介します。

【新人保育士向け】保護者対応の5つのコツは?

子どもを抱っこする保護者
経験を積んだ保育士さんであれば、ある程度対応に慣れていたり子育ての相談を受けても経験からアドバイスができたりします。しかし新人保育士さんにとっては、まだまだ知らないことだらけ。そんな中で保護者対応をするときのコツを知っておきましょう。

①笑顔で対応する

保護者に限らず、人と話すときには笑顔がとても重要。いつもニコニコしている保育士さんは、保護者にとっても好印象で、話しやすい雰囲気を作るためにも有効です。明るく元気なイメージにもなるので、普段から笑顔を忘れずに過ごしましょう。園内ですれ違うときも、保育士さん側から率先して「おはようございます」「いってらっしゃい」と声をかけると良いですよ。

②相手の話をよく聞く

保護者対応で「なにを話したら良いのか分からない…」という保育士さんは多いようです。話すのが苦手という人は、まず相手の話をよく聞くことを心がけましょう。いくら経験があっても、話を聞いてくれない保育士さんでは信頼を得ることはできませんよね。しっかり相槌を打つ、共感する言葉かけをする、目を見て聞くなど、簡単なことからで良いので、相手に聞いていることが伝わる対応をしていきましょう。

③コミュニケーションは時間より質を大切に

顔を見たら挨拶をする、少しの時間でも子どもの様子を丁寧に伝えるなど、1回1回のコミュニケーションを大切にしましょう。いくらたくさんコミュニケーションをとっていても、その1回ずつが雑では意味がありません。

特に忙しく、ついついおざなりになってしまいがちな日々の受け入れ・受け渡しの時間も、短時間で良いので丁寧にすることで相手に誠意が伝わります。また話すのが苦手で上手くいかない場合は、例えば連絡帳でのやり取りを丁寧にするなどの工夫をしてみるのも良いですよ。

④分からないことはその場で答えない

新人保育士さんは、まだ慣れていないことや分からないことも多く、時には質問や相談を受けても分からないことがあると思います。そのときはその場で適当に答えたり、確信のない曖昧な回答はしないようにしましょう

とりあえず答えたけれど、後から確認をしたら違っていた…ということはありがちです。しかし、これをしてしまうと、「先生によって言うことが違う」「この間聞いたときと回答が違う」といった事態を招き、保護者の混乱や不信感に繋がってしまいます。分からないときは、確実な回答ができるようになってから返事をするようにしましょう

⑤どの保護者にも平等な対応をする

仲良くなったり、話しやすかったりする保護者の人には、つい無意識のうちに対応が他と変わってしまうことも。しかし保護者対応では、どの保護者にも平等に接することが大切です。あくまで保育士と保護者の関係性を保ちながら、コミュニケーションを取るようにしましょう。

 

やってしまいがち!保護者対応の3つの注意点

バツ印をする女性
新人保育士さんがついついやってしまいがちな、保護者対応の失敗についてもまとめました。保護者と接するときには、頭の片隅に置いておくといいでしょう。

①誤った言葉遣いをする

「やばいですね!」「まじですか?」など、つい口から出てしまいそうな話し言葉。保護者対応には相応しくないので、話しやすい保護者相手だとしても使わないように気をつけましょう。もちろん「気にしないで大丈夫!」と言ってくれる保護者もいるかと思いますが、ここは仕事であることを意識した言葉遣いを心がけてくださいね。

②「分からない」「知らない」と言ってしまう

先程のコツでもお伝えしましたが、分からないことはその場で無理に答えないことがベターです。しかし、このときに「分かりません」「知りません」などと言ってしまうのはNG。「知らない」と言われてしまうと、保護者は「なんで園のことなのに先生が分かっていないの?」と不安になってしまいます。保護者に安心感を与えることも大切な役目のひとつです。「確認します」などと伝え、不信感を与えるような言い方は避けるようにしましょう。

③決めつけて話す

無意識に言ってしまうことや取ってしまう態度は、気を付けることが難しいものです。しかし、できるだけ相手のことを考えながら対応をすることは必要不可欠。保育士さんが保護者を気遣って言った言葉でも、保護者からするとマイナスに感じてしまうこともあります。保育士側から「〇〇ちゃん、困りますよね」「絶対にこうした方が良いですよ!」など、決めつけるような言い方はしないように気を付けましょう

何を話せばいい?保護者と信頼関係を築く会話の具体例

保護者との信頼関係は保護者対応のコツや注意点を押さえ、子どもの様子を丁寧に伝え続けることで築かれていきます。「保護者にどんなことを話せばいいの?」と悩む保育士さんも多いかと思いますので、話すべきポイントを4つの具体例でご紹介します。

子どもが楽しんだことを話す

子どもがその日楽しんでいたことを話すのは、みなさんもすでにやっていることですよね。その上で「今日は砂場遊びを楽しんでいました」で会話を終わらせないことが大切です。

【話のポイント】
  • どんな遊びをやっていたか具体的に話す。
  • そこにどんな楽しさを感じていたのか?
【具体例】
今日〇〇ちゃんは砂場でお山作りをやりました。山が大きくなるのがおもしろくて、シャベルで砂を何度も山にかけて「先生〜、大きくなったよ!」とうれしそうに教えてくれました。

子どもががんばったことを話す

子どもが熱心に取り組んだことや、失敗しても諦めずにがんばったことなどを伝えるのも保護者にとってはうれしいことです。

【話のポイント】
  • どんなことをがんばったのか?
  • 大変だったことや工夫したことなども伝える。
【具体例】
制作でクレヨン画をしたのですが、◯◯くんは画用紙の端の方まで丁寧にクレヨンで塗りつぶしていました。大きめの画用紙だったので途中で「ふぅー疲れたー」などと言いながらも最後までがんばって完成させていました。

友だちとのエピソードを話す

保護者は自分の子どもが保育園で友だちとどのように関わっているのか知りたいと思っています。

【話のポイント】
・友だちと何をして遊んでいるのか?
・友だちとの具体的なやりとりも伝える。

【具体例】
友だちがおままごとをやってるところに、「入ーれーて」と自分から声をかけて遊びに参加していました。子どもたちはカレー作りをしているところだったので、◯◯ちゃんは「お肉買ってくるね!」とみんなで仲良く遊んでいましたよ。

子どものおもしろい言葉を伝える

大人には思いつかないようなおもしろいことを、子どもたちはふとした瞬間に口にすることがあります。子ども時代ならではの言葉を耳にしたらすぐにメモして、保護者と共有していきましょう。

【話のポイント】
  • 子どもがどんなことを話したのか?
  • 子どもの言葉をそのまま伝える方がおもしろさが伝わる。
【具体例】
散歩車で散歩に行ったときに、すれ違ったゴミ収集車にみんなで「おーい!」と手を振ったら、◯◯くんが「あっ、ごみじゃーじゃーしゃだ!」と言ったのがとってもかわいかったです。
 

丁寧なコミュニケーションで信頼される保育士に!

さまざまな人がいるので保護者対応というのはとても難しい仕事です。新人保育士さんがまずできるのは、保護者とこまめにコミュニケーションを取ること。そして、子どもの姿を丁寧に伝えて少しずつ信頼関係を築いていきましょう。
 
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この記事を書いた人

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