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園にお絵描き?ちょっと変わった子ども向けアートのお仕事とは

幼稚園の壁に絵を描く女性
子育てや教育・児童出版のイラストから子ども向けのさまざまなデザイン、製作、保育者向け講座まで、幅広いフィールドで活躍するKUMA’S FACTORY(クマズファクトリー)チーフクリエイター・星野はるかさんによるコラム。今回は、ちょっと変わった子どもむけアートの仕事についてのお話しです。
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子ども向けのデザインの仕事って?

こんにちは、星野はるかです。

突然ですが、「子ども向けのデザインの仕事」って聞いて、どんな仕事をイメージしますか? お子さん向けの本や童話の挿絵、絵本、保護者さん、先生向けの雑誌、幼稚園バスのラッピング、保育園や幼稚園に飾る絵画、それから看板なんかも思いつくかもしれませんね。

今回は、そんなお仕事の中から、ちょっと面白いものを紹介しますね。私たちKUMA’S FACTORYが手掛けている「サプライズアート」です。

園内で直接描く「サプライズアート」

写真は茨城県のとある園での風景ですが、作業場はアトリエではなく園内、描いているのはキャンバスではなく内装ですね(笑)。このときは子どもたちが見ている目の前で作品を描いていきました。みんなには、ちょっとしたアートパフォーマンスのように見えたかもしれませんね。





ペイントはチームを組んで作業しますが、ほぼパパ・ママですので、子どもたちの扱いには慣れたもの。例えば、アートディレクター兼プランナーの小野祐真がペイントパートナーに入ることもありますが、彼は週末にジュニアサッカーコーチ務めるパパクリエイターの一人。子どもたちにいつも囲まれる人気者です。

描く様子を見せている時の子どもたちの反応は本当に面白いです。

「上手~」とか「うま〜い」も頂きますが、たまに「変なの〜」とかも頂きます。ただし、「下手〜」は今の所ありません!

「そんな環境で集中できるの?」と思われるかもしれませんが、むしろ逆。子どもたちの生き生きとした反応が、むしろ私たちにとっては何よりのパワーになっています。

どんなものを描くかについては、依頼主さんによりさまざまですが、内容やイメージは基本的に私たちから提案しています。というのも、サプライズアートは、「想像することを楽しむ環境づくり」を表現するため、園の内外装や備品へ“ある仕掛け”を描いていくからです。

具体的には企業秘密なのですが、トリックアートとファンタジーの要素を融合させて、発見と想像を楽しめるように一つの世界観を演出していきます。そのため、普通では考えられないようなところにも絵を描いていきます。変な姿勢や格好で描くことが多いので、首肩腰の負担はなかなかのものです。。
子どもたちは本当に小さな変化にもよく気づきます。「サプライズアート」は、宝探しの楽しさや、この続きに何があるのか? といったワクワク感を楽しんでもらうのですが、見る子どもたちによって捉え方が異なるアートと言ってもいいと思います。狙い通り子どもたちの想像力を刺激する作品ができれば、多少体が痛くても、充実感の方が上回ります。

ひょっとしたらコラムを読んでいただいている方の園にもサプライズアートがあるかもしれませんね。もし見つけたら、先生方もいっしょに楽しんでもらえると嬉しいです。
 
<著書>
『先生のための毎月の製作 ラクわざガイド(ひろばブックス)』書影

『先生のための毎月の製作 ラクわざガイド(ひろばブックス)』
著者:星野はるか
出版社:メイト
発売日:2015/1/1

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星野はるか

この記事を書いた人

星野はるか

KUMA'S FACTORY(クマズファクトリー)チーフクリエイター。子育てや教育・児童出版物向けのタッチを得意とするイラストレーターとしてプロの歩みをスタート。その後、子ども向けに特化した専門力をより高め、保育製作物の提供・案、こども環境向けの童画制作・企画などなど、創作の幅をひろげ、数千枚を超える原画納品実績を今なお積み上げている。その他「全国ジャンボ宝くじ」全5シリーズ、計十数回の採用を誇るなど豊かな実績も併せ持つ二児のママクリエイター。
<ホームページ>
http://www.studio-kuma.net/

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