月案作成、いつ行う?
その月のねらいや内容、そこから予測できる子どもたちの姿、家庭との連携など、さまざまな情報を盛り込んで作成しなくてはいけない“月案”。毎月作成をしなくてはいけない書類のひとつではあるものの、思いのほか時間がかかってしまい、保育士さんにとっては大変な業務です。では、保育士の皆さんは毎月どのタイミングで月案作成に取り掛かっているのでしょうか?
前月の21~31日 | 49.6%(541票) |
前月の11~21日 | 25.6%(279票) |
前月の1~10日 | 12.5%(136票) |
その月になってから | 12.4%(135票) |
作成のタイミングを聞いてみたところ、全体の約半数である49.6%が「前月の21~31日」に作成していると答えました。それよりも少し早い「前月の11~21日」が25.6%、そして少数派ながら約1ヶ月前の「前月の1~10日」が12.5%と、前月までに作成している割合は87.6%となりました。一方で、「その月になってから」という回答も12.4%あり、日々の業務に追われながら作成している実情が垣間見える結果になりました。
多くの保育士さんは、前月の終わり頃に作成に取り掛かることが分かります。月末はその他にも、クラスだよりなどの書類を作成すると思うので、まとめて行っている保育士さんも多いのかもしれませんね。
どのくらいの時間がかかる?
では、月案作成にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか?
2~3時間以内 | 46.5%(569票) |
1時間以内 | 26.8%(328票) |
4~5時間以内 | 16.5%(202票) |
5時間以上 | 10.2%(125票) |
全体の5割弱を占めたのは、「2~3時間以内」で46.5%でした。その次に「1時間以内」で書いてしまうという方が26.8%いました。月案作成に慣れてくると、スピーディーに仕上げられるようになりそうですね。
一方で「4~5時間以内」は16.5%、「5時間以上」は10.2%と、4人に1人は4時間以上かかっているという結果となりました。慣れるまでは書くのが本当に難しい書類なので、どうしても時間がかかってしまうかもしれません。この結果は、ベテランなのか新卒なのかといった経験値によっても変わってくるかもしれませんね。
どの時間で作成する?
最後に、1日のうちどのタイミングで月案を作成しているのか聞いてみました。
勤務時間後(退勤後や休日) | 59.0%(660票) |
子どもの午睡中などスキマ時間 | 23.7%(265票) |
勤務時間内に月案作成の時間を確保している | 9.7%(109票) |
休憩時間を削っている | 7.6%(85票) |
ダントツで多かった回答が「勤務時間後(退勤後や休日)」で、全体の約6割を占めました。持ち帰りの仕事や、サービス残業をしている保育士さんが多いという現実を物語っているようです。
また、「子どもの午睡中などスキマ時間」に行う人は23.7%、「勤務時間内に月案作成に時間を確保している」人は9.7%、「休憩時間を削っている」人は7.6%となりました。
この結果からも、保育士さんたちが忙しい合間を縫って月案作成を行っていることが分かります。その一方で、中には少数ながら月案作成の時間を確保しているという方も。いわゆる「ノンコンタクトタイム」を作っている園もあるようですね。人手不足という課題を解決していく必要はありますが、人員配置や運営を見直しながらノンコンタクトタイムがもっと広まっていくことを願っています。
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調査期間:2021年8月3日(1日)
調査方法:Instagram公式アカウントでアンケートを実施
調査対象:Instagramユーザー
有効回答数:1問目「Q 毎月の「月案」いつ頃作成していますか?」1,091件 2問目『ひと月分の月案作成にかける時間は?』1,224件 3問目『どんなタイミングで月案を作成していますか?』1,119件
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