ずいずいずっころばし
「ずいずいずっころばし」は日本に昔から伝わるわらべうたで、手遊び歌としても知られています。保育者のみなさんも、子どもの頃に1度は遊んだことがあるのではないでしょうか。リズム感がとっても楽しい遊びですよね。「ずいずいずっころばし」の歌詞の意味には所説ありますが、江戸時代の「お茶壺道中の一行(京都府宇治市の名産品である宇治茶を、徳川将軍家に献上する行列のこと)」にまつわる唄であるという解釈が有力のようです。子どもたちにとっては理解するのがまだ少し難しいのと、特に意味や由来が分からなくても歌と手の動きだけで楽しめる遊びなので、あまり気にせずに音や語呂で覚えられるとよさそうですね。
保育者がオニ役をやれば、子どもたちは手で丸をつくるだけでカンタンなので、乳児さんでも楽しむことができます。子どもたちとの触れ合い遊びとして、繰り返し楽しんでもいいですね。
難易度
★☆☆☆☆対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- なし
遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- 日本に昔から伝わるわらべうたに親しみを持つ
- 保育者や他児との触れ合いを楽しむ
- 歌に合わせて手を動かすことで、リズム感覚を掴む
遊び方・ルール
①イラストのように、両手で茶壷を作って前に出します。オニは、片手だけで茶壷を作って前に出します。
②オニは、「ずいずいずっころばし」を歌いながら、みんなが作った茶壷に曲に合わせて順番に人差し指を指していきます。
※「ずい・ずい・ずっころ・ばし」のようなテンポ感で歌っていきます。

<ずいずいずっころばしの歌詞>
ずいずいずっころばし
ごまみそずい
ちゃつぼにおわれて
トッピンシャン
ぬけたらドンドコショ
たわらのネズミが
米食って チュウ
チュウ チュウ チュウ
おっとさんが呼んでも
おっかさんが呼んでも
いきっこなしよ
井戸のまわりで お茶碗かいたの
だあれ
③さいごの「れ」の時にオニに刺された茶壷を作っていた子が負け! 次のオニになって繰り返します。

ポイント・アレンジ例
あまり馴染みのない言葉が多く出てくるので、始めは子どもたちは歌詞が覚えにくいと思います。保育者が大きな声で歌ってリードするようにしましょう。保育者がオニじゃないときにも、一緒に歌ってあげるといいですね。繰り返し遊んで歌のリズムを楽しむのももちろんいいですが、歌の終わりに1人が選ばれるという点を活かして、鬼ごっこなどの他の遊びのオニや代表者を選ぶ時に使うのもおすすめですよ。次の遊びに展開するときに使えて便利です。
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