すぐに使える月案文例【4月・3歳児クラス】※ダウンロードあり

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今月のポイント
「幼児クラス」に分類されることも多い3歳児クラス。いよいよ園でもお兄さん・お姉さんの仲間入りですね。身の回りのことを保育者のサポートがなくても少しずつできるようになってくる時期です。子どもたちの気持ちを尊重しながら、自信を持って生活できるような環境を整えましょう。暖かい季節なので、普段の遊びや遠足ではたくさん身体を動かしてのびのびと過ごしていけるといいですね。ねらい
- 進級したことに喜びを感じ、新しい環境に慣れる。
- 自信を持って身の回りのことを自分で行う。
- 他児と一緒に遊びながら交流を深める。
- 新しい担任と関わりながら、信頼関係を築く。
- 春の自然を見つけて楽しむ。
- 新年度最初の行事である遠足を楽しむ。
- 自分の気持ちを言葉にして伝える。
- 歌ったり身体を動かしたりして表現することを楽しむ。
内容
- ひとつお兄さん・お姉さんになったことをうれしく感じ、新しい環境の中で他児や保育者とゆったり過ごしたり、好きな遊びを楽しんだりする。(健康・人間関係)
- 進級したことで自分に誇りや自信を持ち、片づけや着替え、排せつなど自立した生活を送る。(健康)
- ごっこ遊びや「いろはにこんぺいとう」など、他児と一緒に行う遊びを好んで楽しむ。(人間関係)
- 新しい担任と手遊びや自己紹介ゲームを通して交流したり、好きなことや自分の体験を話ながらコミュニケーションを取ったりする。(人間関係)
- 散歩で行った公園でシロツメクサを使って冠作りをしたり、隠れている虫を探したりして自然遊びを楽しむ。(環境)
- 少し離れた場所にある公園に歩いて行き、新しいクラスの仲間や担任と一緒にお弁当を食べたり、鬼ごっこをしたりする。(環境)
- うれしいと感じたことや楽しかったことを、言葉にして友だちや保育者に話す。(言葉・人間関係)
- 「はるがきた」を歌ったり、「たけのこたいそう」で身体をのびのびと自分の好きな動きをしたりして、全身を使った表現を楽しむ。(表現・健康)
- 健康(心身の健康に関する領域)
- 人間関係(人とのかかわりに関する領域)
- 環境(身近な環境とのかかわりに関する領域)
- 言葉(言葉の獲得に関する領域)
- 表現(感性と表現に関する領域)
環境構成
- 環境が変わったことに戸惑う子どももいるので、慣れるまでは時間に余裕を持ってゆったりと過ごす。
- 子どもたちの自信ややりたい気持ちを尊重し、できないことがあっても助けを求められるまでは見守る。
- 新入園児もいるので、子ども同士の関わりを増やせるようなコミュニケーションが取れる遊びを取り入れる。
- 新入園児やまだ新担任に慣れていない子どもとは、ゆっくりと話をしたりこまめな声かけを心がけて保育者が関わる。
- 暖かい日には存分に自然遊びができるように、少し時間に余裕を持って自然が多い公園に散歩に行く。
- 新型コロナ対策のため人が密集しない公園を遠足先に選び、みんなで楽しめるレクリエーションを準備する。
- 感情の表現の仕方が子どもたちにも理解しやすいように、保育者が積極的に言葉にして褒めたり感謝を伝えたりする。
- 季節に合った歌や体操を準備する。
予測される子どもの姿
- 新しい環境に慣れるまで時間がかかり、落ち着かず不安定になる子がいる。
- 3歳児クラスになったことに自信を持って、さまざまなことに自分だけの力で挑戦しようとする。
- 他児との交流が増えて、積極的に「一緒に遊ぼう」「いれて」と声を掛け合う姿が見られる。
- 保育者の自己紹介クイズを楽しんで、少しずつ保育者に慣れていく様子が伺える。
- 保育者にシロツメクサの冠の作り方を聞きながら自分で作り、それを身に着けて遊ぶ。
- 初めて行く公園に興奮して危険な行動をする子がいる。
- スムーズに言葉が出てきて感情を伝えられる子もいれば、なかなか言葉が出ない子もいる。
- 音楽に合わせて自分の好きなように振りをつけて身体を動かし、音楽を楽しみながら表現する姿が見られる。
家庭や地域との連携
- 新年度が始まり3歳児クラスから変わる生活の動きもあるため、保護者にもこまめに園の生活状況を共有する。
- 遠足行事に関する内容をおたよりや連絡帳で伝え、安心して参加できるようにする。
健康や安全
- 引き続き新型コロナウイルス対策をしながら、手洗いやうがい、換気などをしていく。
- 遠足で行く公園は少し距離があるので、保育者が事前に道中を確認して安全に向かうことができるようにする。
食育
- 子どもの状況に合わせて、少しずつ箸を使い始める。
- アスパラガスやキャベツといった旬の食材を使った給食を味わう。
今月の歌・手遊び
- せんせいとおともだち【歌】
- はるがきた【歌】
- キャベツの中から【手遊び】
ダウンロード
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まとめ
参考文例をお届けしましたが、あくまで指導計画は自分の言葉で作ることが大切です。一つひとつの事例を参考にしながら、少しずつ自分の考えを入れていくよう工夫しましょう。【関連記事】
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