今回は4・5歳向けの布おもちゃ
もうすぐ梅雨シーズン。そこで今回は、室内遊びにおすすめの「布すごろく」をご紹介します。すごろくゲームは、市販品にもいろいろな種類のものがあります。
ただ、「マス目が多い=1ゲームが長い」「背景が凝っていてマス目がわかりにくかったり、集中しづらい」「ルールが複雑」といった、初めてすごろく遊びを体験する幼児にとっては、難易度が高いものが多いように見受けられます。
そこで今回は、幼児向けのすごろくを作ってみたいと思います。完成品はこちら! 布で作ることで折り目がつかず、広げた形も安定しますし、破れないのも嬉しいポイントです。
対象年齢は4歳~5歳
すごろく遊びを楽しむのには、- 数が理解できる。
- ルールがわかり守ることができる。
- 勝ったり負けたりすることを楽しむことができる。
保育者や年長児の助けがあれば、4歳頃でも参加できるかもしれません。
材料と作り方
用意するもの
【台布用】キルティング生地(約45㎝×65㎝)、バイアステープ(約2.5m)※バスタオルを二つ折りにしてもOK【アップリケ用】フェルト、布テープまたはリボン
【コマ用】フェルト(直径7㎝の半円・各色)※おはじきやブロックなどを代用してもOK
※サイコロ(市販品)
作り方
- フェルトをマスの形に切ります。〇や□など、20~30枚くらい作ってみましょう。イベントのマスには、アップリケなどをするのもGood!
- 台布の上にマス用フェルトを並べます。
- マスをつなぐように、布テープを並べます。
- 手順2・3で並べたものを縫いつけます。
- キルティング生地の周りをバイアステープでくるんで縫います。
- コマ用フェルトを円錐型に縫います。
作り方&遊び方のポイント
本作品は、『ほいくisのキャラクター「ココ&ロロ」と動物園に行こう!』というテーマで作ってみました。 ココちゃん&ロロちゃんがバスに乗ってスタート!マスの数は少な目に
マスの数は20~30くらいがおすすめです。ゲームが短時間で終わるので、繰り返し何度も遊べます。勝ち負けのはっきりする遊びは、負けると悔しくなったり泣いたり怒ってしまう子もいます。勝敗がわかるようになり、「勝ちたい」「負けたくない」という気持ちが芽生えるのは成長の証です。
保育者は悔しい気持ちを受け止めながら、「もう1回やってみよう」「次は勝てるかもしれないよ」と声を掛け、勝ち負けを繰り返すことで、楽しく遊べるようになっていきます。
イベントのマスを幼児向けにわかりやすく!
今回は「2つすすむ」「2つもどる」「1回休み」「もう一度サイコロをふる」などのイベントを作りました。幼児にもわかりやすくするために、矢印やイラストで表現してみました。厳しすぎるペナルティは楽しい気持ちを削いでしまうので、ほどほどにしましょう。
【例1】もう一度サイコロをふる
「さいころのマス」に止まったら、もう一度さいころを振って進めます。【例2】2マスすすむ
「キリンのマス」に止まったら2マス進めます。文字が読めない子どもにもわかりやすいように矢印をつけました。【例3】1回休み
「眠っているコアラのマス」に止まったら、1回休み。【例4】 2マス戻る
「ヘビのマス」に止まったら、2マス戻ります。こちらも矢印をつけました。【例5】ゴール!
ココちゃん&ロロちゃん、ゴール!コマやサイコロの収納に!アレンジ例
ゴールのマスはポケットにして、コマやさいころが収納できるようにしてみました。これで細かい部品も無くさずにすみますね。今回は『ほいくisのキャラクター「ココ&ロロ」と動物園に行こう!』というテーマで作りましたが、園の子どもたちが大好きな物語や歌をテーマにするのも楽しそうですね。
マスの形や配置なども自由にアレンジして、世界に一つのすごろくをぜひ作ってみてください!
プレゼントのお知らせ 今回ご紹介した、ほいくisのキャラクター「ココ&ロロ」と動物園に行こう!オリジナル「布すごろく」は、 ほいくis3周年特別プレゼントとして応募受付中! ゆっこ先生の手作り「布すごろく」が抽選で1名様に当たります。是非奮ってご応募ください。 |