応用が利く丸の彫り方
連載第3回は、簡単にできて応用が利く丸の彫り方を説明しますね。大きな丸なら、第2回のコラムでお話しした方法<入門編その1>で彫るのですが、例えば「コップをドット柄にしたい!」とか、「前回のうさぎに目を彫りたい!」というような時に使える、小さな丸の彫り方です。 まず、ナイフを基本の鉛筆持ちにします。少し立て気味に持つのがポイント。 写真のように、ナイフを消しゴムに刺して、反対の手で消しゴムを一回転させます。
消しゴムの表面下で、くるっと円錐形を作るイメージです。
うまくいけば、写真のように円錐がポロッと取れます。何度か練習してみてください。ポロッと取れたときには何とも言えない快感が味わえますよ。 コップや、傘や、服、プレゼントなどを彫るときに使えます。
更に小さい丸の彫り方
また、さらに小さな穴を彫りたいという場合は、「クルトガ」などの先が細く引っ込まないタイプのシャープペンシルを垂直方向に刺してもOK場面によって使い分けて下さいね。
最近出店したイベントでお隣のブースにおられた助産師さんから、「授乳相談などで来られるお母さんに卒乳時に送るメッセージカードに押したいから、お疲れ様でしたっていうはんこ作ってもらえない?」と言われました。
そこでお母さんが赤ちゃんに寄り添った感じのイメージがわいたので、こんなはんこにしました。 助産師さんに渡したら、すごく喜んでくださいました。
実はこのはんこの中にも、今回の丸の彫り方を使った場所があるんですよ。
どこか分かりますか?
それは、文字の中の「ま」の丸の部分。文字ってなんだか難しそう…と思われがちですが、こんな方法も使っているのです。
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