実習で気を付けるポイント【準備編】
まずは、実習準備の段階で気を付けたいポイントです。初めての方はもちろん、すでに行ったことがある方も改めて確認してみましょう。忘れ物は禁物!持ち物をチェック
実習に行く際は、忘れ物をしないように念入りにチェックを行いましょう。園や施設側から指定されることも多く、行く場所によって必要なものが異なることもあります。特に衣類のデザインや装飾などについては、園の決まりを設けている場合もあるので事前に確認しておくと安心です。以下の記事では、最低限あると良いものをまとめているので、準備のときのチェックリストとしてぜひご活用ください。手遊び歌のレパートリーを準備
「ちょっとした空き時間を任されたとき何をしよう」「子どもとコミュニケーションを取りたい」「乳児さんとどう関わればいいか分からない」こんなときに役立つのが手遊びです。手遊びはレパートリーが多ければ多いほど、さまざまな場面で活用できます。活動の導入や隙間時間に、また子どもとのコミュニケーションにも万能なので、引き出しのひとつとして持っておくと良いですね。遊びネタも事前にチェック
担当するクラスの年齢にもよりますが、手遊び同様に遊びのレパートリーも多めに持っておくことをおすすめします。責任実習のときにも活用できますし、もちろん保育士になったときにも必ず役に立ちます。実習中は基本的に先輩保育士さんのサポートをしたり、学んだりすることが多く、実習生が遊びを企画することはあまりないかもしれません。とはいえ、いつどんな機会があり、どこで何を任されるのか分からないので準備をしておくに越したことはありませんね。
実習で気を付けるポイント【マナー編】
次に、実際に実習に行ったときに気を付けたいマナー面を確認しましょう。「学生だから」と気を抜かず、1人の先生としての意識を持った振る舞いを心がけてみてくださいね。現場での振る舞いは見られている!
以前、ほいくisで実施した「実習生のどこを見ていますか?」というアンケートでは、なんと約6割の先輩保育士さんが「マナーや言葉遣い」と答えています。(2021年4月27日実施。Instagram・Twitterによるアンケート結果より/「マナーや言葉遣い」59.6%、「遊びや製作など保育の様子」20.4%、「身だしなみ」12.2%、「その他」7.8%)
実際に実習園が就職先になることも考えられるので、せっかくであれば良い印象を残しておきたいですよね。社会人として最低限のマナーや保育士ならではの注意点など、意識して取り組むだけでも印象がまったく違います。以下の記事や動画では、気を付けておきたい点をまとめています。ぜひ行く前に一読してみてくださいね。
敬語は必須!最低限の使い方を知っておこう
気を付けたいマナーの中でも、敬語を正しく使うことは必須条件。よく使う言葉だけでもいいので、知っておきましょう。いわゆる「若者言葉」と言われる言葉をつい使ってしまいがちですが、仕事ではNGです。保育園の先生だけでなく保護者とも接する機会があるかもしれないので、言葉遣いには注意しましょう。実習で気を付けること【保育編】
実習中は、保育でできないことがあるのは当然です。上手くいかないことがあっても落ち込みすぎず、次に活かしていくことが大切。学びの場なので、失敗をすること自体はいけないことではありません。しかしその中で、必ず気を付けておきたいことがあります。事故やケガには要注意
保育園では、さまざまな場面で事故が起きたり、ケガをしたりする可能性が潜んでいます。実習生だからといって、そのような場面を見過ごすわけにはいきません。園で事故やケガが起きやすい場面を知っておくと、リスクマネジメントができます。危険な状況を未然に防ぐためにも、ぜひ目を通して頭の中に入れておいてくださいね。「怒る」と「叱る」の違い
「実習生が叱るなんて…」と一歩引いてしまっている方も、もしかするといるかもしれません。しかし先程もお伝えしたように、現場に立つ以上は子どもたちにとっては皆さんも「先生」です。特に責任実習のような自分が主導するときには、状況によっては叱らなければいけないときがあるかもしれません。ぜひ「怒る」と「叱る」の違いを理解したうえで、子どもたちとの向き合い方を知っておきましょう。
学びのある保育実習に
保育実習に行く学生の皆さんは、不安や心配もたくさんあるかと思います。失敗するのも当然ですが、まずは楽しみながら自信を持って保育ができると良いですね。そのためにも、事前にできる準備はしっかりとしておきましょう。実習やその先の保育士の道に向けて、学びの多い機会になることを祈っています。▼ほかおすすめの記事はこちら