秋・冬の感染症
この季節は、感染症の代表とも言えるインフルエンザの他にも、さまざまな病気が流行します。どのようなものがあるのか見ていきましょう。マイコプラズマ肺炎
肺炎マイコプラズマという細菌に感染することで起こる呼吸器感染症です。小児で発症頻度が高いと言われ、飛沫感染します。- 咳と発熱
- 中耳炎
- 胸膜炎
- 心筋炎
出典:マイコプラズマ肺炎に関するQ&A 平成23年12月作成、平成24年10月改訂/厚生労働省
RSウイルス感染症
RSウイルスによる呼吸器感染症です。0~1歳児に発症が多いと言われており、2歳までにほぼ100%の子どもがRSウイルスに感染するとされています。- 発熱
- 咳
- 呼吸困難
- 喘鳴
出典:RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)/厚生労働省
溶連菌
A群溶血性連鎖球菌が原因となる感染症で、飛沫感染や接触感染をします。- とびひ
- 扁桃炎
- 猩紅熱 ※全身に紅い発疹が出る
出典:保育所における感染症対策ガイドライン P52「(13)溶連菌感染症」/厚生労働省
感染性胃腸炎(ノロウイルス)
ノロウイルスによって感染する病気です。手指や食品による経口感染をします。- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
出典:ノロウイルスに関するQ&A/厚生労働省
インフルエンザ
インフルエンザウイルスに感染することで起こる、子どもから大人まで流行しやすい病気です。毎年12月~3月頃に流行します。- 38℃以上の発熱
- 頭痛
- 関節痛
- 倦怠感
出典:インフルエンザQ&A/厚生労働省
日常的に予防をしよう
感染症に対する知識をつけることも、保育士や幼稚園教諭の重要な仕事のひとつですよね。それぞれの症状を把握しておくと落ち着いて対応できますよ。普段から手洗いやうがい、アルコール消毒など園全体で意識をして行うようにしましょう。【関連記事】