MENU

お散歩ビンゴ【遊び方・ねらい解説】

18
お散歩ビンゴ
園外活動として行われるお散歩の時間。子どもたちにとっては、外の環境に触れる貴重な体験の場です。今回は、活動への工夫の一つとしておすすめの遊び「お散歩ビンゴ」を紹介します。毎日「今日はどんな遊びを用意しよう?」に役立つアイデアをイラストで解説します。
 >>「外遊び・室内遊び」の一覧

お散歩ビンゴとは

「お散歩ビンゴ」は、お散歩の活動の中で見付けたものをビンゴ形式で探していく遊びです。いつものお散歩が一味違った”探検”に変身するかもしれません。道端に咲く花や、砂場を歩くアリ、空を飛ぶ飛行機など、子どもたちの興味や関心、その時の季節に応じてビンゴのマスを変えるのも良いですね。

ビンゴを自作したり先生が作ったビンゴに色を塗ったりと、アレンジも自由自在。小さなお子さんは、保育室や園内でビンゴを始めてみるのも良いでしょう。

今回は、「お散歩ビンゴ」の基本的な遊び方や注意点、年齢別のアレンジ遊びの方法をご紹介します。お散歩ビンゴに使えるビンゴカードやイラストも無料ダウンロードできますので合わせてご案内します。

難易度

★★★☆☆

対象年齢

1歳児/2歳児/3歳児/4歳児/5歳児

用意する物・道具

  • ビンゴ台紙
  • シール、サインペン
  • 肩掛け用のひも


遊びのねらい

保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。
  • お散歩ビンゴを通して身近なコトやモノに触れて、親しむことで感受性を育む
  • 身体を動かすことで体力を付け、歩く力を身に付ける

期待される姿

  • 身近なコトやモノに対する観察力を養う
  • 物や生き物の名前を覚え、興味関心を高める
article_18

お散歩ビンゴの注意点と配慮

保育園・幼稚園・こども園でお散歩ビンゴをする際に保育者が気を付けたい注意点や、配慮事項をご紹介します。

散歩中に歩きながら行わない

お散歩中は安全に移動することを目的とし、ビンゴを埋めるのは目的地に到着してから、園に帰ってから行いましょう。

お散歩の途中で急に立ち止まったり走り出したりしない

子どもたちはビンゴの対象のものを見付けたら、思わず声を上げたり駆け寄りたくなります。いつものお散歩と同じように整列して歩く、先生やお友だちと手を繋ぐなど、安全を心がけて実施しましょう。

慣れないうちは、公園などの目的地に着いてからビンゴを実施すると良いでしょう。

お散歩ビンゴの遊び方・ルール

事前準備

あらかじめ散歩中に見付けたいものをビンゴのマスに書き出します。子どもたちが絵や字を書けない場合は、事前に保育者がイラストを用意して子どもたちは色塗りをするだけにするなどの工夫をしましょう。子どもたちが自作する場合は、イラストのパーツを印刷してハサミで切ったりのりで貼ったりしてオリジナルのビンゴを作るのもおすすめです。

ビンゴは「タテ・ヨコ・ナナメのいずれかが揃ったら完成」というルールも伝えておきます。 

お散歩ビンゴの遊び方

お散歩ビンゴの遊び方
  1. お散歩に行く時に、紐を通したビンゴカードを肩にかけます。首にかけると窒息の恐れがあるため長めの紐を使って肩からかけるようにしましょう
  2. 散歩中、もしくは散歩先の公園などで発見したもののビンゴのマスを埋めます。シールやサインペンなどで行うと良いでしょう。例えば、散歩中に飛行機が飛んでいるのを見付けたら、飛行機のマスに印を付けます
  3. タテ・ヨコ・ナナメ、いずれかが揃ったらビンゴの完成です

 ビンゴのマスのアイデア

お散歩ビンゴでポストを見つける保育園児

公園に行くまで・公園にあるものでビンゴ

園から公園に行くまでの道のりや、公園の中で見付けられるものをマスに入れます。例えば、散歩の途中で見かける郵便ポスト、信号、トラックといったものや、公園にある滑り台、ブランコなどでも良いですね。

5歳児くらいになったら、公園に行くまでに何があったか覚えていることが多いので、街の観察も兼ねて自分たちで考えてオリジナルのビンゴシートを作るのもおすすめです。

自然・感触でビンゴ

見えるものではなく、触って分かる触覚、感覚をもとにしたビンゴもおすすめです。例えば、「自然ビンゴ」として、日陰の「冷たい」、日なたの地面の「あったかい」を触って探してみたりすれば、五感を働かせる経験にもなります。

また、「葉っぱビンゴ」として、公園にある葉っぱを触ってみて「ザラザラ」「ツルツル」「チクチク」、落ち葉を踏んだ「パリパリ」の音、葉っぱが紅葉した「赤」の色を集めてみるというのもおすすめです。実際の落ち葉などをビンゴカードに貼るのも楽しめますよ。

園に帰ってきて「あのツルツルした木はなんだったのだろう?」と、図鑑を取り出して名前を探してみる。そんな子どもたちの主体的な探求心・好奇心を育てるのにも一役買います。

お散歩ビンゴのルール

ビンゴのシールを貼る保育園児
  • タテ・ヨコ・ナナメが揃ったらビンゴになる。「見付けられたものの数が多い方が勝ち」という方法も小さい年齢の子にはおすすめです
  • 探検できる範囲を決めておく
子どもたちが目的の物を探して公園の外に出てしまうのは非常に危険です。公園であれば、「必ず公園の中で探す」など、範囲を限定しておきましょう。

「お散歩ビンゴ」解説イラストのダウンロード

こちらのページで紹介した「お散歩ビンゴ」の遊び方解説イラストを、保育施設での説明にご利用いただけるよう、ダウンロード素材をご用意しました。ほいくisメンバーに登録(無料)すれば、無料でダウンロードすることができます。

子どもたちとお散歩ビンゴを楽しもう

いつものお散歩が、アイデアを一つ加えることで立派な探検に早変わり。「お散歩ビンゴ」は、子どもたちの満足度も高い遊びです。季節や年齢に応じて難易度が変更できるのも良いところ。園でお散歩ビンゴを楽しんでみてくださいね。

※掲載イラストや記事内容の 無断転載・二次利用、配布・加工は禁止とさせていただきます。 

【関連記事】
18
article_10
杉本 綾子(すぎもと あやこ)

この記事を書いた人

杉本 綾子(すぎもと あやこ)

特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会 所属
長年の保育現場勤務を活かし保育園の園長を経て、現在、現場で頑張っている人同士がともに学び、「心の栄養補給」ができる人材を育てるために講座などを企画・運営している。
『幼稚園教諭二種免許・保育士』『おもちゃコンサルタント』『絵画指導スペシャリスト』『保育ナチュラリスト』『保育 あそび発達サポーター』などの資格を取得。多様な視点から、園での遊びや保育に役立つヒントを届ける。

<芸術と遊びらぼ>
https://artplaylab.jp/
<芸術と遊び創造協会>
https://art-play.or.jp/

外遊び・室内遊び関連記事
ほいくisメンバーに登録(無料)