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研修報告書とは?
研修報告書とは、保育者の学びとなる研修の内容と成果をまとめ、園に共有するためのレポートのことです。園内で実施する「園内研修」や、園外のワークショップに参加したり、セミナーを視聴したりする「園外研修」の両方で使われる書類になります。研修報告書を作成することで、保育者自身が研修の内容を振り返る時間にもなります。園内での報告や、保育の質向上のためにぜひご活用ください。
研修報告書については、下記の記事で詳しく説明しています。あわせてチェックしてみてください。
研修報告書の発行手順
「ほいくisオンライン研修」での研修報告書の発行手順を説明します。①ページ内にある「研修報告書を発行」ボタンを押す
各動画の視聴ページからもご利用いただけます。スマートフォンの場合は右上の3本線「MENU」をクリックすると同じボタンが設置してあります。②「氏名」「会員ID」「発行日」を確認
「氏名」と「会員ID」は会員情報から自動で入力され、「発行日」は作成した当日の日付が自動で入力されます。「氏名」と「発行日」は四角いボックスをクリックすることで手動で変更することも可能です。③「受講講座」を選択
視聴済みの動画が一覧で表示されますので、研修報告書に記載したい動画にチェックを入れてください。※最後まで視聴していない動画は、一覧には表示されません。
④「受講完了日」を確認
⑤「合計研修時間」を確認
選択した動画の合計時間が自動で計算されます。⑥「研修内容」を記入
視聴した動画について、簡単にまとめた内容を記入します。テーマやジャンルなど、動画の概要が分かるように説明すると良いでしょう。ここではご自身の感想や意見ではなく、どんな研修だったのかが読み手に伝わるような内容にするのがポイントです。
<記入例> ・テーマ:社会性の発達支援について 園での生活に困難さを感じている子どもへの支援について、社会モデルの視点から解説した動画を視聴しました。子どもの社会性が育まれるまでの過程や、遊びを通した社会性の発達についてのお話を聞き、後半では具体的な事例をあげながら、どういった支援が行えるかを考えました。 ・テーマ:保育施設の安全対策について 保育施設で発生しやすい事故について、事故の原因と対策方法を解説した動画を視聴しました。遊具、バス閉じ込め、水遊び中、午睡中、散歩・園外活動中の5つの場面について学びました。事故を防ぐために保育者が持つべき意識と対策について考えました。 |
⑦「学んだこと・所感」を記入
動画を見て知ることができたこと、気づいたことを記入します。これまで考えていたことや実践してきたことを振り返りながら、研修のなかで得られた新たな気づきにつなげていくと書きやすいです。
<記入例> ・テーマ:発達支援 これまで、困っている子がいた場合は積極的に声をかけて関わろうとしていたが、子ども同士のコミュケーションを促すことも大切だということを学びました。一方で、ただ見守るだけではなく「貸してって言ってごらん」「貸してくれてありがとうだね」といった見本を示して、人と関わる楽しさを経験させることが保育者の役割だと感じました。 ・テーマ:安全対策 園での事故対策においては、なによりも保育者の目が行き届いていることが大切だということを学びました。遊びや活動のなかで、付き添いの保育者が離れたり、いつもと違う流れが発生した際には、一時的に活動を止めるなどして、事故のリスクを減らすことが大切だと感じました。 |
⑧「園内で活かせること」を記入
自身のクラスや園で実践していきたいことを記入します。具体的な場面をあげながらどういった行動を取れるかを書いていくと、読み手にも伝わりやすく、研修の成果として分かりやすい内容になります。
<記入例> ・テーマ:発達支援 遊びのなかで、他の子とトラブルを起こしてしまっていたら、まずはその子の遊びの段階が適切なのかを考えます。まだ他者への意識が向いておらず、一人遊びのなかでじっくり集中したい子には、遊びのスペースを確保して取り合いにならないようにするなど、環境設定から見直すように行動します。 ・テーマ:安全対策 散歩を行う時には、目的地の安全確認だけではなく、公園までの道のりも確認して、子どもの目線での危険がないかチェックをします。また、外遊び中に子どもに声をかけられたり、目の前で転んでしまった子がいたりした場合には、自分の視野が狭くなることを意識して、他の保育者にも情報を共有するようにします。 |
⑨「報告書を発行する」を選択
入力が完了したら、ページ下部の「報告書を発行する」を押します。作成途中の場合は「保存する」をクリックすると、記入した内容が保存され、次回ページを開いた際に続きから作成できます。⑩研修報告書を発行する
記入した内容がプレビューで表示されます。内容に問題がなければ、研修報告書を発行します。※一度発行したレポートは「作成履歴」に保存され、あとから修正することができなくなります(PDFでの閲覧、ダウンロードのみ可能)。
※あとから内容を修正したい場合には、Excelでの保存を推奨します。
- 記入した内容を修正したい場合:「<戻って内容を修正する」を選択
- あとで発行したい場合:「保存する(オンライン研修TOPへ)」を選択
- Excelで保存したい場合:「Excelでダウンロード」を選択
- PDFで保存したい場合:「PDFでダウンロード」を選択
研修報告書を書く時のポイント
研修報告書を記入する際は、その研修を受けていない人が見ても分かりやすい内容にするのがポイントです。また、これまでの保育を振り返って、研修の内容をどう活かしていけるかを考えて記入しましょう。ポイント①必要に応じて箇条書きにする
研修内容を説明する時には、文章だけではなく、読みやすさを考えて箇条書きにするのも効果的です。
<記入例> 研修内容:社会性の発達支援 パート①「子どもの社会性の理解」 子どもの社会性がどのように育っていくのか、赤ちゃんの状態から順を追って学びました。 パート②「社会性を育む保育者の役割」 園生活において、保育者がどのように関わっていくべきかを学びました。 パート③「社会性発達の道筋」 園での集団生活を通して、子どもが社会性を習得していくまでの段階を学びました。 |
ポイント②自分の園に活かせる内容を書く
研修のなかで紹介された事例をもとに、自園で取り入れていきたいと思った点を記入しましょう。園の規模、担当クラス、ご自身の経験によっても捉え方が異なってくるため、自分自身が実践できることを考えるのが大切です。保育の学びに活かそう
保育の研修は、受けるだけで終わりにせず、日々の保育のなかで実践していくことが大切です。試行錯誤を繰り返すことで、スキルアップにつながっていきます。研修報告書の機能を使って、研修がより充実な学びの機会となるよう、ぜひご活用ください。公開中のWebセミナーはこちら↓