6月の保育園・幼稚園の行事
6月は、園生活の習慣が身につき「この場所は楽しい」という気持ちが膨らんでくる時期です。保育者に見守られながら、安心して遊びを楽しむ様子が見られますよ。梅雨入りする6月は、室内遊びの日が増えます。天気の現象に興味が広がる時期のため、雨や水たまりに触れる、雨音を聴く、といった自然を活かした遊びも楽しめます。
また、春から夏へと移り変わる6月は、気温差が激しい時期です。保護者に衣替えを伝え、園内でも服の着脱で体温調整ができるといいですね。
乳児クラス向け6月に歌いたい歌・手遊び歌
①かたつむり
作詞/文部省唱歌 作曲/文部省唱歌ねらい
かたつむりの存在を知り、歌を楽しむ
対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児
梅雨時期だからこそ楽しめる1曲。頭の上に人差し指を立てた両手をおいてつのをつくると、かたつむりになりきって楽しめます。0歳児さんには、保育者が手でかたつむりをつくり、動かしながら見せてあげるといいですね。 ほいくisでは無料でダウンロードできる「かたつむり」の楽譜もありますよ。
②かえるのがっしょう
作詞/岡本敏明 作曲/ドイツ民謡ねらい
季節感を味わい、リズムに合わせて身体を動かす
対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児
♪クワクワクワクワ~の歌詞から、かえるの鳴き声に合わせて、手を叩いたりジャンプをしたりするリズム遊びができます。2歳児さんは、カスタネットやタンバリンといった、簡単に音が出せる楽器を使ってみるのも楽しいですよ。
③あめふり
作詞/北原白秋 作曲/中山晋平ねらい
雨を知り、歌を通じてリズムを楽しむ
対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児/3歳児
「雨ってなんだろう?」天気の変化に気づくきっかけになる1曲です。♪ピッチピッチチャップチャップ~ 手拍子や足踏みなど、リズムに合わせて身体を動かすとより楽しめます。 こちらも無料で楽譜がダウンロードできます。
いとまき
作詞/香山美子 作曲/小森昭宏ねらい
保育者と一緒に手遊びをする楽しさを味わう
対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児
6月は、子どもと保育者の信頼関係ができて心の距離がグッと縮まる時期です。一緒に歌い、先生の真似をする充実感を味わえます。いろんな動きが出てくるので、手を動かす力や模倣力を育める1曲です。
はをみがきましょう
作詞/則武昭彦 作曲/則武昭彦ねらい
歌を通して歯みがきを知る
対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児/3歳児
6月4日~10日は、歯の衛生週間。歯科検診がある園も多いです。歯みがきを知り、楽しみを持てるよう、歌に合わせてシャカシャカ歯みがきごっこをしてみましょう。歯みがきにちなんだ製作を準備して、導入で歌うと子どもがイメージしやすいです。
幼児クラスに向け6月に歌いたい歌・手遊び歌
ニャニュニョのてんきよほう
作詞/小黒恵子 作曲/宇野誠一郎
ねらい
天気の種類を楽しみながら知る
対象年齢
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
子どもたちがリズムを取りやすいテンポの曲です。歌詞に出てくるねこの仕草を真似して、ねこごっこに発展させられます。子どもによってさまざまな表現を見せてくれるので、お友だち同士で見せ合いっこも楽しめますよ。
あめふりくまのこ
作詞/鶴見正夫 作曲/湯山昭ねらい
歌を通して雨への興味を広げる
対象年齢
3歳児/4歳児/5歳児
しとしと降る雨をイメージしやすい、やさしい曲調。幼児クラスになると、丁寧に歌えるようになります。絵本「あめふりくまのこ」を読み聞かせながら、子どもたちと歌い進めると盛り上がります。
しゃぼん玉
作詞/野口雨情 作曲/中山晋平ねらい
季節感を味わい、お友だちと歌を楽しむ
対象年齢
3歳児/4歳児/5歳児
スローテンポなので、お友だちと声を合わせる心地よさを味わえます。顔の前に手で丸をつくり、しゃぼん玉に見立ててゆらゆら動かしながら歌うのもいいですね。3歳になるとしゃぼん玉で遊べる子が増えるので、遊びの導入に歌うとワクワク感が増しますよ。
とけいのうた
作詞/筒井敬介 作曲/村上太朗ねらい
時間や数字に親しみをもつ
対象年齢
3歳児/4歳児/5歳児
6月10日は時の記念日です。とけいのうたを知り、数字や時計に興味を広げるきっかけになることも。♪カチコチカッチンの部分を時計の針に見立てて人差し指を左右に揺らすと、軽快なリズムをより楽しめます。
にじのむこうに
作詞/坂田修 作曲/坂田修ねらい
のびのびと歌い表現する楽しさを味わう
対象年齢
4歳児/5歳児
年中・年長児にぴったりな歌唱曲です。雨があがると虹がでることを伝え、のびのびと歌いましょう。お友だちと声を合わせる楽しさや、歌うことの心地よさを感じられるよう、リラックスして歌える時間にできるといいですね。
6月におすすめの歌、保育園でいっぱい歌いましょう
6月は雨の日が多く、室内遊びの日が増えがち。雨でも楽しめる歌や手遊び歌で、子どもたちも心地よく過ごしましょう。いつもの保育室はもちろん、広々遊べるホールで身体を動かしながら歌を楽しむのも新鮮ですよ。季節感を味わえる歌で、子どもの「楽しい」をたくさん引き出してあげてくださいね。【関連記事】