園児募集とは?
園児募集は、次年度に入園希望をする子どもを募集することをいいます。園の情報や募集枠、応募方法、受付期間などをお知らせします。説明会や見学会を開く場合もあり、園の特色や教育方針を保護者に伝える機会にもなります。園と保護者が交流し、家庭と園との相性を確かめる大切なステップになります。
園児募集のとき保育士が行う仕事
園児募集の計画や方針などは、園長や理事長、本部が決定するという園も多いでしょう。しかし、園見学会などの内容を考えたり、実施するのは保育士さんのことも。「なんかいいアイデアないかな?」と聞かれたときに「こんな遊びはどうですか」と提案できるように準備の内容を説明します。園児募集のときは、保育士が役割分担をして担当の業務を行います。どんな準備があるか、主な内容を紹介します。
ポスター作成
園児募集といえば、ポスター作成が必須の園が多いでしょう。前年度のポスターを手本にして、デザインや掲載情報をまとめます。主任保育士や園長が作成することもありますが、保育士の役割になることも。どのようなデザインにするか保護者の目につきやすいか相談して決めるといいですね。
掲示する場所は、園の前はもちろん、許可をもらえたら、近隣の公園、公共施設、小児科など未就園児の集まりやすい場所に設置してもらえるといいでしょう。
SNS投稿
近年では、SNSアカウントを持つ園も増えています。多くの人が目にするSNSは、情報拡散効果があります。園児募集やイベント日など、投稿することで参加者を募る効果が期待できますよ。イベントの準備
園児募集のために、園見学や説明会を設けることがあります。保護者と子どもが来園して、園の雰囲気を知り入園を検討するための大切な機会です。保育士は、イベントの企画や準備、当日の運営を担当する場合が多いでしょう。来園した親子が楽しめるよう、丁寧に準備することが大切です。
園児募集のイベント企画アイデア9選【実例あり】
園児募集でイベントを行うときのアイデアを紹介します。筆者が実際にこども園・幼稚園の見学会で行ったアイデアも記載しています。 親子でリラックスできる空間と、園の雰囲気を知ってもらう目的で企画しましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。園生活写真のスライドショー
普段の園の様子がわかるように、写真をスライドショーにして流します。1日の流れや行事の様子がわかり、園児が楽しそうに遊んでいる写真がいいですね。
あまり長い動画にすると子どもが途中で飽きてしまうので、3分〜5分ほどにするといいでしょう。
親子で楽しむ縁日ごっこ
ホールや保育室を使って、縁日ごっこでお出迎えするのはいかがでしょうか。筆者も行った経験がありますが、親子で自由に回れるため子どもがリラックスしやすい傾向にあります。
買い物チケットを用意して商品と交換するやり方にすると、低年齢の子も楽しめますよ。お祭りのような雰囲気を味わえて、思い出になります。
お買い物を楽もう!お店屋さんごっこ
在園児がイベント参加者をお出迎えするときは、お店屋さんごっこがおすすめです。在園児がイベントのために簡単な商品を作り、店員さんになると盛り上がります。筆者も経験がありますが、お店屋さんごっこは来園した親子がとても喜んでくれますよ。買い物バッグを準備するか、持参をお願いすると買った物をまとめて持ち帰りが可能です。
オリジナルフォトブースで自由に撮影
オリジナルフォトブースを設けると保護者が喜んでくれます。季節に合った装飾で、特別な一枚を撮影できるコーナーを作りましょう。
フォトブースは、自由遊びと同じ空間につくると、子どもがほかの遊びに気が向いてしまい落ち着いて撮影がしにくくなります。保育室の一角につくるのがおすすめですよ。
布おもちゃコーナーでごっこ遊び
保育室一部屋を、布おもちゃの部屋として開放してみましょう。おままごとや積み木など、一度作ると長持ちします。汚れたら洗濯ができるのも手入れが楽ですよね。布おもちゃは、安全に遊べるメリットがあります。多くの親子が集まるイベントでは、ケガ防止の観点からも布おもちゃはおすすめですよ。
親子で手作りおもちゃを製作
イベントでは、手作りおもちゃを親子で製作すると盛り上がります。お土産として持ち帰れるおもちゃが喜ばれますよ。
簡単だけど、家ではなかなか作る機会がない、目で見てかわいくあそべるおもちゃがおすすめです。保護者が一緒なので、子どもの年齢で製作内容を変えなくてもOK。親子で一緒に作るよう促すと、スムーズに完成できるでしょう。
園内でお散歩ビンゴ
筆者も園見学イベントで取り入れたことがありますが、非常に盛り上がります。子どもはもちろん、保護者も楽しんでくれますよ。メダルやカードといった景品を用意すると、子どもが喜んでくれますよ。
体操で身体を動かそう
はじめての園で行うイベントは、緊張している親子も多いはず。 体操で思い切り体を動かして、リラックスを促しましょう。
体操の選曲は子ども番組で流れているものを選ぶと、耳馴染みがあり子どもが踊りやすいですよ。