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【1歳児】4月の月案文例/ねらい・環境構成・子どもの姿<2023年度フォーマット>

1歳児クラスの子ども
指導計画・指導案の作成は、毎日の保育をきちんと進めていくためにとても大切です。しかしそれなりに手間がかかるもの。そこで、自分なりの計画の参考になる文例と、すぐに使える週案フォーマット(月週案)をご用意しました。ポイントは「子ども主体」になっているか。今回は、1歳児クラス・4月の月案です。

4月の保育のポイント

1歳児クラスになり、少しずつ安定した生活が送れるようになってくる子も増えます。しかし新しい環境になったことで不安定になりがちな時期なので、最初はゆっくりと過ごしながら新担任との信頼関係を築いていきましょう。高月齢になると、保育者のサポートを受けながら自分の力で身の回りのことをやろうとする姿も見られるかもしれません。「やりたい」気持ちを尊重しながら関わっていきましょう。

ねらい

  • 個々の生活リズムを大切にしながら、安心できる環境の中で過ごす。
  • おむつ替えのタイミングを自分で伝えようとする。
  • 保育者との信頼関係を築き、新しい環境に慣れる。
  • 他児に興味を持ち、遊んでいる様子を眺めたり指をさしたりする。
  • 好きなおもちゃや遊びを見つけ楽しむ。
  • 春の自然に触れながら、植物や生き物に興味を持つ。
  • 簡単な単語を使って感情表現をする。
  • 手形スタンプで春の製作を楽しむ。

内容(五領域対応)

  • おむつ替えや食事、午睡など個々に合ったリズムでのびのびと過ごす。(健康)
  • おむつが汚れると保育者に近寄り、仕草や単語で伝える。(健康)
  • 保育者と一緒に歌を歌ったり、手遊びをしたりしてコミュニケーションを楽しむ。(人間関係)
  • 他児の遊んでいる玩具に興味を持ち、隣でじっと見つめたり手を伸ばして触ろうとしたりしながら関わりを持つ。(人間関係)
  • 積み木や人形、ブロックなど興味のあるおもちゃに触れ、実際に使ってみようとする。(環境)
  • 散歩をする中で見つけた植物に触れたり、虫を不思議そうに見つめたりして自然の様子を楽しむ。(環境)
  • 「どうぞ」「いやだ」など、自分の感じたことを知っている単語で伝えようとする。(言葉)
  • 手に絵の具をつけて画用紙に押し、手形スタンプでちょうちょの製作を楽しむ。(表現)
※「内容」については、例文の最後に保育所保育指針にある五領域のどれに対応しているか表示をしています。
・健康(心身の健康に関する領域)
・人間関係(人とのかかわりに関する領域)
・環境(身近な環境とのかかわりに関する領域)
・言葉(言葉の獲得に関する領域)
・表現(感性と表現に関する領域)

内容(養護)

  • 清潔で安全な保育環境の中でゆったりと過ごし、新しい環境に少しずつ慣れる。
  • 視診により健康状態の把握をしたり、発達状態の観察をしたりする。
  • 好きな遊びを一緒に楽しんだり、生理的な欲求を受け止めたりすることで、安定した生活を送れるようにする。
  • スキンシップを図ることで、安心感や心地よさを感じながら過ごせるようにする。

環境構成・保育者の配慮

  • 月齢ごとで活動を分けて、できるだけ個々に合った時間帯で生活ができるようにする。
  • 子どもが自分のおむつの置き場所が分かるよう、かごに個々のマークを貼る。
  • 「さかながはねて」「とんとんひげじいさん」などの手遊びをする。
  • 他児に興味を示している様子が見られたら、「〇〇ちゃん何しているのかな?」「一緒に遊びたいね」など声をかけながらコミュニケーションを取るきっかけを作る。
  • 子どもの興味に合わせて玩具を用意し、コーナー設定を行う。
  • ゆったりと自然と関われるように、時間に余裕を持って戸外活動に出かける。
  • 子どもが自分の気持ちを伝えようとしているときは、受け止めながら必要に応じて代弁する。
  • 子どもが好きな色を選べるように、さまざまな色の絵の具を用意する。

予測される子どもの姿

  • 新入園児は慣れない環境に泣いたり、体調を崩したりすることがある。
  • おむつが汚れると、「ちっち」などの単語や、新しいおむつを持ってくるなどの行動で保育者に知らせようとする。
  • 保育者の真似をしながら手遊びを楽しむ。
  • 言葉がうまく出ないことから、子ども同士のトラブルの中で叩いたり噛みついたりすることがある。
  • さまざまな玩具を試しながら、自分のお気に入りの遊びを見つけていく。
  • 戸外活動で見つけたものを集中して観察する姿が見られる。
  • 保育者に気持ちを代弁してもらいながら、行動や仕草で自分の感情を伝えようとする。
  • 手形スタンプを気に入り何度も繰り返す子もいるが、中には絵の具が手につくことを嫌がりやりたがらない子もいる。

家庭や地域との連携

  • 家庭とのコミュニケーションを密に取りながら信頼関係を築く。
  • 子どもの様子を細やかに伝え、保護者の不安に寄り添う。
  • 連絡帳を通して子どもの様子や体調、成長過程などを共有しあう。

健康や安全

  • 気温や環境の変化により体調を崩しやすい時期なので、朝の体調や食事の進みなどをチェックしながら異変があるときにはすぐに気付けるようにする。
  • 保育室内の温度や湿度、換気状況に気をつけて心地よい環境で過ごせるようにする。
  • 毎日おもちゃの消毒を行い、衛生管理を徹底した環境で遊べるようにする。

食育

  • 食具の使い方を絵本などを通して知らせ、子どもたちが自ら使ってみたいと思えるようにする。
  • 栄養士スタッフと連携と取りながら、食材の大きさや固さが適切か確認する。
  • 食材への興味が持てるよう、「トマトだよ」などと声をかけながら食事のサポートを行う。

今月の行事

  • 入園式/進級式
  • 身体測定
  • 避難訓練
  • お誕生日会
  • 全体懇談会

今月の遊び

新年度は、新しい環境や保育者に慣れ安心して園生活が送れるように、ふれあい遊びを中心とした遊びがおすすめです。
  • いっぽんばしこちょこちょ
  • ちょちちょちあわわ
  • たまごをパカッ
  • ハイハイレース
  • 風船触れ合い遊び
※コーナー監修:杉本綾子/特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会

今月の歌・手遊び歌・体操

今月の歌

  • チューリップ
  • おはながわらった
  • あなたのおなまえは
  • むすんでひらいて
  • おはなし

今月の手遊び歌

  • あたまかたひざぽん
  • まあるいたまご
  • はるですね、はるですよ
  • おべんとうばこのうた

今月の体操

  • ぞうきん体操
  • からだ☆ダンダン
  • ぴよピヨ行進曲

今月のおすすめ絵本

  • ふうとはなとたんぽぽ
  • はるかぜさんぽ
  • だるまさんがシリーズ
  • しましまぐるぐる

自己評価

新しい環境で、体調を崩したり不安定になったりしやすい4月は、「子どもたち一人ひとりの生活リズムを大切に寄り添って保育ができたかどうか?」を振り返ってみましょう。保育者との信頼関係を築くのも大切な一歩。まずはのびのびと気持ちよく過ごせる環境設定に取り組んでみてください。春の自然を使ったあそびを取り入れながら自然に触れることも、季節の活動としてできていると良いですね。

2023年度版フォーマットのダウンロード

ほいくisのモニター会員登録(無料)をすると、Excel形式で“そのまま使える”月案/週案フォーマット(月週案)を無料でダウンロードすることができます。また、文例だけプリントして使いたい方のためにPDF版もご用意しました。ぜひご利用ください。

※こちらのファイルは「プレミアム素材」のため、通常の個人会員ではダウンロードできません。個人会員の方は、モニター会員への変更(ログイン→マイページ→会員情報メニューから)をすることでご利用いただけます。
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まとめ

参考文例をお届けしましたが、あくまで指導計画は自分の言葉で作ることが大切です。一つひとつの事例を参考にしながら、少しずつ自分の考えを入れていくよう工夫しましょう。

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