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井桁容子先生に聞く、保護者対応のマインドセット【インタビュー】

インタビューを受ける井桁容子先生
多くの保育者が課題感を感じている保護者とのコミュニケーション。より良い保育を実践していくためには、どのようなアプローチをしていけば良いのでしょうか。そこで今回は、『保護者対応と子どもへのまなざし』というテーマでWebセミナーに登壇いただいた井桁容子先生に、保育現場での実践を踏まえてお話を伺いました。

保護者とのコミュニケーションの課題

多くの保育者が課題と感じている保護者とのコミュニケーション。「保護者対応」とも言われますが、実際に、編集部にも、新人・ベテラン問わず多くの保育者の皆さんから意見が寄せられるテーマです。

ほいくisメンバーと園会員向けに配信をしている『ほいくisオンライン研修』では、このような課題感を受けて、『保護者対応と子どもへのまなざし』と題した講座を企画しました。

登壇者は、乳幼児教育実践研究家として講演や執筆、メディア出演など多方面で活躍する、井桁容子先生。Webセミナー本編では、保育現場での実情に即した内容になるよう、事前に保育者から募集した質問に回答するコーナーとの二部構成でお届けしています。本編では、保護者対応とそれに紐づいた子どもたちへのまなざし、そして保護者への伝え方といった視点からお話しいただきました。

今回のインタビューは、収録直後の井桁先生に、セミナーの内容に関連した質問にお答えいただきました。
※『ほいくisオンライン研修』は、保育に役立つさまざまな情報を配信する保育者向け動画プラットフォームです。動画は、ほいくisメンバーまたは園会員の登録(無料)をするだけでいつでも視聴できます。 ぜひこの機会にメンバー・園会員登録をして、園内研修や勉強会、個人の学びなど、さまざまな取り組みにご利用ください。 
>>ほいくisオンライン研修はこちら
 

一緒に子どもを応援する応援団に

保護者対応について話をする井桁容子先生

事前に公式Instagramで、井桁先生のセミナーで取り上げる質問を募ったところ、新人さんからベテランまで数多くの保育者からの投稿が集まりました。保護者対応に課題感を感じている保育者がたくさんいらっしゃることについて、どう思われますか?

保育者が保護者対応を難しいと感じる要因としては、「ダメなところを直してあげよう」と思いがちな部分とか、「保育者は保護者より偉い」とは思っていないんだけど、態度ではそういう風になってしまっている部分で、結局自分で自分の首を絞めているのではないかと感じています。保育者がそういう対応になると、保護者の方も信頼感は持てなくなり、どんどん追い詰められてしまいます。

「お母さん、それじゃダメですよ。親なんだからちゃんとしてください」という言葉はいっぱい聞こえてきますが、親御さんの方はしたくてもできないでいるんだということを、プロの保育者として受け止めてあげることが大事。「一緒に子どもの良いところを応援する、応援団になりましょう」という保育者の姿勢が、すごく大切なんです。

子どもと出会って、保護者と出会ってと、すべては「出会い」です。1年目の人も10年目の人も、自然体でそういった出会いを大事にしながら、皆がウェルビーイング=幸せになれることを手伝っていける。保育者がそんな心境になれると良いですね。今、国の子育て政策で「こどもをまんなかに」という社会にしていこうとする動きを考えると、そこが一番大切なんだろうと思います。

続きは、ほいくisメンバー/園会員限定です。
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ほいくis(ほいくいず)編集部

この記事を書いた人

ほいくis(ほいくいず)編集部

保育・幼児教育のプロフェッショナルで構成された編集部のライティングチームが、質の高い保育を日々提供していくために必要な知識・ノウハウを発信。専門知識から保育ネタ、保育士試験関連情報、保育学生さん向けの情報まで、あらゆる分野を網羅していきます。

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