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保育士に観てほしい映画7選【2022年版】

映画撮影に使うカチンコ
毎年さまざまな映画が公開されていますが、中には保育や子どもの成長に焦点を当てた作品もあり、ついつい保育者としての視線で見てしまうこともありますよね。今回は、そんな映画の中から保育士さんにぜひ見てほしい作品をご紹介します。

モンテッソーリ子どもの家


2021年2月19日に公開されたドキュメンタリー映画『モンテッソーリ子どもの家』。アレクサンドル・ムロ監督は、自身の娘と接する中で関わり方に疑問を抱き、モンテッソーリ教育に興味を持ちます。

そこから幼稚園のクラスに密着し、子どもたちの様子を撮影。活動を邪魔しないように、でも成長の瞬間を逃さないように2年3ヶ月の時間をかけて、子どもたちのありのままの姿を映像に収めました。

映画では、毎日の様子がそのままに映し出されていて、子どもが本来持つ力には驚きと感動が隠せません。

注目の幼児教育メソッドとして、モンテッソーリ教育の要素を保育に取り入れたいと考えている方もいると思います。しかし、なかなか実践の場を見る機会も少ないですよね。その点、この作品は貴重な映像記録とも言えるので、興味を持っている方にはおすすめです。
 
【公開】2021年
【監督】アレクサンドル・ムロ
【出演】キャスト:先生 クリスティアン・マレシャル
日本語吹替:マリア・モンテッソーリ 本上まなみ/アレクサンドル・ムロ監督 向井理

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夢みる小学校


この後にご紹介するドキュメンタリー映画『いただきます』シリーズのオオタヴィン監督が手掛けた最新作です。

舞台は、私立の「きのくに子どもの村学園」、公立の「伊那市立伊那小学校」「世田谷区立桜丘中学校」という3つの小中学校。それぞれ校風も授業内容も異なりますが、一人ひとりの個性を大切にした、”子どもファーストな学校”という共通項があります。

作品では、学校生活に密着した映像と、関係者や専門家へのインタビューを織り交ぜながら、子どもたちが自分らしく生き生きと成長していく姿が丁寧に描かれています。自ら撮影を手掛けるオオタヴィン監督の温かい眼差しを通して、「自分のままでいいんだよ」というメッセージが伝わってきます。

保育者にとっては、子どもの主体性を伸ばす保育や、一人ひとりの個性を大切にする保育、インクルーシブ保育の実践へのヒントがたくさん詰まった作品なのではないかなと感じました。
 
【公開】2022年
【監督】オオタヴィン
【出演】堀真一郎(きのくに子どもの村学園の理事長)/茂木健一郎(脳科学者)/尾木直樹(教育評論家、法政大学名誉教授)/高橋源一郎(作家、明治学院大学名誉教授)/辻信一(文化人類学者、明治学院大学名誉教授)/西郷孝彦(世田谷区立桜丘中学校前校長)/福田弘彦(伊那市立伊那小学校校長)
ナレーション:吉岡秀隆
 
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ステップ 


映画「ステップ」7月17日(金) 遂に公開/予告編
重松 清さんによる同名の小説の映画化。結婚3年目、30歳という若さで妻に先立たれた主人公が、残された幼い娘と共に歩んだ10年間を描いた作品です。

仕事と育児の両立に悩みながらも前に進み続ける主人公・武田健一を山田孝之さん、保育園から小学校卒業まで、父親と共に成長をしていく娘の武田美紀を3人の子役の皆さんが演じています。

保育士さんの注目ポイントは、伊藤沙莉さんが演じる保育士の「ケロ先生」。大ブレイクしている女優さんの一人ですが、この作品でも、自然体で演じている保育士さんの姿がとても印象的でした。
 
【公開】2020年
【監督】飯塚 健
【原作】重松 清『ステップ』(中央公論新社)
【キャスト】山田孝之/田中里念/白鳥玉季/中野翠咲/伊藤沙莉/川栄李奈/広末涼子/余貴美子/國村隼/岩松了/日高七海/角田晃広/片岡礼子

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あの日のオルガン


太平洋戦争末期、日本で初めて保育園の疎開を決行させた保母たち。園児53人を連れ、長い道のりを歩いて疎開を開始します。疎開先で経験するさまざまな出来事。子どもたちを守るために毎日必死で戦った保母たちと、共に過ごした子どもたちの様子を描いた物語です。

実話をもとにしたこの物語は、2019年2月に戸田恵梨香さんや大原櫻子さんといった、実力派俳優のキャスティングによって映画化されました。

疎開保育園とはそもそもなにか? そして、そこで起きていることはどんなことなのか? 戦時下という環境の中、子どもたちとまっすぐに向き合う保母さんたちの姿勢からは、時代を越えて同じ保育者として感じることがあるかもしれませんね。保育者の役割とはなにか? という原点を見つめ直すきっかけになる作品だと思いました。
 
【公開】2019年
【監督】平松恵美子
【脚本】平松恵美子
【原作】久保つぎこ『あの日のオルガン 疎開保育園物語』(朝日新聞出版)
【キャスト】戸田恵梨香/大原櫻子/佐久間由衣/三浦透子/堀田真由/福地桃子/白石糸/奥村佳恵/萩原利久/山中崇/田畑智子/陽月華/松金よね子/林家正蔵/夏川結衣/田中直樹/橋爪功

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夜間もやってる保育園


24時間開園や夜間保育を行う保育園の実際を描いたドキュメンタリー作品です。どのような家庭が利用しているのか、子どもたちはどのように過ごしているのか、そしてそれを支える保育士さんたちはどのような想いで保育を行っているのか。

この映画は、保育園を「第二の家」として、どのような居場所にすることが大切なのかを気付かせてくれます。

普段なかなか知ることができない夜間もやっている保育園の様子を、ぜひ一度見てみてください。
 
【公開】2017年
【監督】大宮浩一
【出演】エイビイシイ保育園 玉の子夜間保育園 すいせい保育所 エンジェル児童療育教室 たいよう保育園 魚住農園のみなさん ほか

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いただきます ここは、発酵の楽園


田植え、稲刈り、炊飯まで子どもの手で行っている山梨県の「みいづ保育園」。「菌ちゃん先生」の愛称で子どもたちから慕われる野菜農家の吉田俊道さん。

自然あふれる環境の中でのびのびと育つ子どもたちや、オーガニック農法に取り組む人々を追ったドキュメンタリー映画です。前作、『いただきます みそをつくるこどもたち』を手掛けたオオタヴィン監督による“いただきます”シリーズ第二弾の作品です。

ナレーションを務めるのは女優の小雪さん。優しい語り口調が、子どもたちを見守る先生たちの姿と重なり、心がほっこり温まります。

自然の恵みを楽しむ子どもたちや、それを支える農家の人々の“そのまま”の表情が溢れるこの映画は、見終わったときにほっとするような温かさを感じることができます。自然体験を保育に取り入れたいと考えている方には、とても参考になる映画だと思いますよ。
 
【公開】2020年
【監督】オオタヴィン
【出演】吉田俊道/木村秋則/菊地良一/日原瑞枝(みいづ保育園)/小倉ヒラク(発酵デザイナー)/山本太郎(長崎大学)/杉山修一(弘前大学)他。ナレーション:小雪

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みんなの学校


大阪市住吉区にある「大空小学校」は、誰でも通える公立小学校。ここでは、特別支援教育の対象となる子も、教室を飛び出してしまう子も、お友だちに手が出てしまう子も、みんなが同じ教室で学び、成長していきます。
 
「自分がされて嫌なことは人にしない」そんなたったひとつの約束を持って、地域を巻き込み子どもを見守る大空小学校。

ここで育っていった子どもたちと、子どもたちを支え、子どもたちから学んだ大人たちの実際の様子を追ったドキュメンタリー映画。ありのままを映したこの作品は、子どもに関わるすべての人にぜひ見てほしい作品です。

小学校が舞台の作品ですが、保育者向けの上映会や講演会がたくさん開かれていることからも分かるように、保育に対するスタンスを考えるうえでのヒントがたくさん詰まった映画です。特にインクルーシブ保育や、保幼小接続などに関心を持っている方にはおすすめです。
 
【公開】2014年
【監督】真鍋俊永
【出演】大空小学校のみんな

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映画から学びを 

今回ご紹介した作品は、どれも魅力的な内容のものばかりでした。映画を通して、何か新たな視点や、今の保育にプラスになるヒントが発見できるといいですね。


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まゆか

この記事を書いた人

まゆか

「ほいくis/ほいくいず」専任ライター。
大学時代は福祉学科で児童福祉を専門に学ぶ。
学生時代から保育園でアルバイトをしつつ保育士試験の勉強を進め、独学で国家試験に合格。認可保育園での勤務経験を経て、知識を活かしてライターへ転身。絵本屋さん巡りが趣味。

<資格>
保育士/児童指導員/社会福祉主事

<Instagram>
https://instagram.com/hoikuis_mayuka?igshid=b342tonuonzi

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