お名前テープ
マスキングテープは耐水性があるので、油性インクで名前を書けばお名前シールの代わりになります。驚きですが洗濯もOKなので、コップや歯ブラシなど濡れるものにも使えます。剥がしやすいことも特徴で、帽子や靴など後々サイズアウトが心配なものにも使いやすいですよ。このとき使うマスキングテープは、黒ペンが目立つようにできるだけ無地に近いもので薄め色のテープを使うと良いでしょう。
収納棚のラベリング
備品の置き場所が分からず、先生同士で「あれはどこにありますか?」と聞き合うことはありませんか? 保育園では、安全面から備品の棚には扉がついていることが多いですよね。そのため戸棚に何が入っているか扉をひとつずつ開けて確認しなくても、ぱっと見える表扉に書いてあるだけで探し時間が短縮され業務が楽になります。また、ラベリングすることで他の物を入れにくくする効果もあります。“紙芝居”と書いてある棚に画用紙をいれてしまう先生はあまりいないのではないでしょうか。マスキングテープならば収納位置替えの際もさっと剥がせるので、変更にも簡単に対応できます。
床やおもちゃ棚の定位置ライン
床にマスキングテープを使って四角い枠を作ると、まるで駐車場のようになります。乗り物や手押し車などの定位置を決める際にぜひ使ってみてください。遊びながらできるので、お片付け効果も絶大です。枠内に入れようと一生懸命になる可愛らしい子どもたちの姿が目に浮かびますね。棚へ片づけるミニカーなどのおもちゃの場所も、マスキングテープで駐車場のようにアレンジして貼っておくと、子どもたちは想像力豊かに遊びながらお片付けできますよ。
ここで床に貼るアイデアをもうひとつ紹介します。手洗い場の順番待ち用のラインや、お外遊びに出かける際の待機ラインなどにもマスキングテープが活躍します。床に貼るテープラインの効果は、まだ背が低く目線が下の子どもたちにとって目が届きやすいのでおすすめです。ひとりの子どもが待機ラインに立つと、自然と他の子供へ伝わっていきますよ。
絵本の分類
カテゴリー分けした絵本の背表紙にマスキングテープの色を変えて貼ると、カラフルな目印になります。子どもたちが読みたい本を探しやすくなったり、お片付けもしやすくなりますね。「赤色のテープのところに戻してね」と分かりやすく指導できるので、片づけと同時に色の勉強にもなります。また、外れてボロボロになりやすい絵本の表紙カバーを留めるためにも、マスキングテープを使うことができます。ちょっとした工夫でカバーがはずれなくなるだけではなく、見た目もかわいい絵本になりますね。
応急処置
園生活ではクレヨンが折れたり、絵本が破れたりとミニ事件が発生します。そんなときマスキングテープをさっと取り出して、応急処置をしましょう。ハサミがなくても手でちぎれる点も良いですね。剥がしやすいのにしっかり貼ることができる優れもののマスキングテープは、必須の持ち物としてひとつ忍ばせておくと役立ちます。まとめ
マスキングテープはデザインも豊富なので、カラフルなものを使って目印にしたり、無地でラベリングしたり用途は多様。保育の現場でも、安価でカラフルなものが揃うマスキングテープをぜひ活用してみてください。【関連記事】