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2月の「今日は何の日?」お話しネタとクラスの活動例

2月の「今日は何の日?」お話しネタとクラスの活動例
毎月の園でのイベントや、お話しのネタに使えるような「今日は何の日」を集めました。意外に知らない記念日がたくさんありますよ。保育の活動アイデアの一つとして、記念日のネタから取り入れてみてはいかがでしょうか。今回は、2月の「今日は何の日」です。

2月上旬(2/1~2/10)

まずは、1〜10日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

2月1日「ニオイの日」

【由来】
P&Gジャパン合同会社「ファブリーズ暮らし快適委員会」が2000(平成12)年に制定。消臭剤「ファブリーズ」を普及させることを目的としており、「に(2)お(0)い(1)」の語呂合せが由来となっています。

2月2日「おんぶの日」

【由来】
「おんぶ紐」を製作した横浜市在住の女性により制定されたことが由来と言われています。「2月」の2はおんぶしている親を、「2日」の2はおんぶされている子どもを表しています。また、「親も子もニコニコ笑顔で」という願いも込められています。

2月3日「節分」

【由来】
豆まきや鬼退治で知られる節分ですが、本来節分は「季節を分ける」ことを意味し、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言います。2021年は124年ぶりに立春が2月3日になり、それに合わせて節分も2月2日になりました。

2022年は再び2月3日に戻りますが、しばらくの間は4年ごとに2月2日が節分になります。次に2月2日が節分になるのは2025年です。

<節分に関連する行事>
■豆まき
昔、季節の分かれ目には邪気が入りやすいと言われており、それを追い払うために豆まきをしたそうです。豆を使用するのは、鬼の「魔目(まめ)」にめがけて豆を投げると「魔滅(まめ)」になるという理由があると言われています。

■柊鰯(ひいらぎいわし)
節分の時期に、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺した「柊鰯」を見たことがある方もいるのではないでしょうか。これには、焼いた煙のにおいや尖ったものを鬼が嫌うため、魔よけの意味が込められているそうです。

■恵方巻
その年の福の神様がいると言われる方角(恵方)を向いて、太巻きを切らずにそのまま食べることで、無病息災などを願います。食べるときは無言で願い事を思い浮かべながら、とされていますよね。
【おすすめ活動例】「かみなりどんがやってきた」
節分の日には、鬼にちなんで「かみなりどんがやってきた」の遊びをしてみてはいかがでしょうか。「かみなりどんがやってきた」は歌を歌ったあと、保育士が「おへそ」や「ひざ」など身体のパーツを指定し、かみなりさまに取られないよう隠す遊び。少しずつ隠すところが増えていくため、どきどきハラハラ盛り上がること間違いなしです。慣れてきたら子どもが隠すパーツを指定する役になってもおもしろいですよ。みんなで元気いっぱい歌って踊って楽しみましょう。

2月4日「立春」

【由来】
二十四節気の一つで、「立春を迎えて太陰太陽暦の新年が明け、春の季節が始まる」としました。この頃は春風とともに寒さがやわらぎ、万物が春の装いを新たにする時期です。その昔、中国ではこれをさらに5日を一候とする三候に区分しました。東風が吹いて氷が解けはじめ、地中に冬ごもりした虫が動きはじめ、水中に休止していた魚が氷を出てくる時期の意味でもあります。

江戸時代以降、ずっと2月4日が立春とされてきましたが、2021年は124年ぶりに2月3日が立春となることが話題となりました。2022年は再び2月4日に戻りましたが、2025年にはまた2月3日が立春となります。

2月5日「笑顔の日」

【由来】
ボランティア団体の有志が「ニコニコと、いつも笑顔でいる」ことを目的に制定しました。「ニ(2)コ(5)ニコ」と読む語呂合わせが由来になっています。

2月6日「海苔の日」

【由来】
1966年(昭和41年)に全国海苔貝類漁業協同組合連合会により制定されました。海苔は日本最古の法典「大宝律令」で租税の一つに定められるほど日本人にとって重要な食材で、「大宝律令」の施工日が702年のこの日であったことから、この日付が選ばれました。

2月7日「ふるさとの日」

【由来】
1982年(昭和57年)に福井県が「ふるさとの日に関する条例」で、福井県の誕生日として制定しました。1881年(明治14年)のこの日、石川県・滋賀県から分離して福井県が設置されました。県民の「ふるさと」に関する関心と理解を深め、豊かな郷土を築くことを目的として、毎年記念行事が開催されます。

2月8日「郵便マーク(〒マーク)の日」

【由来】
1887年(明治20年)のこの日、逓信省(後の郵政省)のマークが、逓信(テイシン)の「テイ」から、「丁」に決定されました。しかし郵便料金不足の記号「T」と混同してしまうことから、「テイシン」の「テ」を図案化し、現在の「〒」に変更されました。

2月9日「服の日」

【由来】
1991年(平成3年)、日本ファッション教育振興協会と全国服飾学校協会によって制定されました。「ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせが由来となっています。衣類への関心を高め、服を着る楽しみを広げることを目的としています。

2月10日「ニットの日」

【由来】
ニットの普及を目的に、横浜手作りニット友の会などが1988年(昭和63年)に制定。「ニ(2)ット(10)」と読む語呂合わせが由来となっています。

2月中旬(2/11~2/20)

次に、11〜20日の記念日をご紹介しましょう。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

2月11日「わんこそば記念日」

【由来】
岩手県名物わんこそば発祥の地とされる岩手県花巻市「わんこそば全日本大会運営委員会」が制定しました。「わんこそば全日本大会」は1957年(昭和32年)から続いており、1980年(昭和55年)からこの日が開催日になっています。同大会ではたくさんの参加者が、食べられるわんこそばの数を競います。

2月12日「レトルトカレーの日」

【由来】
この日日本で初めて、レトルトカレーが発売されました。発売されたのは、大塚食品株式会社のボンカレーで、今でも多くの食卓で親しまれている人気商品です。

2月13日「苗字制定記念日」

【由来】
1875年(明治8年)のこの日、全国民が名字を名乗ることを義務付けられました。それまで名字は貴族と武士の特権でしたが、1870年(明治3年)に平民の名字を許可する布告が出されました。しかしそれでも名字は広まらず、1875年(明治8年)に政府が一括して義務化するに至りました。

2月14日「バレンタインデー」

【由来】
知らない人はいない「バレンタインデー(Valentine's Day)」ですが、その起源はローマ時代のキリスト教殉教者ヴァレンチヌス(Valentines)の祝日です。世界各地でカップルの愛の誓いの日とされ、友人や恋人の間で贈り物をし合う習慣があります。
【おすすめ活動例】「もこもこハートが可愛いカード製作」
バレンタインデーには、可愛いハートのカード製作を取り入れてみてはいかがでしょうか。ハート型のカードに毛糸を貼り付けるだけで、簡単に可愛いもこもこのカードが完成します。はさみを使うのが難しい乳児クラスでは、保育士があらかじめ素材を切っておくと、あとは子どもたちが貼り付けるだけで簡単に制作ができますよ。作ったあとはバレンタインカードとしておうちの人やお友だちにプレゼントしても良いですし、壁面飾りにしてみても保育室が華やかになっておすすめです。

2月15日「春一番名付けの日」

【由来】
1963年(昭和38年)のこの日、朝日新聞の朝刊で「春一番」の言葉が使われ、これが「春一番」が日本で初めて登場した日となりました。春一番はその年にで初めて南から吹きつける強風のことで、例年2月初旬から3月中旬の間に吹きます。

2月16日「寒天の日」

【由来】
寒天の主要産地である長野県の茅野商工会議所と長野県寒天水産加工業協同組合が制定しました。2005年(平成17年)のこの日、「寒天」が全国放送で健康食品として紹介され大ブームになりました。寒天の名前の由来は「寒晒心太(かんざらしところてん)」で、夏の食べ物のイメージが強い心太を、外で凍結させたのが寒天の始まりです。
【おすすめ活動例】「寒天ねんど」
寒天の日には、寒天ねんどを保育に取り入れてみてはいかがでしょうか。寒天ねんどの作り方は下記の通りです。
  1. 鍋に水(500ml)、粉末寒天(5g程度)、食紅を入れて混ぜる
  2. 鍋を火にかけて2分程度煮立たせる
  3. バットやタッパー、牛乳パックに流し入れる
  4. 常温もしくは冷蔵庫で約1時間冷まし、固まったら完成
寒天ねんどは感触を楽しんだり、型を抜いてみたり、色を混ぜてみたりと遊び方は様々。0歳児クラスから年長クラスまで年齢を問わず楽しめます。遊びが広がるように、卵やゼリーなどの空き容器や型抜きなどを用意しておくと良いですね。乳児クラスで遊ぶ際は子どもがねんどを口に入れてしまわないよう、気を付けて見守りましょう。

2月17日「天使のささやきの日」

【由来】
1994年(平成6年)、北海道幌加内町の「天使のささやきを聴く会」により制定されました。同町で1978年(昭和53)のこの日に氷点下41.2℃を記録したことに由来します。「天使のささやき」とはダイヤモンドダストのことで、これは氷点下10℃以下の非常に寒い時にしか見られません。

2月18日「冥王星の日」

【由来】
1930年(昭和5年)のこの日、アメリカ・ローウェル天文台のクライド・トンボ―が冥王星を発見しました。2006年に「惑星」の定義が定められ、冥王星は惑星ではなく準惑星となりましたが、この年はトンボ―生誕100年の年に当たりました。

2月19日「プロレスの日」

【由来】
1954年(昭和29年)のこの日、日本初のプロレスの本格的な国際試合「力道山・木村組対シャープ兄弟」の試合が開催されたことに由来しています。

2月20日「アレルギーの日」

【由来】
日本アレルギー協会(日ア協)が1995(平成7)年に制定した記念日です。1966(昭和41)年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE抗体(lgE抗体)を発見したことを発表しました。

2月下旬(2/21~2/29)

最後に、21〜29日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

2月21日「国際母語デー」

【由来】
ユネスコにより1999年(平成11年)に制定されました。「母国の文化や言語を尊重する国際的な記念日」とされ、言語と文化の多様性、多言語の使用、母国語の尊重を推進することを目的としています。

2月22日「猫の日」

【由来】
1987年(昭和62年)、「猫の日実行委員会」と「一般社団法人ペットフード協会」が共同で制定しました。日付は「2(にゃん)、2(にゃん)、2(にゃん)」の語呂合わせで、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる日」とされています。
【おすすめ活動例】「【手遊び】いっちょうめのどらねこ」
猫の日には、「いっちしょうめのどらねこ」の手遊びを保育に取り入れてみてはいかがでしょうか。「いっちしょうめのどらねこ」は一丁目のどら猫から四丁目のトラ猫までさまざまな種類の猫が登場する楽しい手遊び。歌うスピードを変えてみたり、順番に登場する猫のポーズを子どもたちと一緒に考えてみたりとアレンジも可能です。慣れてきたらどんどんスピードを上げて超高速バージョンをやってみるのもおすすめ。盛り上がること間違いなしです。

2月23日「富士山の日」

【由来】
山梨県河口湖町が2001年(平成13年)、静岡県が2009年(平成21年)に、それぞれ「富士山の日」を制定しました。日付は「ふ(2)じ(2)さん(3)」の語呂合わせと、この時期富士山がよく見えることに由来します。富士山に感謝し、その環境保全や観光資源としての重要性を認識する機会と位置付けられています。

2月24日「クロスカントリーの日」

【由来】
1977年(昭和52年)のこの日、初めてのクロスカントリー大会がイギリスで開催されたことに由来しています。

2月25日「夕刊紙の日」

【由来】
1969年(昭和44年)のこの日、日本初の駅売り専門の夕刊紙「夕刊フジ」の発刊が始まったことに由来しています。

2月26日「脱出の日」

【由来】
1815年のこの日、イタリアのエルバ島に流刑されていたナポレオン・ボナパルトが、島を脱出してパリに向かったことに由来しています。

2月27日「女性雑誌の日」

【由来】
1693年(元禄6年)のこの日、ロンドンで世界初の女性向け週刊誌「ザ・レディス・マーキュリー」が創刊されたことに由来しています。

2月28日「ビスケットの日」

【由来】
1855年(安政2年)のこの日、パンの製法を学んでいた柴田方庵が、萩信之助に日本で初めてビスケットの製法を示した文書である、「パン・ビスコイト製法書」を贈りました。また、ビスケットはラテン語で「2度焼かれたもの」という意味であり、「に(2)どや(8)く」の語呂合わせにもなっています。

2月29日「にんにくの日」

【由来】
「に(2)んに(2)く(9)」の語呂合わせから、健康食品メーカーである株式会社健康家族が制定しました。また、にんにく生産量日本一の青森県田子町も同様に実施しています。この日には、日本各地でにんにくに関するイベントが開催されます。

>>2月の「今日は何の日」



「今日は何の日」ネタで活動の幅を広げよう!

今回は、2月の「今日は何の日」をご紹介しました。普段の保育活動に2月の記念日ネタを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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