3月上旬(3/1~3/10)
まずは、1〜10日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。3月1日「デコポンの日」
【由来】1991年(平成3年)のこの日、「デコポン」は熊本県から初めて市場に出荷されました。その後2006年(平成18年)、初出荷から15周年を迎えた記念に、全国にデコポンをPRするために日本園芸農業協同組合連合会がその日を「デコポンの日」として制定しました。
3月2日「ミニーマウスの日」
【由来】オシャレで女の子らしく、楽しいことが大好きなミニーマウスの魅力を伝え、ミニーマウスとデイジーダックのように仲の良い女友達と素敵な時間を過ごすことを応援する目的で、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が制定しました。日付の由来は、「ミ(3)ニー(2)」の語呂合わせと、女の子がオシャレを楽しみ輝く春先であることとなっています。
3月3日「ひな祭り(桃の節句)」
【由来】ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う日本の伝統行事です。上巳の節句にあたる3月3日は、桃の花が咲く季節でもあることから桃の節句とも言われます。女の子のいる家庭では、雛人形とともに白酒、菱餅、あられ、桃の花を飾ります。
元々は男女の区別なく祝われていましたが、江戸時代頃から豪華な雛人形は女の子に相応しいとされ、次第に桃の節句は女の子の、端午の節句は男の子のものとされるようになりました。
【おすすめ活動例】「【製作】簡単!おひなさま」
3月3日のひな祭り(桃の節句)には、おひなさまの製作をしてみてはいかがでしょうか。折り紙を3回折るだけでできる簡単なおひなさまは、まだ折り紙に慣れていない3歳児さんにもおすすめ。折った後は顔を描き、小道具を貼り付けるだけで本格的なおひなさまが完成します。4、5歳児さんは、はさみを使って「ひおうぎ」や「しゃく」を自分で切って作ってみてもいいですね。完成したおひなさまは、画用紙や紙皿に貼ったり保育室の壁面装飾にしたりと活用法もさまざま。折り紙の色や柄を変えて自分だけのかわいいおひなさまを作ってみましょう。 |
3月4日「バウムクーヘンの日」
【由来】ドイツ菓子メーカーの株式会社ユーハイムが2010年(平成22年)に制定しました。1919年(大正8年)のこの日、同社の創業者であるカール・ユーハイムが日本で初めてバウムクーヘンを焼き、菓子として販売したことに由来しています。
3月5日「サンゴの日」
【由来】「さん(3)ご(5)」の語呂合わせから、世界自然保護基金(WWF)が1996年(平成8年)に制定しました。さんごは3月の誕生石であり、その宝石言葉は「長寿・幸福」です。
3月6日「世界一周記念日」
【由来】1967年(昭和42年)のこの日、日本航空の世界一周路線が営業を開始しました。それまではアメリカとの協定により、日本の航空会社は世界一周路線を持つことが禁止されていました。
3月7日「さかなの日」
【由来】魚介類をより身近に感じ、もっとたくさん食べてもらうことを目的として、さかなジャパンプロジェクト推進協議会により制定されました。日付は「さ(3)かな(7)」の語呂合わせに由来しています。
【おすすめ活動例】「【手遊び】さかながはねて」
さかなの日には、「さかながはねて」の手遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。「さかながはねて」は、スイスイ泳いでいるさかながぴょーんとはねて、帽子になったり、眼鏡になったり、マスクになったりと、いろいろなものに変身する面白い手遊び。ゆったりとしたメロディーで、顔や体に触れながら遊ぶことができるので、乳児クラスの触れ合い遊びにもおすすめです。動きも歌詞もシンプルなので、子どもたちもすぐに覚えられるでしょう。次は何に変身するのか、子どもたちと一緒に考えながらアレンジを加えてみても楽しいですよ。 |
3月8日「みつばちの日」
【由来】「ミツ(3)バチ(8)」の語呂合わせから、全日本はちみつ協同組合と日本養蜂はちみつ協会(現:一般社団法人 日本養蜂協会)が制定しました。この他にも、5月20日が「世界ミツバチの日」、8月3日が「はちみつの日」があります。
3月9日「感謝の日」
【由来】「サン(3)キュー(9)」の語呂合わせから、愛媛県の横山重子氏により制定されました。人生で巡り合ういろいろな感謝したい人や出来事に思いを寄せる日となっています。
3月10日「サボテンの日」
【由来】「さ(3)ぼてん(10)」の語呂合わせから、サボテンの生産・販売を行う株式会社岐孝園が制定しました。同社は岐阜県巣南町に本拠を置き、「さぼてん村」を経営しています。
3月中旬(3/11~3/20)
次に、11〜20日の記念日をご紹介しましょう。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。3月11日「東日本大震災から13年」
【由来】2011年(平成23年)のこの日に発生した東日本大震災から13年を迎えました。
【おすすめ活動例】「【絵本】はなちゃんの はやあるき はやあるき」 3月11日には東日本大震災について子どもたちに伝える園も多いでしょう。「はなちゃんの はやあるき はやあるき」は、東日本大震災が起こった日、保育園児が自分の足で歩き、奇跡的な避難をした実話を元にした絵本。はなちゃんが通う保育園では、毎月地道に避難訓練を行っていたおかげで、大きな地震がきた時も、園児全員が自分で自分の命を守ることができました。やわらかな雰囲気のイラストで、地震や津波の怖さ、避難訓練の大切さを教えてくれる作品です。 |
3月12日「サイフ(財布)の日」
【由来】バッグや財布などの企画、販売事業を行うスタイル株式会社が制定しました。「サ(3)イ(1)フ(2)」の語呂合わせから来ています。
3月13日「新選組の日」
【由来】1863年(文久3年)のこの日、京都・壬生に詰めていた新選組の前身「壬生浪士組」に、会津藩主で京都守護職の松平容保から会津藩預りとする連絡が入り、新選組が正式に発足しました。これを記念して、新選組にゆかりのある東京都日野市観光協会が制定しました。
3月14日「円周率の日」
【由来】円周率の近似値である「3.14…」にちなんで、1997年(平成9年)に財団法人日本数学検定協会が定めました。この日の1時59分か15時9分にこの日を祝います。これは、日付の「3.14」と併せて円周率の最初の6桁を表しています。
3月15日「オリーブの日」
【由来】1950年(昭和25年)のこの日、昭和天皇が香川県・小豆島の巡幸の際にオリーブの種を撒かれたことが由来であるとされています。多くの人にオリーブを知ってほしいという願いから、小豆島の「オリーブを守る会」によって1972年(昭和47年)に制定されました。
3月16日「国立公園指定記念日」
【由来】1934年(昭和9年)のこの日、内務省が瀬戸内海・雲仙(雲仙天草)・霧島(霧島屋久)の3か所を国立公園に指定し、日本初の国立公園が誕生したことが由来とされています。現在では、30か所以上が国立公園に指定されています。
3月17日「漫画週刊誌の日」
【由来】1959年(昭和34年)のこの日、日本初の少年向け週刊誌である『少年マガジン』と『少年サンデー』が発刊されたことから、それを記念して制定されました。発売当初、講談社発行の『少年マガジン』は一冊40円、小学館発行の『少年サンデー』は一冊30円でした。
3月18日「点字ブロックの日」
【由来】1967年(昭和42年)のこの日、視覚障碍者の安全な歩行を助ける点字ブロックが世界で初めて岡山県立岡山盲学校の近くの交差点に設置されたことが由来であるといわれています。点字ブロックの安全性の確保と発展を目指して、岡山県視覚障害者協会が2010年(平成22年)に制定しました。
3月19日「カメラ発明記念日」
【由来】1839年(天保10年)のこの日、フランスのルイ・マンデ・ダーゲルがカメラの元となる写真機を発明したことが由来となって制定されました。この写真機は「ダゲレオタイプ」のもので、日本では「銀板写真」とも呼ばれます。この発明によって、それまで8時間ほどかかっていた写真撮影が、30分ほどでできるようになりました。
【おすすめ活動例】「【折り紙】パッチンカメラ」
カメラ発明記念日には、折り紙でパッチンカメラを作ってみてはいかがでしょうか。本物のカメラのようにシャッター音が鳴るパッチンカメラは、子どもたちが喜んでくれること間違いなし。友だち同士でいろんなポーズをとってみたり、紐をつけて首から下げて散歩に出かけてみたりと、ごっこ遊びにも大活躍しますよ。作り方は簡単ですが、少し細かい箇所があるので、4、5歳児さんにおすすめ。作る過程も作ったあとも楽しめる、折り紙製作です。 |
3月20日「上野動物園開園記念日」
【由来】1882年(明治15年)のこの日、日本初の近代動物園として上野動物園が上野公園内に開園したことに由来しています。
3月下旬(3/21~3/31)
最後に、21〜31日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。3月21日「ランドセルの日」
【由来】3+2+1が小学校の就業年数である6になることから、ミニサイズのランドセルを制作する「スキップ」というお店が記念日として提唱しています。
3月22日「放送記念日」
【由来】1925年(大正14年)のこの日、NHKの前身である社団法人東京放送局が日本初のラジオ仮放送を始めました。東京・芝浦の東京高等工芸学校に仮スタジオを設け、午前9時30分に京田武男アナウンサーの「アー、アー、アー、聞こえますか。JOAK、JOAK、こちらは東京放送であります。こんにち只今より放送を開始致します」という第一声が放送されました。これを記念して、日本放送協会(NHK)が1943年(昭和18年)に制定しました。
3月23日「世界気象デー」
【由来】1950年(昭和25年)のこの日、世界気象機関条約が発効され世界気象機関が発足しました。1960年(昭和35年)、その発足10周年を記念して国際デーとして「世界気象デー」が制定されました。この日には、世界各地で気象関係のキャンペーンが行われます。
3月24日「ホスピタリティ・デー」
【由来】数理学的には「3」は新しいものを創り出すエネルギー・自己表現、「2」は思いやり・協力、「4」は全体を作りあげる基礎を表す数というように、それぞれの数字がホスピタリティに関連性の高い要素を多く含んでいると言われています。このことから特定非営利活動法人・日本ホスピタリティ協会(現:日本ホスピタリティ推進協会)が、1994年(平成6年)に制定しました。この日を、日常生活の中で他人に対して思いやる心をあらわす実践の日として位置づけ、その普及を目指しています。
3月25日「電気記念日」
【由来】日本電気協会によって制定されました。1878年(明治11年)当時、万国電信連合への加盟を狙っていた工部省電信局は東京都木挽町に電信中央局を作り、この日に開局を祝う開局祝賀会を開催しました。そこで、日本で初めてグローブ電池を使って講堂の天井に設置したアーク灯を点灯させることに成功したことに由来しています。また、1887年(明治20年)のこの日には、日本で初めて家庭用の配電がスタートしました。
3月26日「カチューシャの歌の日」
【由来】1914年(大正3年)のこの日、島村抱月と松井須磨子が起こした芸術座が、トルストイの「復活」の初演を行いました。このとき、松井が歌った劇中歌の「カチューシャの歌」が大流行したことが、由来となっています。
3月27日「さくらの日」
【由来】公益財団法人・日本さくらの会が1992年(平成4年)に制定しました。「3×9(さくら)=27」の語呂合わせと、七十二候のひとつ「桜始開」が重なる時期であることが由来となっています。日本の歴史や文化、風土と深く関わってきた桜を通して、日本の自然や文化についての関心を深めてもらうことを目的としています。
【おすすめ活動例】「【製作】紙コップで作るさくらの木」
さくらの日には、紙コップとおはながみでさくらの木を作ってみてはいかがでしょうか。作り方はとっても簡単。茶色の画用紙を貼った紙コップを木に見立て、くしゃくしゃ丸めたピンクのおはながみをのりを使って貼り付け、さくらの花を咲かせます。ふわふわ広がるおはながみは、満開のさくらを表現するのにぴったり。一つ一つのボリュームが大きいので、春らしい華やかな製作になるでしょう。できた作品は、卒園式や入園式などの行事で、会場や廊下、保育室に飾るのもおすすめです。 |
3月28日「みつばの日」
【由来】「み(3)つ(2)ば(8)」と読む語呂合わせが由来となっています。
3月29日「マリモの日」
【由来】1952年(昭和27年)のこの日、北海道阿寒湖のマリモが国の天然記念物に指定されたことが由来となっています。阿寒湖のマリモは、1897年(明治30年)に当時の札幌農学校(現:北海道大学)の本科生だった川上瀧彌農学博士によって発見されました。
3月30日「国立競技場落成記念日」
1958年(昭和33年)のこの日に明治神宮外苑に国立霞ヶ丘陸上競技場(国立競技場)が完成したことが由来となっています。2020年東京オリンピックのために新国立競技場が建設されています。3月31日「オーケストラの日」
公益社団法人・日本オーケストラ連盟が、「み(3)み(3)に一番(1)」と「み(3)み(3)にいい(1)日」(耳に良い日)の語呂合わせから制定しました。オーケストラにもっと親しんで、楽しんでもらおうという目的があり、全国各地でさまざまなイベントが展開されています。「今日は何の日」ネタで活動の幅を広げよう!
今回は、3月の「今日は何の日」をご紹介しました。普段の保育活動に3月の記念日ネタを取り入れてみてはいかがでしょうか。【関連記事】