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子ども同士のケンカ、保育者としてどうする?【ぷく先生の4コマ保育日記】

保育者としてどうする?子ども同士のケンカ
現役幼稚園教諭のぷく先生による4コマ保育日記です。>>連載一覧はこちら

子ども同士のケンカ、どう対応していますか?

日々、子どもたちと過ごしていると、おもちゃや場所の取り合い、思い通りにならずに言い合う姿をよく目にします。

その様子を見ていると、

「ケガに繋がらないだろうか…心に大きな傷が出来てしまうのではないか」

「『ケンカするほど仲が良い』『ケンカも経験の一つ』だと聞くけれど、泣いていたり怒っていたり…いろいろな姿の子どもたちを見るとひやひやする」


など、不安に思う気持ちもあると思います。

今回は、そんなシーンをテーマに描いてみました!



ケンカも経験の一つ

子どものケンカを仲裁するぷく先生のイラスト
子どものケンカを見守るぷく先生のイラスト
子どもの感情の変化のイラスト
他の先生と話すぷく先生のイラスト

その時、すぐには冷静に見られないかもしれないけれどケンカの時こそ、子どもたちはたくさん心を動かし、色々なことを考える機会なのだと私は思います。

幼い間はまだ感情任せで、自分の気持ちを上手く言えないけれど、今感じた気持ちが「悔しい」気持ち、「悲しい」気持ちなど感情の名前を知ったり、お友達の気持ちに気づいたり…。

その後どうしたら良いのかを保育者と一緒に考えたりすることで、どう折り合いをつけていくかを知っていく機会になります。

もちろん体に傷がついてしまう大きなケンカは止めるべきだと私は思いますが…

決して保育者が必ず解決しなければいけないものではありません。

保育者の手助けは必要かもしれませんが、保育者が間に入り「はい、ごめんなさいと言いなさい。」と言ってごめんねを言わすようなことは決してあってはならないと私は思います。

時間がかかるかもしれない。

子どもたちが今何を考えどうしたいと思っているのか代弁することもあるかもしれない。

そこは保育者が主ではなく、あくまでケンカをしている子どもたちが最後まで主人公であり続ける場であることを前提に「保育者はお助けマン」になるのです。

ケンカの時こそ、一歩引いて、保育で大切な「見守る」を発動する。

心の成長を促すのもまた私達の大事な役目です。

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