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山の日(8月11日)の由来と伝え方|おすすめの活動アイデア

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山の日(8月11日)の由来と伝え方|おすすめの活動アイデア
毎年8月11日は、国民の祝日である「山の日」。当日は祝日のため多くの保育園はお休みですが、 この日をきっかけに身近な自然に親しみを感じられるような活動を取り入れたいですよね。今回は、山の日の由来とおすすめの活動アイデアをご紹介します。

山の日とは

まずは「山の日」についての基本的な知識の解説と、子どもたちへの伝え方をご紹介します。 

山の日の概要

山とひまわりの画像
「山の日」は国民の祝日で、毎年8月11日と決まっています。「​​​​山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的として制定されました。

山には、清らかな水源や新鮮な空気など、生活に重要な要素がたくさん存在しています。「山の日」は自然に感謝し、その価値を再認識する日です。また、登山やハイキング、トレッキングなどの山岳スポーツの普及を促すことも目的としているため、当日は関連イベントが全国各地で行われます。

山の日の由来

山の日のカレンダー
山の日は、2014年(平成26年)に制定された比較的新しい祝日です。2016年(平成28年)から8月11日が「山の日」として実施されるようになりました。

例外として、2020年(令和2年)に開催予定だった東京オリンピックの実施期間に合わせて「山の日」が移動した歴史もあります。2020年は、閉会式の翌日にあたる8月10日を「山の日」としました。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行によりオリンピックは延期に。実際に開催された翌年2021年(令和3年)には、閉会式当日の8月8日が「山の日」として定められました。

2022年(令和4年)からは、再び8月11日が「山の日」となっています。

出典:「国民の祝日」について/内閣府 >>詳細はこちら

子どもたちへの伝え方

バードウオッチングをする子ども
8月は葉が青々と茂り、山間を流れる水の心地よさが感じられる時期です。「山の日」と関連付けながら、夏の自然に親しめる活動や言葉かけを行ってみてはいかがでしょうか。伝え方を一例でご紹介します。
 
【子どもたちへの伝え方の例】
  • 山の日は、山に「ありがとう」の気持ちを伝える日だよ
  • 山が綺麗な水や空気を作ってくれているんだよ
  • みんなの体の中に入る水や空気が汚かったら嫌だよね
  • 山の頂上で深呼吸すると、すごく気持ちいいんだよ
  • 山にはたくさんの鳥や動物のお家があるんだよ


山の日におすすめのゲーム【活動アイデア】

それでは、山の日に関連した活動アイデアをご紹介していきましょう。まずはゲームから。

山の日クイズ

子どもたちの写真
子どもたちはクイズが大好きです。山や自然に関連するクイズを行って、子どもたちの興味関心を引き出していきましょう。クイズの例をご紹介します。

【問題①】日本で一番高い山は?

答え:富士山
POINT

富士山のことを知らない子もいるので、「知っている山の名前を言ってみよう」と促してみましょう。富士山の高さは3,776mです。数字に興味を持ち始めたクラスであれば、高さについて説明してみるのも良いでしょう。

【問題②】世界で一番高い山は?

答え:エベレスト
POINT

答えのエベレストはちょっと難しいので、富士山や地元の山の名前との三択問題にするなど工夫をしてみましょう。また、エベレストの高さは8,848mあるので、子どもたちへの説明では、「世界一高い山は、日本で一番高い富士山の2つ分よりも高いんだよ。びっくりだね」と伝えてみるのも良いでしょう。

【問題③】山の上の方に行くと気温はどうなる?

  1. 暖かくなる
  2. 寒くなる
答え:2の「寒くなる」が正解
合わせて伝えること

気温は100m高くなる毎に0.6℃ずつ下がることが分かっています。子どもたちへの説明では、「高いところに行くほど寒くなるんだよ。太陽に近付いているのに不思議だね」と伝えてみましょう。

【問題④】山にあるのはどっち?

答え:2の「川」が正解

【問題⑤】山に棲んでいる生き物を言ってみよう!

答え:鳥・サル・タヌキ・クマ・イノシシ・シカ・カブトムシ・クワガタなど

山の日シルエットクイズ

山の動物たちのシルエット

山の生き物をイメージする「シルエットクイズ」にも挑戦してみましょう。ダンボールや画用紙から切り出した型紙をシルエットで見せてクイズを出します。子どもたちの想像力や集中力を養うこともできますよ。

【シルエットクイズの例】

  • カブトムシ
  • クワガタ
  • タヌキ
  • シカ
  • クマ
  • イノシシ

また、絵本などに出てくる動物を使ったシルエットクイズも面白そうですね。シルエットクイズの詳細は、以下の記事をご覧ください。

山の日ジェスチャーゲーム

山の日シルエットクイズにぴったりなイラスト
活動の1つとして、ジェスチャーゲームもおすすめです。子どもの発想力や表現力にも注目していきたいですね。まずは下記のジェスチャーの例を参考に、保育士が見本を見せてみるのも良いでしょう。

【お題とジェスチャーの例】
  • クマ:両腕を上げ、体を左右に揺らしながら歩く
  • ヘビ:両手を合わせ、全身をゆらゆら動かす
  • サル:キョロキョロ辺りを見回しながら、頭やお尻を掻く
  • クワガタ:両腕を上げ、手首を内側に曲げて、開いたり閉じたりする
  • カブトムシ:両腕をつけて上に伸ばし、手だけ左右に広げる
ジャスチャーゲームの詳細は、以下の記事をご覧ください。
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山の日の製作【活動アイデア】

ハイキングをしている子ども
山の日の製作アイデアを3種類、動画でご紹介します。

富士山の折り紙

【お正月折り紙】富士山
日本で一番高い山・一番有名な山と言えば富士山(ふじさん)。折り紙1枚で簡単にできる富士山を子どもたちと折ってみましょう。壁面などにも利用できるのでおすすめですよ。

トイレットペーパーの芯で作るカブトムシ


トイレットペーパーの芯を使って個性的なカブトムシを作れます。パーツを変えればクワガタにもなりますよ。

ティッシュの空き箱で作るバーベキューセット


バーベキューの楽しい思い出を、ティッシュ箱を使って再現できます。夏の「ごっこ遊び」が盛り上がりますね。

折り紙のセミ

夏の昆虫としてよく見かける、セミの折り紙を紹介します。とても基本的な折り方で、子どもだけでも作りやすい難易度です。大きな木をモチーフにした模造紙などに貼り付ければ、たくさんのセミがとまる壁面飾りとしても応用できます。

紙皿で作る青い鳥

大きな羽をパタパタと動かせる鳥です。紙皿の丸みを使って、ゆらゆらと揺らすこともできますよ。

華やか!花火のひっかき絵

二重に塗り重ねたクレヨンや絵の具の表面をひっかいて削ることで、独特な雰囲気の絵柄が浮かび上がる「ひっかき絵」。こちらの作例では、夏祭りのイメージにぴったりの花火をテーマにしています。

おすすめダウンロード素材【活動アイデア】

大人気の「ほいくisダウンロード」コーナーから、山の日の活動におすすめのダウンロード素材をご紹介します。

どんぐり拾いの線つなぎ

どんぐり拾いの線つなぎ
どんぐりを拾いながら山登りをする線つなぎキットです。どんぐりを1個、2個…5個と、数の順番に拾いながら山頂を目指します。通った道を線でつなぎましょう。

キットをダウンロード

虫のペープサート

虫のペープサート
戸外活動の導入にも役立つ虫のペープサートです。裏面はシルエットになっているので、シルエットクイズとしても利用することができますよ。

キットをダウンロード



おすすめ手遊び歌【活動アイデア】

最後は、山の日にぴったりの手遊び歌をご紹介します。活動の導入におすすめですよ。

あめふりくまのこ


「あめふりくまのこ」は、クマの子どもが、山に降った雨でできた水たまりを覗いて魚を探すというストーリーのかわいい童謡。ゆったりとしたメロディーが心地よく、優しい声で歌いたくなる歌ですね。歌に合わせてパネルシアターやペープサートで演じても楽しめますよ。

やまのおんがくか


「山の音楽家(やまのおんがくか)」は、次々と登場する山の動物たちが、さまざまな楽器を奏でるストーリーの童謡・唱歌。歌うだけでも楽しいですが、動きを付けてみたり、実際に楽器を鳴らしてみたりしても楽しいでしょう。製作活動で手作り楽器を作るのも素敵ですね。 その他、おすすめの手遊び歌はこちらの記事でチェック!

山や自然に親しみを持つきっかけに

美味しい水や綺麗な空気、美しい景色など、私たち人間は山や自然からたくさんの恩恵を受けています。当たり前のように身の回りに存在していますが、子どもたちの未来のためにも守っていかなければならないものです。小さい頃から自然に親しみを感じ、大切に思う心を育んでいきたいですね。

山の日に関連する活動を考えている方は、参考にしてみてくださいね。

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佐野 きこ(さの きこ)

この記事を書いた人

佐野 きこ(さの きこ)

現役保育士。
現在は子どもだけでなく、保育士や保護者など、子どもに関わる人をサポートする仕事がメイン。子どもも保護者も保育士も、みんなが笑顔になれる保育を目指している。
座右の銘は「保育士は、保育のプロである」
保育の専門家として、わかりやすく保育を語れるよう奮闘中。
家庭では、2人の息子のお母さん。

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