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保育園で行う朝の会とは?内容や目的、遊びのネタを紹介

朝の会の様子
保育園で毎朝行う「朝の会」では、クラスのみんなで集まって歌を歌ったり出欠確認をしたりする園が多いでしょう。新人保育者さんや保育実習生さんの中には、「朝の会の担当になったけど、どんな活動をすれば良いかわからない…」とお悩みの方もいるかもしれませんね。今回は朝の会を行う目的や内容、実施のポイント、おすすめの遊びを紹介します。

保育園で行う朝の会とは?

挨拶や出欠確認をしたり、歌を歌ったりする朝の会。そもそも保育園ではなぜ朝の会を行うのでしょうか。ここでは朝の会を行うタイミングや目的、何歳児から行うことが多いのかを解説します。

朝の会はいつ行うの?

保育園の朝の会は、登園後、自由遊びをしたあとに行うことが一般的です。朝の会の後は製作遊びや運動遊びなど、その日の主な活動に入ります。登園後の子どもたちの緊張をほぐし、楽しい気分で次の活動へ入っていけるような朝の会ができると良いですね。

保育園で朝の会を行う目的は?

保育園で朝の会を行う目的としては、下記のものが挙げられます。
  • 安心した気持ちで一日をスタートする
  • 一日の見通しを立てて過ごせるようにする
  • 子どもの出欠状況や健康状態を確認する
登園後にクラスみんなで顔を合わせて歌を歌ったり話したりすることで、子どもたちの緊張がほぐれ、リラックスした気持ちで一日をスタートできます。朝の会でその日の活動予定を知らせることで見通しが立ち、期待と意欲をもって一日を過ごすことにも繋がるでしょう。また保育者が子ども一人ひとりの体調を把握するといった目的もあります。

朝の会は何歳児クラスから?

何歳から朝の会を行うかは園によって異なりますが、3歳以上の幼児クラスは必ず行う園が多いようです。乳児クラスで行う際は、発達や年齢に合わせて内容や時間配分を工夫すると良いでしょう。保育者の周りに集まって名前を呼び、手遊びを楽しむだけでも、立派な朝の会になります。

朝の会の流れ・内容

朝の会に参加する子どもたち

一般的な朝の会の流れや内容について紹介します。

子どもたちが椅子に座る

まずは子どもたちが自分の椅子を出し、並べて座ります。あらかじめ床にビニールテープを貼っておくと、椅子を置く位置がわかりやすいでしょう。椅子を使わない場合も、座る位置がわかるようにテープやシールで目印をつけておくと良いですよ。

朝の挨拶をする

全員が揃ったら、起立して「おはようございます」と朝の挨拶をします。大きな声で挨拶をすることで、元気に一日が始められそうですね。

朝の歌を歌う

起立したあとに立ったまま、朝の歌を歌います。「おはよう(あさのうた)」や季節の歌、子どもたちが気に入っている歌などを選んで歌うと良いでしょう。

出欠確認

椅子に座って出欠確認をします。一人ひとりの目をしっかり見ながらフルネームで名前を呼びます。名前を呼びながら、体調や表情に変わったところがないか、子どもたちの様子をしっかりと観察しましょう。

お当番の子どもにカレンダーをめくってもらう

お当番の子どもがカレンダーをめくり、「今日は○月○日○曜日です」と日付と曜日を読み上げます。同時に、その日の天気の確認もできると良いですね。お当番さんが恥ずかしがって言えない場合は、保育者が一緒に読み上げるなど寄り添った配慮をしましょう。

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今日の活動を知らせる

最後に、保育者からその日の活動予定を伝えます。「今からお部屋でお絵描きをして、そのあとは園庭で遊びます」と活動の流れを伝えることで、子どもたちは見通しをもって安心して過ごせるでしょう。一日の流れを説明する際は、絵カードを使用すると視覚的にも理解しやすいですよ。

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朝の会を行うときのポイントは?

紙芝居をする保育士

朝の会を行う際は、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。ここでは朝の会を行うときのポイントについて紹介します。

事前にトイレに行くように声をかける

朝の会を始める前は、トイレに行くよう子どもたちに声をかけましょう。朝の会の途中でトイレに行きたくなってしまうと、集中することが難しくなってしまいます。「登園→自由遊び→片付け→トイレ→朝の会」といった流れを毎日繰り返すことで、自然と子どもたちにも朝の会の前にトイレに行く習慣が身に付きますよ。

集中できるよう手遊びや絵本を取り入れる

朝の会の前にトイレに行くと、全員が揃うまで少し待ち時間ができてしまいます。待っている間に退屈してしまわないよう、手遊びや絵本、ゲームなどを用意しておくと良いでしょう。朝の会の途中で子どもたちの集中力が切れてしまったときにも、手遊びやゲームをすることで子どもたちの注意を惹きつけることができます。

年齢に合わせて内容を工夫する

朝の会の内容は年齢や発達状況によって工夫しましょう。0歳児は保育者の膝の上に座って参加したり、1、2歳児クラスでは思いっきり体を動かせる体操をしたり、幼児クラスでは当番制を取り入れてみたりすると良いかもしれません。子どもたちが無理なく楽しみながら参加できる朝の会を考えてみましょう。

朝の会でおすすめの遊び

ここでは実際の保育で使える、朝の会でおすすめの遊びを紹介します。

手遊び「はじまるよ」

「はじまるよ」は、「はじまるよ はじまるよ…」のフレーズで子どもたちの関心を集めることができる手遊び。朝の会が始まる前に取り入れることで、子どもたちが集中する環境を作ることができるでしょう。最後は少しアレンジして「手はおひざ」で終われば、そのまま話を聞く姿勢に繋がりますよ

ペープサート「ふうせんのうた」

「ふうせんのうた」は、ふうせんがふわふわ飛んでいろんなものに変身するペープサート。簡単なペープサートなので、朝の会が始まる前や途中で集中力が切れたときなどにさっと取り出して演じられます。途中で「何になるのかなー?」と子どもたちに投げかけることで、コミュニケーションをとりながら楽しむことができますよ。

歌遊び「どこでしょう」

「どこでしょう」は、乳児クラスの出席確認にぴったりの歌遊びです。「○○ちゃん○○ちゃんは どこでしょう」と保育者が呼びかけ、順番に手を挙げていくと、低年齢の子どもたちも退屈せずに楽しめるでしょう。

朝の会の活動で楽しく一日をスタートさせよう

保育園で行う朝の会について紹介してきました。朝の会には、子どもたちの緊張をほぐしたり一日の見通しをもてるようにしたりといった目的があります。楽しい気分で一日をスタートさせられるよう、紹介した内容を参考に、朝の会の活動を考えてみてくださいね。

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