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0歳~2歳児におすすめ!乳児クラスの遊びアイデア13選

笑顔の乳児
乳児クラスでの遊びは、発達の差が大きかったり、まだできることが限られていたりするので、何をしようか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。しかし低年齢児でも、工夫次第でさまざまな遊びを楽しめます。今回は、0歳・1歳・2歳児のクラスで楽しめる遊びのアイデアをご紹介します。

乳児クラスの遊びのねらいは?

カラーボールで遊ぶ子どもと保育士
月齢や発達によって個人差が特に大きく現れる乳児クラス(未満児クラス)。0歳児クラスではまだ寝ている時間が多い子もいれば、ハイハイをしている子や立っている子もいますよね。同じクラス内でもできることや適した活動は異なるため、一人ひとりの発達段階に合わせて活動を決定していく必要があります。そのために、計画やねらいをしっかりと立てておくことが大切です。

<ねらいの例>
  • 特定の保育者と関わり、信頼関係を築く。
  • 保育者とスキンシップを取り、心地よい環境の中で遊ぶ。
  • 好きなおもちゃや遊びを見つけて楽しむ。
  • 身近な物に触れて、さまざまな感触を楽しむ。
  • 信頼できる保育者のもとで、のびのびと身体を動かす。
  • 身体を動かしながら身近にあるさまざまなものに触れ、五感を育む。
まずは、今できることと、これからできるようになってほしいこと、育みたい力を考えて、ねらいを立ててみましょう。今回は、いろいろなカテゴリに分けて遊びのアイデアをご紹介していきます。

乳児クラスでおすすめの感触遊び

紙粘土で遊ぶ子どもの手
乳児クラスでは、いろいろな素材を使った感触遊びがおすすめです。子どもたちの興味や関心を引くだけでなく、触覚はもちろん視覚や嗅覚などの五感を刺激するにもぴったりですよ。

寒天遊び

寒天を使った感触遊びは、定番ながら特におすすめの遊びです。感触が楽しいだけでなく、食紅などで色を付ければカラフルな寒天ができて、視覚でも楽しむことができます。0歳児クラスから気軽に取り入れられるので、ぜひやってみてくださいね。

【おすすめの年齢】
0歳/1歳/2歳

緩衝材(プチプチ)

緩衝材
緩衝材(エアキャップ)を使った遊びは、ぷっくりした状態の気持ちよさとプチっと潰れる感覚の不思議さが楽しめます。百円ショップなどでも手軽に購入できて用意も簡単です。手だけでなく、寝転んだり足で踏んだりしても楽しいのが魅力のひとつ。指先を使って遊ぶのにもぴったりですよ。

【おすすめの年齢】
0歳/1歳/2歳

片栗粉スライム

粘土で遊ぶ子どもの手
少し固さのあるそのままの片栗粉、水を足したドロッとした状態の片栗粉、そしてかき混ぜてスライム状になった片栗粉、と段階を踏んでさまざまな感触を楽しめます。色を付けてカラフルにしたり、スプーンですくってみたりして、不思議な感触を自由に楽しんでみてくださいね。

【おすすめの年齢】
1歳/2歳

その他にも、小麦粉粘土や高野豆腐を使った感触遊びのアイデアをご紹介しています。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。  

乳児クラスでおすすめの運動遊び

ハイハイをする子ども
乳児クラスではなかなか運動遊びのアイデアがない…と悩んでいる保育士さんも多いかもしれません。運動遊びと言っても、必ずしも外で走ったり大きく身体を動かしたりする必要はありません。室内でも楽しめるものがあるので、子どもたちに合わせて取り入れてみてくださいね。

サーキット運動

サーキット運動は、幼児クラスの活動として取り入れる保育士さんが多いですよね。しかし工夫をすれば0歳児クラスから可能。例えば牛乳パックで作った段差を並べてハイハイで上り下りしたり、保育士さんのサポートを受けて歩いたりしながら障害物を乗り越えていきましょう。途中にマットを使った滑り台や、ソフトブロック積みを入れても楽しいですよ。運動会の競技としてもおすすめです。

【おすすめの年齢】
0歳/1歳/2歳

フープで船遊び

フラフープにマットを少し丸めて通すことで、ゆらゆらする船のような乗り物が完成。子どもたちが座り、保育士さんがマットを軽く揺らして遊んだり、しっかり固定してハイハイで中を歩いたりして楽しめます。少し不安定な場所を進むことでバランス感覚を育んでみましょう。子どもたちがマットから落ちないように、保育士さんはそばでしっかりと見守るようにしてくださいね。

【おすすめの年齢】
1歳/2歳

ボール遊び

カラーボールを持つ男の子
定番のボール遊びも、乳児クラスでは室内で楽しむことができます。やわらかいボールを使って転がしたり、投げたり、蹴ったりして遊んでみましょう。ボール遊びひとつだけでも、「掴む」「投げる」などいろいろな動きが含まれているので、室内で身体を動かすにはぴったりです。

【おすすめの年齢】
0歳/1歳/2歳

乳児クラスでおすすめの手作りおもちゃ・楽器

工作の道具
乳児クラスでは、既製品のおもちゃももちろん良いですが、保育士さんの手作りおもちゃや楽器で遊ぶのもおすすめです。身近にある素材を使ってぜひ作ってみてくださいね。

カプセルで作るマラカス

空のカプセルとトイレットペーパーの芯を使ったマラカスです。ビーズを入れて振ればかわいい音が聴こえて、子どもたちも興味津々! 自分で振って音を確かめながら遊べるだけでなく、「シャカシャカきこえる!」「なにか入ってるよ」などさまざまな感想も飛び出します。

【おすすめの年齢】
0歳/1歳/2歳

▼詳しい作り方や材料はこちら!

パズル

1歳児・2歳児クラスでは、簡単なパズルも楽しめますよね。牛乳パックや段ボールを使った手作りパズルなら、子どもたちの興味に合わせた絵で作ることができます。難易度も調整しやすいので、何パターンか作っておくのも良いですね。

【おすすめの年齢】
1歳/2歳

▼詳しい作り方や材料はこちら!

センサリーボトル

手作りおもちゃに広く活用できるペットボトルを使って、ゆらゆらと中身がキレイに舞うセンサリーボトルを作ってみましょう。ペットボトルの中に入れるものはビーズなどを使ってオリジナルでOK。視覚で楽しむことはもちろん、自分で揺らしてみたり、中身の動きを目で追ったりと、赤ちゃんでも楽しめるのが魅力です。

【おすすめの年齢】
0歳/1歳/2歳

▼詳しい作り方や材料はこちら!

洗濯ばさみ遊び

指先を使う遊びとしておすすめしたいのが、洗濯ばさみと段ボールを使って作る手作りおもちゃです。

【作り方】※今回はライオンを作ります
  1. ライオンの顔の型紙を作り、フェルトに当ててパーツを切り抜きます。このとき、たてがみは作らなくてOKです
  2. ①で作ったフェルトのパーツを段ボールに接着します。全部つけたら段ボールをフェルトに沿って切り取り完成です!
  3. 完成したライオンの顔の周りに、洗濯ばさみをつけていきましょう。洗濯ばさみを全部つけると、まるでたてがみのように見えます。

洗濯ばさみは指先をうまく使って開く必要があるため、少し難しくなっています。「どうすれば開けるのか?」「どうすれば挟めるのか?」と考えて工夫しながら遊ぶことができ、知育手作りおもちゃとしてもぴったりです。

【おすすめの年齢】
1歳/2歳

乳児クラスでおすすめのゲーム

風船で遊ぶ子ども
乳児クラスでゲームをするときは、あまり難しいルールは設けずに自由に楽しめるものを用意しましょう。まずはルールをしっかり守ってもらうことよりも、遊びや興味の幅が広がったり、五感を刺激したりするようなものがおすすめです。

風船キャッチ

風船で遊ぶ男の子
浮いている風船をキャッチするだけのシンプルなゲームですが、子どもたちは風船のふわふわした動き、キャッチしたときの感覚、こすれる音などで十分に楽しむことができます。ゆらゆら動いている風船をキャッチするのは意外と難しいので、夢中になって遊ぶことができますよ。上を向いていて衝突しないように注意して見守りましょう。

【おすすめの年齢】
1歳/2歳

ボーリング

ペットボトルをピンにして、新聞紙のボールや柔らかいボールを使ったボーリングも、乳児クラスで楽しめるゲームのひとつです。転がす場所を近くにしたり、保育士さんがサポートしたりしながら一緒に転がしましょう。慣れてくるとやり方が分かって、自分の力で転がせるようになりますよ。

【おすすめの年齢】
1歳/2歳

魚釣り

厚紙で作った魚にクリップをつけて、割りばしで作る竿を使った魚釣りは普段のゲームとしても、夏祭りなどの行事での出し物としてもおすすめです。

【用意するもの】
  • 厚紙
  • クレヨンやペン、折り紙など(魚に色をつけるもの)
  • クリップ
  • 磁石
  • 割りばし
  • タコ糸

【作り方】
<魚の作り方>
  1. 厚紙や折り紙を使い、魚を作りましょう。タコやイカなど、いろいろな種類がいるとおもしろいですよ。
  2. 魚の口の部分をクリップで挟みます。
<竿の作り方>
  1. 割りばしにタコ糸をつけて垂らします。
  2. 垂らした糸の先に磁石をつけます。
あとは海に見立てた画用紙やビニールプールの中に魚を置いたら、魚釣りのスタートです。乳児クラスでは魚のサイズを大きくしたり、タコ糸の長さを短くして扱いやすくしたりしながら工夫しましょう。

【おすすめの年齢】
1歳/2歳

発達に合わせてさまざまな遊びを

乳児クラスでの活動は、できることに違いがあることも多く、迷ってしまう方も多いかもしれません。できるだけ個々の子どもの発達段階や興味に合わせて、身体を動かしたり五感を刺激したりするような活動を取り入れてみてくださいね。


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ほいくis(ほいくいず)編集部

この記事を書いた人

ほいくis(ほいくいず)編集部

保育・幼児教育のプロフェッショナルで構成された編集部のライティングチームが、質の高い保育を日々提供していくために必要な知識・ノウハウを発信。専門知識から保育ネタ、保育士試験関連情報、保育学生さん向けの情報まで、あらゆる分野を網羅していきます。

<公式Instagram>
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