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0~5歳児向け・保育室でできる子どもの発達を促す遊び【室内遊び】

0~5歳児向け・保育室でできる子どもの発達を促す遊び【室内遊び】
子どもは、たくさん遊ぶことで心と身体が成長します。日常の保育で遊びのレパートリーを増やし、子どもの発達を促したいと考えている保育者は多いでしょう。特に室内遊びが続くと、遊びがマンネリすることも。 今回は、保育室でできる子どもの発達を促す遊びを年齢別に紹介します。遊びによって、どんな発達を促すのかポイントも記載しています。ぜひ室内遊びの参考にしてみてください。 

【乳児クラス】室内でできる発達を促す遊び5選 

0歳児、1歳児、2歳児の乳児クラスは、スキンシップや言葉がけを通して保育者との信頼関係を育みましょう。保育者と園生活を安心して送るなかで、遊びから五感を刺激し発達を促します。触れ合い遊びや感覚遊びを中心に、乳児クラスが保育室でできる発達を促す遊びを紹介します。 

①マット運動 

マット運動

対象年齢 
0歳児、1歳児、2歳児 

発達促進ポイント
身体能力、柔軟性、筋力の発達 

マット運動は、子どもの身体能力を伸ばす効果があります。柔軟性を養い、筋力の発達を促します。保育者が寝転ぶ子どもをマットの上でやさしく転がす、マットの下に巧技台を置いて山をつくり、上り下りをするといった、固い床ではやりにくいダイナミックな動きをするのもいいですね。0歳児、1歳児は、マットでトンネルをつくり、はいはいでくぐるのもおすすめです。  

いっぽんばしこちょこちょ 

保育者がいっぽんばしこちょこちょを歌っているところ
対象年齢
0歳児、1歳児、2歳児 

発達促進ポイント
発語、コミュニケーション 

座ったままできる「いっぽんばしこちょこちょ」は、歌とスキンシップを楽しめます。手遊び歌は、発語やコミュニケーション能力の発達を促す効果があります。繰り返し遊ぶことで「くすぐられる」楽しみを予測し、誰かと遊ぶ楽しさを学んでいきますよ。こちょこちょをされて、どの力加減だと楽しめるのか、子どもなりに学び覚えていきます。   参考:【日本】乳児と養育者におけるくすぐり遊びの初期発達 >>詳しくはこちら

ボールプール 

ボールプールで遊ぶ乳児

対象年齢
0歳児、1歳児、2歳児 

発達促進ポイント
視覚刺激、身体動作、手指や腕の動作 

色とりどりのボールプールは、子どもの好奇心をくすぐります。視覚刺激によって、色を見分け形を覚える感覚的な発達を促しますよ。また、ボールをつかむ、投げる、転がす、といった動作は、身体の使い方や力加減が身につきます。手指や腕の使い方を覚えられるでしょう。 

 新聞紙びりびり 

新聞紙で雪遊びをする子どもたち

対象年齢
1歳児、2歳児 

発達促進ポイント
手指の発達、視覚、五感への刺激 

新聞紙を使った遊び方はたくさんありますが、乳児クラスには新聞紙びりびりがおすすめ。新聞紙をちぎる、丸める、拾うといった動きは、手先の発達を促します。ビリビリの新聞紙をシャワーのように降らせる遊びは、目で新聞紙を追い身体に触れる感触を養うため、五感を刺激してくれますよ。 

小麦粉粘土遊び 

粘土遊びをする子どもたち

対象年齢
0歳児、1歳児、2歳児 

発達促進ポイント
感覚刺激 

小麦粉粘土は、粘土の触感や香りといった五感を刺激して感覚の発達を促します。万が一口に入れても大丈夫な小麦粉粘土は、乳児クラスでも安全に遊べますよ。食紅を入れたら色の変化も楽しめます。2歳頃になると、小麦粉粘土をこねたり引っ張ったりと、力加減を学びながら遊びの幅が広がるでしょう。小麦アレルギーがある場合は、別の素材の粘土を使います。 

【幼児クラス】室内でできる発達を促す遊び5選 

幼児クラスの子どもは、自立心が育ち「ちょっと難しいことにもチャレンジしてみたい」と思う年齢。活動の集中時間が長くなり、遊びの幅が広がる時期です。友だちと一緒に遊ぶなかでルールがある遊びを覚えていきます。誰かと一緒に遊ぶ楽しさを味わいながら、発達を促す遊びを保育に取り入れていきましょう。 

 伝言ゲーム 

ジェスチャーゲームでウサギのまねをするイラスト

対象年齢
3歳児、4歳児、5歳児 

発達促進ポイント
模倣力、集中力、協調性 

伝言ゲームは、耳打ちで言葉を伝言する、ジェスチャーでお題を伝える、といった遊び方があります。伝言ゲームは、模倣する力や集中力を養い、協調性を育みます。4歳、5歳は2チームに分けて競争もできますね。仲間と協力する楽しさも味わえますよ。 

○×クイズ 

マルとバツに分かれている子どものイラスト

対象年齢
4歳児、5歳児 

発達促進ポイント
言葉の理解力、集中力、診断力、思考力、行動力 

〇×クイズは、問題を聞いて理解し答えを考えることから、言葉の理解力や集中力、判断力の発達を促します。知っている知識のなかから答えを探し、○か×の答えを行動で示すのは、思考力や行動力が育ちますよ。テープや紐でお部屋を仕切り、○と×の場所をしっかり区切ると子どもが選びやすく遊びがスムーズになります。 

 宝探しゲーム 

おもちゃを探す子どもたちのイラスト

対象年齢
3歳児、4歳児、5歳児 

発達促進ポイント
探求心、集中力、瞬発力、思考力、身体の発達 

宝探しゲームは、探究心や集中力、瞬発力を育む知育効果があります。宝物を覚え探すのは、記憶しながら身体全体をつかう複雑な動きが必要なので、考える力や身体の発達も促しますよ。3歳は個人戦、4歳5歳はチーム戦で楽しめるようになります。宝物を子どもたちと相談して決めると、より遊びが盛り上がります。 

 真似っこゲーム 

みんなと別のポーズをする女の子とその子を指さす男の子のイラスト

対象年齢
4歳児、5歳児 

発達促進ポイント
模倣力、社会性、表現力 

お題を決めて保育者や友だちの真似をすると模倣する力が身につきます。模倣するには、観察力や周りへの興味が増すことから、社会性を育めます。お題をどう表現したらいいか、想像して実際に身体を動かし表現力を高める効果も。4歳以上になると、真似っこゲームからルールを増やし、リーダー探しゲームにして難易度を上げるのも楽しいですね。 

カードめくりゲーム 

カードをめくっている子どもたちのイラスト

対象年齢
3歳児、4歳児、5歳児

発達促進ポイント
全身の運動発達、判断力、社会性 

床に置いてあるカードを素早くめくるには、全身の運動発達を促します。また、カードめくりゲームは判断力やルールを守る社会性を伸ばせる遊びです。チーム戦にすると、友だちを応援する・協力するといった協調性も育めますね。3歳クラスはチーム分けの理解が難しいことも。子ども対保育者で対戦すると、友だちと協力する喜びを味わえますよ。 

 室内遊びの引き出しを増やして五感を刺激!子どもの発達を促そう 

室内でできる子どもの発達を促す遊びを紹介しました。子どもは遊びを通して五感を刺激し、身体や心が発達します。「楽しい」という気持ちは、子どもの意欲を引き出し、考える力や周りの人とのコミュニケーションを生み出します。 

室内でできる遊びは、雨の日やホールが空いていないときにおすすめです。どの部分の発達を促したいか、保育者が意識して関わるとより効果的ですよ。ぜひ日常の遊びに取り入れてみてくださいね。 


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工藤りぃ(くどうりぃ)

この記事を書いた人

工藤りぃ(くどうりぃ)

元幼稚園教諭・保育士のママ。
幼稚園児と小学生の子育てに奮闘しながら、フリーランスwebライターとして活動中。
保育の経験を活かし、教育から子育て情報など幅広く執筆。
我が子の発達に悩み、もっと知識を深めたくて児童発達支援士の資格を取得。
子どもが「楽しい!」を全力で味わっている姿が大好きです!

<Instagram>
https://www.instagram.com/rii_hkd
<活動履歴>
https://lit.link/kudourii

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